name:道三
Date:2010年08月16日 (月) 20時15分 No.8
はじめまして
道三さま、はじめまして。
御作を拝読いたしました。
なるほど、天狗は天の狗という字を書くのだったなと、今ごろ気がつきました。日本昔話のようでいて、オアフ島が出てきたり、スカイプ代わりに天狗の神通力が使われたり。話の展開も面白かったです。
文章も、土台(文章力)と設計(構成力)がしっかりしているので、最後まで飽きずに安心感をもって読めました。
親子の情がわからぬという天狗ですが、すでに親子の情に通じる「己を捨てて他を愛する」心がふたりの間に芽生えているような気がします。
女の子のあげたスナック菓子は、「うまい棒」だったんじゃないかなと、天狗の鼻を連想しながら読みました。
こちらこそはじめまして
butapennさん、はじめまして。ご感想いただきありがとうございます。
恥ずかしながら、
「ぐるぐるってループするというかエンドレスっぽいやつ書いてみたい」
→「一人称のほうが小細工できるよな」
→「……じゃあ、主人公は天狗だな」
これだけ決めて書き始めた作品です(←大雑把過ぎ
自分でもまさか人間が登場するとは思いませんでした(←あまりに行き当たりばったり
※ちなみに、なぜ「じゃあ天狗」だったのかは今となってはわかりません。
そういうわけで構成も形にするので精一杯ですし、文章も書き急ぎが散見していると思います。しかしながらご感想を読ませていただいた限り、butapennさんは作者が伝えたかったことを丁寧に余さず読み取ってくださったように思います。感謝感激です。ありがとうございました。
彗星、流れ星、オーロラ
初めまして。SSFC (参加はしていないけど)で遠野物語が気に入った記憶がある名前でしたので期待して読んだら、やっぱり昔話風の人情もので、同じく楽しませてもらいました。個人的には7日限りの延長なのにいつまでも縛られているというミステリー的な循環手法が自然に納得出来る形で使われていて、ちょっとマネが出来ないと感心してしまいました。
『人の情は分からないけど、それを分かってみたい』というモチーフはウンディーネにもあったけど、西洋的な情と日本的な情の違いのお陰で、こっちの話はホッとします。
面白かった
はじめまして、茶林と申します。
天狗のとぼけたキャラクターに引きずられて、読んでしまいました。一つ一つの物言いや小ネタが凝っていて、楽しかった。特に、天狗に関する蘊蓄を上手く組み合わせたのが、効いていると思います。
面白かった!
水滸伝は岩波版が好き
天然記念狼様、はじめまして。ご感想いただきありがとうございます。
>SSFC (参加はしていないけど)で遠野物語が気に入った記憶がある
前々回のFC14に出した作品ですね(汗 あちらの作品も読んでくださった方に出遭うと考えてなかったので、照れくさいようなうれしはずかしみたいな、妙なくすぐったさがあります。とにもかくにもありがとうございます。
あちらでいいイメージを持っていただいたようですが、今作でそれがぶち壊しにならなずホッとしております。
>『人の情は分からないけど、それを分かってみたい』というモチーフはウンディーネにもあったけど、西洋的な情と日本的な情の近いのお陰で、こっちの話はホッとします。『人の情は分からないけど、それを分かってみたい』というモチーフはウンディーネにもあったけど、
おお、懐かしいです。岩波の復刻版の『水妖記』を読んだことがあるのですが、訳文が古いこともあって何とも言えない様式美と切なさがありました。逆に私の腕ではあんなスゴイのは書けません^^; ありがとうございました。
天狗だからなんでもアリ
茶林小一様、はじめまして。ご感想いただきありがとうございます。
>一つ一つの物言いや小ネタが凝っていて、楽しかった。
いやいや、茶林さんの作品の凝りようには敵いません。犬祭は初参加ですが(dogさんに「出ろ」と脅されたのです。犬歯が尖ってって怖かったので参加しました)、茶林さんの作品はじめみなさんバラエティに富んでて、愉しませてもらってます。
自作も好き勝手書かせてはもらいました。だって天狗だから。
いまはちょっと仕事とプライベートがバタバタしていて感想返ししかできませんが、そのうち皆さんの作品にも感想つけさせてもらおうと思ってます。失礼なことを書くかもしれませんが、物知らずのすることゆえ笑って許してくださると助かります。
水滸伝!
