なにも見えない みえないがそこにある だれのものだろう 奇麗だな でもみえない みえないし 自分のものかどうかも分からない でもそこにあるとはわかる でもそれが奇麗だとわかる 自分を切り離してみればみえるかな だれかの瞳の中にそれは映るのかな
時が経つにつれてそこにあるのかも分からなくなってくる そこにあるのかも分からなければ感じない それはなくなるということだ なくなるってそういうことだ 消えるわけじゃない 見えなくなる わからなくなる そして興味がなくなる 次を探す
ただほしいと願う なにがほしいかわからないが願う 願うだけしかできないのでただ、願う 満たされることのない自分を願う 反省をしたい 後悔はしたくない あまり自分をみたくない だから願う 満ちた自分は後悔するだろう
うらやみ、ねたみ、にくしみ よろこび、たのしみ、あいしあう つまらないことと感じつつも おもしろいということを感じつつも 何かを盗み何かを吐き出す そんなことの繰り返し 荒れた土地には何もなく ただ立つ家をまた使う そこが自分の居場所だと 空き巣に入り ただ暮らす
それが見えなきゃそれでいい 君が見えないならそれもいい みえたらきっとほしくなる そこにあると知ったらほしくなる 暖かいものと知ったらほしくなる 認めないから見えてこない でもそれは そこにある
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