儚い命の雫がぽたんと落ちた 白い汚れなき心が まるでガラス球のよう
お星さまになった 優しい母さんが云ったよ 天使からのお手紙だよと
ふわふわのわた菓子のような新雪 どっさどっさとした重みは 赤ちゃんを抱っこした時のようなざらめ雪
いつかは消え行く命なのに 綺麗すぎて時々痛い針になる 氷結が冷たくてチクリと棘で刺す
泪が雫にかわる頃温かなお日様 光の帯でみんなを抱き寄せたら ほら雪解けの水のせせらぎが揺り篭のよう
キラキラと瞬いているよ あなたと君とみんなと一緒がいいよね お空の母さんからの贈り物 それは雪の花
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