感想で『違い』を『近い』とミスタイプして気付かず、、、。
水滸伝は古本屋で岩波の旧かな使い版を手に入れて、今では自主規制になってしまうようなビビッドな表現がとても気に入っています。中国物はなべて昔の人の訳の方が人情が出てますよね。
って、こんな所で雑談しているに暇なんかないんだった、、、。
ウラヤマシス……
天然記念狼様
>水滸伝は古本屋で岩波の旧かな使い版を手に入れて、今では自主規制になってしまうようなビビッドな表現がとても気に入っています。中国物はなべて昔の人の訳の方が人情が出てますよね。
古い版の水滸伝をお持ちとは!! 羨ましいですよ、すごく。いまでは探しても手に入りませんし、かといって現行の版はずいぶんおとなしい表現になってますしね。
初期の岩波版は賛否両論ですが、おそらく水滸伝本来の魅力が詰まっているのだろうと思ってます。農民の反乱を煽るとして禁止されたりしながらも、地下で脈々と語り継がれてきた庶民のための娯楽小説ですから、訳も少々はみだし気味のほうが血沸き肉踊る水滸伝らしいと言うものです。
ああ、羨ましい……。…
私も羨ましい!
先日北方水滸伝を読み通したので原典を再読したくなったけど、新版しかない。羨ましい。子どもも見に来る講談で潘金蓮のエロスは表現できませんよね。
ところで道三さんはウェブサイトとかお持ちなのでしょうか。でしたらぜひ伺ってみたいのですけど。
へたれですので……
ウェブサイトは持っておりません。あれは人間的に出来た方がやるものです(キッパリと
サイト運営にはある程度の責任感とか根気とかが必要だと思うのですが、それら全てを私は持ち合わせておりません^^; 中学の卒業文集で『将来の夢は世界征服』と書いた私ですが、いまだ果たせていないのもその辺りに原因があるのだろうと愚考しておる次第です。
まじめな話、小説出すのはSSFCがメインですが、自分にあった企画があれば拘りません。また別の場所でお目にかかるかもしれませんね。ただし私の腕では『最低でも原稿用紙十枚程度はないと小説の形にできない』という制約があるので、そうじゃないところは無理ですが。
name:招夏
Date:2010年08月24日 (火) 19時15分 No.109
拝読させていただきました
初めまして〜
うわー面白かった。あっという間に読み終わってしまいました。
もろ、好みです。アヌビスが天狗だったと言うのには、うけました(笑)
親子の情が分からないと感じることが不思議なくらい、優しい天狗ですよね。また今時なところがいい(笑)。是非、団扇でオアフ島へ飛ばしてもらいたいと思います。
感謝感謝
招夏様、はじめまして。ご感想いただきありがとうございます。
>もろ、好みです。アヌビスが天狗だったと言うのには、うけました(笑)
過分なお言葉を頂戴し、恐縮しまくりで汗顔の至りまくりです。少しでも楽しんでいただけたなら作者としてこれ以上望むものはありません。総スカン食らうような作品出したらdogさんに怒られるところでしたし(犬歯が尖っててコワイですよ)。
アヌビスについては……ありゃあ天狗でしょう、間違いなく(キッパリと
>親子の情が分からないと感じることが不思議なくらい、優しい天狗ですよね。
自分に芽生えた正体不明の感情に戸惑ってて、ちょっと素直じゃないとこがありますがイイ奴だと思います。作者としてもこの天狗は好きですし、読者様にも気に入ってもらえたのならうれしい限りです。
ありがとうございました。
name:瀬川潮
Date:2010年08月25日 (水) 13時31分 No.133
儂たちの七日間戦争
面白かったです!
からすの営巣がどのくらいの期間かは知りませんが、そう遠くない先にまた思うところができるのだろうなぁと思うと、優しい気分にさせてくれます。
ありがとうございました。
それはそれとして、私もオワフ島行きたいです。行きだけでなく帰りもよろしくです。
name:ナノハ
Date:2010年08月25日 (水) 18時22分 No.137
ハワイとか、飛ばしてくれないかな
道三 さま
ナノハです。「いまだに面妖〜天狗の予言〜」拝読しました。
なんて優しくて温かい天狗なのでしょう…!
