夏の朝
朝の光に巻きスカートが開く 上に横に ふんわりとやさしく開くアサガオ 触覚の先端がクルッと回った蝶も揺れる 水を 蜜を ありがとう
そんな言葉が聞こえそう
夏の夜
国道のネオン裏道の街灯 抗いも出来ずに吸い寄せられ 虫達が落とされる 何匹も何匹も 続いて向かう光の道 ビジッ バジッ ジッジッジッジッ
ここは人工光に支えられるジャングルなのさ
夏の嵐 自然さえ人々に癒しと絶望を与えるのに かがくの進歩によりすがり 支配のシャクを振り下ろすのは 誰?
時には自由と希望を 時には略奪と破壊を繰り返す 強大国家は神になる? |