|
私たちは
単なるこの瞬間の立会人に過ぎない
ナチのユダヤ絶滅思想などは
歴史でしか知りえない
どこもかしこも
戦争の傷跡が多く
誰も彼も
戦争で失ったものを抱えている
私は
子供を愛そう
母を愛そう
父を愛そう
祖父を愛し祖母を愛そう
魂の中に存在する愛を確かめ
隣人にやさしくしよう
人類という形でひとくくりにされ
人類という形の責任をも取らねばならぬのか
まずはこの地から
私の家庭
隣の人々
この地域の方々
無力を支配者が笑っても
経験はそれが正しいと教えてくれる
自らを愛せないで
誰を幸せにできよう
自らの家庭を正さないで
どこの家庭人を大事にできよう
これらの繰り返しで
人類は絶滅を少しずつ防いできた
人類の先行を支配者が握っていても
普通の人々はこれからもそうするしかない
| 