そして想像力豊かで、好奇心旺盛。可愛い天狗ですね。
ハナちゃんと出逢って、その思いに戸惑いながらも
まだ知りたいと思うその心がとてもステキでした。
神通力を使って、ハナちゃんをお父さんに会わせてあげるなんて、最高です。そしてあちらのアヌビスも粋ですねぇ。ちゃんと協力してくれるんだ(笑)
とてもとても心が温まる作品でした。
私の方こそ、全面降伏です!
name:ナノハ
Date:2010年08月25日 (水) 18時30分 No.138
↑オアフって言ってるのに!
上記のタイトル、おバカですみません。天狗さんオアフって言ってましたよね(汗)
何故か脳内で勝手にオアフが「モアイ」に変更されていました。大勘違いでした。
宮沢りえはいい女優になりましたねぇ
瀬川潮様、FC14以来のご無沙汰でございます(……でいいんですよね? ^^;)。ご感想いただきありがとうございました。
とりあえず「読んで損した」と思われずに済んだのなら一安心でございます。
>それはそれとして、私もオワフ島行きたいです。行きだけでなく帰りもよろしくです。
たぶんこの天狗ならオアフ島にある皿洗いのバイト先ぐらいは紹介してくれると思いますので、帰りは自己努力でお願いします。額に汗して稼いだお金でのる飛行機はきっと格別です。無料サービスで飲めるアルコールはドンペリの味が、機内食は満漢全席の味がするはずです^^
ありがとうございました。
イースター島
ナノハ様、ご感想いただきありがとうございました。
>とてもとても心が温まる作品でした。
そこまで言っていただけると、ひたすら恐縮です。穴がなければ掘ってでも入りたいぐらいです。
>何故か脳内で勝手にオアフが「モアイ」に変更されていました。大勘違いでした。
ごめん、素で笑ってしまいました。モアイ像たちの中まで飛ばされるというのはとてもシュールです^^;
ありがとうございました。
name:りい
Date:2010年08月27日 (金) 00時39分 No.172
初めまして。
お初にお目に掛かります、りいと申します。
初めまして。
鴉に対する態度といい、ハナちゃんへの接し方といい、ぶつくさ言いながらも優しい天狗ですね〜。
すでに親子の情を知ってるのに、気付かないところもカワイイ。
読み終えて、ほわんと温かいものが心に残りました。
皆様が仰られているように団扇で飛ばされたいです。
出来れば、今は暑いのでオーストラリアあたりにお願いします。
天狗になる!!
りい様、ご感想いただきありがとうございました。
>鴉に対する態度といい、ハナちゃんへの接し方といい、ぶつくさ言いながらも優しい天狗ですね〜。
>すでに親子の情を知ってるのに、気付かないところもカワイイ。
天狗を気に入っていただけて嬉しいです。作者も気に入っているキャラなのでなおさらです。
しかし、ナノハ様もおっしゃってましたが、この天狗ってカワイイのでしょうか? そうか〜、天狗ってカワイイのか……決めました。私も明日から天狗になります(意気揚々と
ビバ! 天狗ライフ!! これからの私の生きるべき道が見つかったように思います。ありがとうございました。
良いものほどタブー縛りで手に入らない
> ウェブサイトは持っておりません。あれは人間的に出来た方がやるものですら
おおお、勿体ない。地下組織構成員の僕ですら『物置』という形で持っていますよ。あのう、面倒なら、作品でなく、作品のリンク先アドレスをられるしたリストだけでも載せた奴を『index.html』として一個だけ置いて放置しても良いと思うのに、、、。そうそう、今回参加している瀬川さん(とか、僕の悪友とか)が以前に参加していた『デジタル社会塵』というサイトが、データが飛んでしまってバックアップもないそうで、それこそ道三氏のように投稿のみで凄い作品を出し続けた千堂さんという人の作品が(バックアップもないので)この世から消えてしまったらしいとの事です。紙媒体でないとこういう事が起こるんですよねえ。まあ、紙媒体だって岩波の旧版みたいに手に入らなくなれば同じ事だけど。
旧版と云えば聊斎志異でも柴田天馬という人の訳が一番凄いと思うのだけで、これも消えてしまった模様です。ほら、昔の文庫って活版じゃない。なので再入力が大変なのだそうです。訳者が死んで50年たたないと(へたすると70年)、篤志家がネット上に公開する事も出来ないしねえ
> 中学の卒業文集で『将来の夢は世界征服』と書いた私ですが
うん、我々の地下組織では、今もその活動を行っておりまして、これを達成出来るのは僕は404歳に頃だろうという見通しまでついていますよ!
