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(30歳/女/4回目) お久しぶりです。先生の夢診断に後押しされ、無事資格を取得できました。ありがとうございます。 今回とても印象的な夢を見ました。私は市の体育館を利用しようとしています。なぜか体育館の入り口にはふすまがあり、そのふすまは正月に神棚に飾るような、白い切り紙で覆われています(模様は竹など自然のものが多く、きれいでした)。ふすまを開けると、また次のふすまが現れます。同じようなふすまを、次々7〜8枚開けました。 そこはほの暗い部屋で、灯明の明かりが印象的な部屋でした。長机が置かれ、将棋盤が5〜7枚載っています。どれも対局中の状態のままです。たった今まで対局が行われていたような、緊張感や人の気配に満ちています。誰もいないのが不思議なほどです。そして不思議なことに、将棋は9マス×9マスですが、それらの将棋盤は12マス×12マスあります。部屋を見渡すと、たくさんの位牌、若くして亡くなったプロ棋士の遺影などが飾られていることに気づきますが怖くはありません。ただ、この部屋はなんだ?と部屋の雰囲気に圧倒されています。 さらにその奥には、もう少し小さな部屋があり、そこは自然光のような光があるやや明るい部屋で、将棋盤が2枚置かれていますがやはり誰もいません。この部屋の将棋盤のマス目は9マス×9マスで普通の将棋盤です。奥の部屋の雰囲気に少しほっとしたのを覚えています。私はこの2つの部屋の不思議さについて、自分の生徒たちや将棋教室の先生に説明しているところで目が覚めました。 私自身は、将棋は全く強くないのですが、受け持ちの生徒が将棋が好きなので、1年ほど前から将棋を始めました(私にとっては生徒との非常に大切なコミュ二ケーションツールでした)。1年経っても全く上達せず、情けなく感じながらも続けています。もうすぐ生徒たちも卒業するので、(全く向いてないのに)私は将棋を続けるのか?と考えているときにこの夢を見ました。 よろしくお願い致します。 |
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[12]2015年02月09日 (月) 22時19分 | ||
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☆ 夢解釈NO.950 ☆ みみか様「将棋の部屋」 また投稿を頂き嬉しく思います。 ふすまや将棋は、とても古い時代からよく知られているものであり、将棋はご本人の身近にありよく使うものでもあるとのことですので、この夢は普遍的な心の深い無意識の層と、個人的な心の浅い(意識に近い)層の、その両方と大きく関係がありそうですね。 そして「体育館」と「将棋」の2つに共通する連想イメージは、動かす、よく機能する、対峙する、競い合う、などではないかと思われます。 つまりこの夢は、心の中で未知なる何かと向き合い、何かと戦おうとしているときの描写について表現されていると思われますが、それが具体的にはなんなのか、この夢からはその手がかりさえ見つけることは難しいように思います。 また、広く一般的に、このようなある程度ストーリー性のある夢の結末は、無意識が思考を働かせた結果の答えや、解決策などを意味する場合が多くあります。 この夢では、心の状況を説明することが解決策のようですので、もしかすると、 「普段の日常生活において生じた悩みや意見などは、気軽に言ったほうがいいよ」 とこの夢は語っているのかも知れませんね。 また、もう少し心理学的な解釈をさせて頂きますと、夢や昔話など無意識から直接、生じたお話に出てくる「4」や「4の倍数」は、心の全体性を(あるいは全体を調節するような働き)を持っていると考えられており、もし、ふすまという日本の古来からある心の深い層の扉を8枚開けた先に、ほの暗い部屋があったのであれば、その部屋は、日頃の生活で何らかの方向に偏っている心のバランスを整える働きをもった部屋、と考えることもできますし、「12マス×12マスの将棋盤」という心像も、分析心理学でいうセルフの心像かも知れません。 セルフとは心の全体性であり、中心でもあり、何らかの偏りを調節するような働きを持っています。 また面白いことに、人間の無意識から直接的に生じてきたものを研究すると、4,8,12という数字がよく登場することが分かります。 おそらく、時計が12で一区切りとなる理由も、季節を春夏秋冬の4つに分けている理由も、白雪姫を助ける小人が7人(姫を含めて8人)いる理由も、この全体性(セルフ)のイメージと関係していると思われます。 そしてその部屋には、「若くして亡くなったプロ棋士の遺影」があります。 これは、あなた自身が幼い頃には可能性としては持っていたけど、大人になった現在ではもう亡くなってしまったプロ棋士のような何らかの性格の側面を象徴しており、それはおそらく、賢くて戦いに向いている何らかの性格と思われます。 その部屋は、7,8枚のふすまの向こうにあり、ほの暗いですので、未知なる心の深い無意識的な心の側面であり、緊張感はありますが、何かを解決するために必要な何かを匂わせています。 もう一つの小さな部屋は、将棋盤も通常の数となっており明るいので、日常や意識の側面に近く、比較的、浅い意識野に近い心の側面を象徴しています。 そしてこの夢は、「無意識の深い心の領域から、心の浅い意識野に何かを持ち帰ってきた」という描写を持っています。 また、基本的に夢の中のセルフのイメージは、心が様々な要素を統合してバランスをはかり、次の意識の段階へと成長しようとしていることを意味するので、もしもこの夢にもそれと同じことが言えるのだとすると、とても肯定的な夢と言えます。 詳しく解釈するには、やはりご本人の心理学的性格類型や連想を広げる作業、私生活での心境などの情報を必要とします。 |
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[13]2015年02月10日 (火) 15時33分 | ||
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分析していただきありがとうございました。 夢に出てくるものの数についてあまり意識したことがありませんでしたが、今回は同じものが複数出てくる珍しい夢でした。数字にも意味があるのですね。 先生のご意見を伺って、出てくるものや展開の一つ一つについて、考えてみているところです(自分では自分のことはよく見えないものですが…)。 「無意識の深い心の領域から、心の浅い意識野に何かを持ち帰ってきた」という部分を読んで、なんだかストンとした気持ちになりました。言葉で説明できないのですが、なんだか今回は大きな夢を見た気がしたので…ありがとうございました。 |
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[15]2015年02月12日 (木) 00時00分 |