思えば
　それがすべての　はじまりだった

　振り向く
　風になぶられた　髪押さえ
　伏せ目がちの視線
　その瞳（め）を視た一瞬
　全身を駆け巡る　雷（いつずち）
　戦慄にも似た衝撃に
　私は　打ち震える

　言葉なく　見つめてしまう　
　真っ直ぐに見返す　その瞳に
　抗うことが　できなくて
　その行為を意識することすら
　失念してしまっていたから

　揶揄（からか）うあなた
　怒るあなた
　拗ねるあなた
　泣き顔のあなた
　笑顔のあなた
　どんなあなたも　すべて真実
　けれども　いつもふくれっ面
　捻くれたことばかり言う私
　あなたの瞳（め）には
　どんな風に　映ってる？

　あの時の衝撃が　今でも私を揺さぶる
　自分でもわからない　この気持ち
　どうしようもなく　惹かれているのに
　ついつい
　憎まれ口ばかり　きいてしまう
　厭いなの？　キライナノ？
　好きなの？　スキナノ？
　どうしようもなく　惹かれてしまうのに
　素直になれない　天の邪鬼
　誰にも気づかれず　流す涙

　出逢った瞬間（とき）から　答は出てた
　それは　すべてのはじまりだから
　振り向いた視線に　雁字搦め
　身も心も　囚われている
　あなたにだけは
　気づかれたくない…
　気づいて欲しい？
　流す涙は
　天の邪鬼の　本音

　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊　＊

　オヒサですー！遅くなりましたが、返詩です。
　一応、もらった詩にテーマを添わすようにしているのですが、どんなもんでしょうねえ？
　また長くなってしまいました(^^;

なんども読み返して、クスって笑ってしまいました。
ＮＡＴＵＫＩちゃんって、「なぁ〜〜んて　可愛い人！」
詩を読みながら、一番先に心に浮かんだのはそのこと。
ＮＡＴＵＫＩちゃんは、全然天邪鬼じゃない人ですよ、きっと。

いいお嫁さんになれそうですよ。　

あなたの　呼ぶ声が聞こえた
遠い彼方から

どこにいるの　
何を思っているの

いくら訊いても
答えなんて　ないのに
私はあなたに訊くしかない

そのとき私は
気を失った夢を見た
多分　それは
もう
ここを去れと

そういう意味だと思う
それでいいのでしょうか

神様　お教え下さい

君の叫びは確かに響く

闇の彼方まで
地の底まで

神様の声は光りの中の沈黙

闇を照らす微かな光り
地の底に届く一条の光り

すべての答えは君の中の声

心を静めて耳を澄まし
心を澄まして目を凝らし

君に聞える確かな声