ご助言感謝
天然記念狼様、ご再訪いただきありがとうございました。
>そうそう、今回参加している瀬川さん(とか、僕の悪友とか)が以前に参加していた『デジタル社会塵』というサイトが、データが飛んでしまってバックアップ もないそうで、それこそ道三氏のように投稿のみで凄い作品を出し続けた千堂さんという人の作品が(バックアップもないので)この世から消えてしまったらし いとの事です。
私のはたいしたものではないですが、『作品がこのから消えた』と聞くとやはり薄ら寒く感じるものがあります。天然記念狼様にそこまで言わしめるのだから、千堂氏の作品は魅力的だったのでしょうね。それが完全に消失したという事実は、千堂氏を存じあげない私ですら惜しいことだと思いますし。
う〜ん、こういうことはあまり考えてなかったのですが、いまの仕事が一段落して時間がとれたら、一度じっくり考えてみます。確かに、私がいままで晒した作品はSSFCとここ以外は全て消えてしまいました。生みの親が私のように不肖であっても産まれてきた作品に罪はないし、誰かに読んでもらうことが作品の存在意義ですしね。
> > 中学の卒業文集で『将来の夢は世界征服』と書いた私ですが
>うん、我々の地下組織では、今もその活動を行っておりまして、これを達成出来るのは僕は404歳に頃だろうという見通しまでついていますよ!
まずいですね。私の計画はあと五百年で達成できるとこまでみえており、現在不老不死の秘薬を探しているところなのですが、先を越されてしまいそうです。ちょっと前倒しを検討せねばなりませんね。
>旧版と云えば聊斎志異でも柴田天馬という人の訳が一番凄いと思うのだけで、これも消えてしまった模様です。
聊斎志異は読んでますが、柴田天馬版は未読です。そうか〜、やはり柴田天馬版が一番いいですか。司馬遼が柴田ファンだったというのを知っていたので気になってたんですが……。昔から紙媒体だと「いつでも読める」という根拠のない安心感を持ってしまい、気づいたらもう読めないという事態に陥ることが何度もありました。改めないといけないです。
ご助言感謝します。ありがとうございました。
天狗さんってばなんでそんなにオアフ島に拘るの?
そういえば、拘るという字と狗という字は寝てますねえ。
というわけで道三さん、読ませていただきました。
いやあ、もう今年はこんなに暑いのに、天狗さんってば、あの装束で縛られてるんでしょうか。可哀そうに。蟄居じゃなくて拷問ですよね。
天狗が熱中症に罹るかどうかは判りませんけど。
ハナちゃん、寂しいとか言ってるわりには、鼻は掴むし、傍から見てると何かのプレイのようで、行く末が思いやられます。
せめて持ってくるお菓子、ガリ○リ君とかにしようよ!
ただでパパと通信させてもらってるんだからさあ。ぷんぷん。
まあ、それで天狗さんがいいなら、いっこうに構わないんですが、ハナのパパが帰ってくれば、このループもお終いになるんでしょうけどね。そうしたら、きっとほっとすると同時に寂しくなっちゃうんでしょうね〜。天狗さん、なんか可愛いです!
いいトコよ、オアフ島は
まあぷるさん、ご感想ありがとうございました。
>天狗さんってばなんでそんなにオアフ島に拘るの?
この天狗は在来種(?)ですから、きっと日本的なものが好きなのでしょう。電気店で大相撲の曙太郎(オアフ島出身)みて覚えたかも知れません。逆に常日頃から世界情勢にアンテナ張ってて、オバマ大統領の出身地だから興味を持った可能性もあります。
ですが、それよりなによりオアフ島つったらハワイ諸島の中心じゃないですか!
ああ、思い出します。ワイキキの白い砂浜、溢れ返るネオンを眺めるだけで心が高揚する夜のクヒロ通り。ホノルルのダウンタウンは近代的なビジネス街ですが、ビルの狭間をすり抜け東側に足を運べば、キング・カメハメハ王の銅像や歴史を色濃く残した建築物が点在しています。そこで軽く目を閉じ立ち尽くしてみてください。きっと在りし日の王朝の賑わいを心で感じることが出来ますよ――行ったことないけどね、ハワイなんか。全部wiki調べだけどね。
>ハナちゃん、寂しいとか言ってるわりには、鼻は掴むし、傍から見てると何かのプレイのようで、行く末が思いやられます。
十人に一人ぐらいはココに食いつくだろうな〜と思いつつ書きましたが、やはり1/10はまあぷるさんでしたね^^;
>まあ、それで天狗さんがいいなら、いっこうに構わないんですが、ハナのパパが帰ってくれば、このループもお終いになるんでしょうけどね。そうしたら、きっとほっとすると同時に寂しくなっちゃうんでしょうね〜。天狗さん、なんか可愛いです!
そうですね。この小説の中に限れば、ハナにとって嬉しい形でしかループは崩れませんし、この天狗なら湿っぽくすることなく上手に終わらせてくれるでしょう。そういうキャラと雰囲気に仕上がったと思うし、その点は作者も気に入ってます。
しかし……天狗、やっぱり可愛いんですか? こうなったら是が非でも鼻を伸ばし、作者も天狗化してその人気にあやかるしかありません。洗濯バサミで引っ張ってみようかな……。
ありがとうございました。
name:楠沢
Date:2010年08月30日 (月) 17時07分 No.227
暖かくて
拝読させていただきました。
なんだか暖かくて懐かしい匂いのする作品はいつ出会ってもよいものです。
いつかハナちゃんにも友達が出来て来る回数が減って、年頃になれば天狗のところにも来なくなってしまって、それでも天狗には親子の情を理解することが出来ないんだろうなあと思うとしみじみしてしまいます(無意識に情をかけることはあっても、頭の中で理解できないというか)。
で、最後はどこへ飛ばしてもらいたいかでしたっけ?
モルディブ!と答えたいところですが、おこられそうなので近場のハワイ島でお願いします。
モルディブOK!
楠沢様、ご感想ありがとうございました。
>いつかハナちゃんにも友達が出来て来る回数が減って、年頃になれば天狗のところにも来なくなってしまって、それでも天狗には親子の情を理解することが出来 ないんだろうなあと思うとしみじみしてしまいます(無意識に情をかけることはあっても、頭の中で理解できないというか)。
ループにしちゃったので、「読者さんが読後にあれこれ想像する余地が少ない」小説になっちまったと思いましたが、楠沢様は豊かな想像力でハナや天狗のことを深く考えてくださったのですね。拙作もさぞ幸せだろうと思います。
きっと天狗も感激し、モルデイブだろうとナポリだろうと鳥取砂丘だろうと、どこへでも飛ばすと思いますよ……片道ですが(汗 帰りのチケット代は皿洗いで稼いでいただかなければなりませんが(汗
とにもかくにも大感謝です。ありがとうございました。
name:迅本
Date:2010年09月02日 (木) 23時33分 No.285
面白い…!
道三さま、こんばんは。
「いまだに面妖 〜天狗の予言〜」拝読致しました。
すみません、道三さまの作品は先に怪談を読ませて頂き、次に「シルヴィア」、そして最後に本作品となったのですが、
本当にどれもとても面白くて、すっごく楽しめました。
楠沢さまのご感想とだいぶかぶってしまいますが、私も、ハナちゃんと天狗の間にいつしか絆ができるものの、ハナちゃんが難しい年頃になってくるとだんだん天狗の所にも来なくなり…と未来を想像してしまいました。
…で、天狗的にはそれがちょっと寂しくなって、思春期の娘を持つ親の情の一端を理解したりするのかなとか(笑) ←ふたりの間に出来る絆はあくまで友情だとは思いますが。
ウェブサイトをお持ちでないとの事ですが、とても残念です。
道三さんの作品をもっと読みたいなと我侭な事を思いました。
楽しいお話を、ありがとうございました。
鮭の如く
迅本様、ご感想ありがとうございます。
>すみません、道三さまの作品は先に怪談を読ませて頂き、次に「シルヴィア」、そして最後に本作品となったのですが、
完全にUPした順の逆から読んでいただいたんですね(汗 まるで鮭が生まれた場所を目指して川を遡るみたいなものでしょうか? 全然違いますね、スイマセン。
実を言うと、『いまだに面妖』を読んでいただいた後、次にどういう作品をUPしたらギャップがあるかを考えて書いたのが『シルビア』で、『シルヴィア』の後に読んでもらうならあまり肩のこらないものをと考えたのが『天国への階段』でしたが……下手な考え何とやらですね(エヘヘ
迅本様のご感想もそうなのですが、どなたも作者より遥かに想像豊かで、かつ優しい視点で作品を捉えていただき、作者はまさしく汗顔の至りです。
>ウェブサイトをお持ちでないとの事ですが、とても残念です。
少ないですが過去作が残っているサイトもありますし、今後とも都合が合えばこういうイベントに参加すると思います。いつかまた迅本様に作品を読んでいただくことがあるかもしれませんが、そこでがっかりさせない自信はありません^^; その際は、ぜひ大人の対応で笑って許してあげてください、私を。
ありがとうございました。
悪い妄想
こんばんわ、卯月音由杞といいます。
作品を拝読しました。
ハナが現れるなり天狗の鼻を掴んだ場面、どれだけエロスな展開が来てしまうのかとあらぬ方向に想像が飛びました。もう駄目です。
邪な期待とは違って、ハナと父の関係に寂しさを感じさせながらも心温まる終わりかたで楽しく読めました。文章も、語りのテンポ、緩急にセンスを感じてちょっと唸りました。古風な一人称の割に重々しくならない書き方、真似したいです。
ひょっとしたらこの天狗、面妖だ面妖だと言いながら親を思う子の心を、もう理解してるんじゃないかなあとも思いました。たかが七日だ、と理由を付けてハナの気持ちを気遣って神通力を使ってしまうあたり。もう分かっていることが分からない、というのもまた「面妖」なのかなと。
トラップ捕獲実績:現在2/20
卯月音由杞様、ご感想ありがとうございます。
>ハナが現れるなり天狗の鼻を掴んだ場面、どれだけエロスな展開が来てしまうのかとあらぬ方向に想像が飛びました。もう駄目です。
TRAPです。これはトラップなのです。十人に一人ぐらいの割合で、エロい人がここで喰いつくとみてました、。一人目はまあぷるさんです。卯月音由杞様は栄えある二人目です。
>文章も、語りのテンポ、緩急にセンスを感じてちょっと唸りました。
うわあ、そう言っていただけると嬉しいです。上手くできているかどうかはわかりませんが、テンポと緩急は常に意識してます。私の場合、うっかりすると詰め込みすぎるきらいがあるので、なおのことなんです。どんなにいい文章が書けても、読むのに苦痛を強いるようでは自己満足にしかならないですしね。
> ひょっとしたらこの天狗、面妖だ面妖だと言いながら親を思う子の心を、もう理解してるんじゃないかなあとも思いました。
どうですかね〜。わかっててわからないふりをしてるのか、あるいは認めたくないのか。それとも本当にわからないのか――天狗様の考えていることですから、凡庸な作者では窺い知ることもできません。読者の皆様にあれやこれやと想像していただけるのなら、それが作者の喜びです。
ありがとうございました。
娘にオモチャにされるパパ
ちょっと古風なおじさん臭い語り口なのに、ヤンチャな天狗。 カワイイです。 ハナに鼻をにぎられオモチャにされて、それでも神通力で、尽くしている。 これは完全に、娘にメロメロなパパじゃないですか。 ハナちゃんを見守る仮パパの役目、自発的に7日単位で更新中〜♪
いつかこの仮パパは終わるのでしょうけれど、見守る娘を手放す父親の気持ちまで味わえそうです。
薀蓄も楽しませていただきました。 でも、何より主人公の天狗のキャラがこの作品の最大の魅力だと思いました。
サンタ? いるに決まってんじゃん
梅(b^▽^)b様、ご感想ありがとうございました。
> ちょっと古風なおじさん臭い語り口なのに、ヤンチャな天狗。 カワイイです。
う〜ん、やはり天狗カワイイのですか……作者嫉妬です、ジェラシーです。天狗の分際で生意気です。
やはり天狗になるしかないようです。ダイソンの掃除機で吸えば鼻も伸びそうな気がします。今年はダイソンの掃除機がもらえるよう、サンタさんにお願いせねばなりません。うん、でっかい靴下買わなきゃな。
ありがとうございました。
拝読しました。
心がほっこりとする秀作です。
古来より伝わる異世界の存在との邂逅は、お互いの好奇心によって惹かれ合うものだったのかも知れません。
バリに行きたい
恐喝でなく勧誘と言ってください。勧誘と。
鞍馬山は家族旅行で行った覚えがあります。あそこはいかにもそういうのが山中にいそうで、実にいいロケーションです。カラスは鴉天狗ではなく普通のですかね。
よく読むと「予言」というお題とはちょっと違うかなぁ、と思いつつ、そんなことより、天狗のキャラの面白さに魅了されました。これからは、山中での幼女との触れ合い…じゃなかった、『人外の存在のぼやき』文学の時代が来ると思います。
あと、アヌビスの字を見て、あっと思ったのは私だけだろうと思います。
天狗の神通力を使って何ができるかいろいろ想像してしまい、案外、この天狗が無欲で常識的なんだな、と思ってしまった私はもう汚れてしまったのかもしれません。
あと、自分の子供が欲しくなるような作品でした。
to30-06様 ほっこりひょうたん島
30-06様、ご感想ありがとうございます。
>心がほっこりとする秀作です。
ほっこりすると仰っていただき、嬉しく思います。ですが、
>古来より伝わる異世界の存在との邂逅は、お互いの好奇心によって惹かれ合うものだったのかも知れません。
この文を読ませていただいた限り、30-06様のほうが私などよりよほど情緒あるお話を書けそうに思います。機会があればそういうお話をぜひ読ませてください。
ありがとうございました。
to sleepdog様 アヌビスん所でdogさんは「あっ!」と言う――
sleepdog様、ご感想ありがとうございます。
>恐喝でなく勧誘と言ってください。勧誘と。
? え? あ……あ、気が利かずにスイマセン(汗 そういう路線で振舞うんですね? そうそう、勧誘でした、あれは絶対勧誘(大汗
という冗談はさておき、犬祭にお誘いいただきありがとうございました。かなりバリエーションに富んだ作品群が並んでおり、読み手としても刺激が多い企画ですね。運営のほうは大変でしょうが、おかげさまで大いに愉しんでおります。
>よく読むと「予言」というお題とはちょっと違うかなぁ、と思いつつ、
確かにそうかもしれません。実際、予言云々のやり取りは後付した部分ですし不備はあるかもしれませんが、この天狗らしさがよく出ているように思えて、作者としては気に入っています。ひとつ、ご容赦くださいませ。
>あと、自分の子供が欲しくなるような作品でした。
そういう感想をいただけると思ってなかったですが……けっこう嬉しいです(照っ
ありがとうございました。
name:山仙
Date:2010年09月14日 (火) 02時03分 No.469
天狗は速い
初めまして(ふふふ)。悪友が感想書いているんで、僕は混ぜ返すだけで。
>おかげさまで大いに愉しんでおります。
同感です。いや、ここまで作品がバラけるとは思わなかった。あと、道三さんに知り合えたってのも僕(と悪友)にとっては大きな成果でした。
>自分の子供が欲しくなるような作品でした。
って、それをdogさんが云うと、さかりがついたような気になるのは何故だろう、、、あ、レギンスのせいか。
そうそう、流れ星って秒速40キロぐらいが多いのだそうです。地球の脱出速度が秒速11キロだから、咆哮犬(天狗じゃないな)どころの速さではなく、もしも秒速40キロは天狗だとすると、東京大阪は13秒、東京ロンドンが200秒って訳ですね。
一番好きなのは「天寿星」混江龍李俊でして
そりゃあ速いに決まってますよ、天狗ですもの。
>あと、道三さんに知り合えたってのも僕(と悪友)にとっては大きな成果でした。
こちらこそ、山仙さんはじめいろんな物書きさんやその作品と出会えてよい刺激をいただきました。書き続けていれば今回のように有志と出会う機会もある、ということでしょう。拙くとも継続、遅かろうともちょっとずつ前へ、程度の温い意気込みでこれからもやっていこうかと思います。
まあ、百物語を用いた計画的なグダグダ感が『天機星』ならではの知略ならば、チワワの階段踏みつけて登れなんてひどい話書くのは『天殺星』故かも知れず……「だったら出逢うわな」ってことかもしれませんけど^^;
>もしも秒速40キロは天狗だとすると、東京大阪は13秒、東京ロンドンが200秒って訳ですね。
……数字化するとめちゃくちゃ速いっすね、天狗(汗 日本政府もトップセールスで新幹線売り込んだりしないで、天狗を輸出すればいいのに。
ご再訪(?)いただき感謝です。ありがとうございました。