フームの本棚

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[73] 闇と光 ちろる - 2004年03月28日 (日) 16時59分 カビ「ねぇ、リック。次は中ボスがいるよ！」 リック「おう！」 なんだか、外から声がします。ぼくはただいま袋の中に入れられています。まぁ、こうなったのは無理もありませんが。あぁ、申し遅れました。ぼくはグーイ。ダークマター族の仲間です。ぼくは裏切り者とされ、袋の中に詰め込まれました。このぐらいの袋だったら、簡単に外に出られるのですが、外に見張り役がいるので、出られないんです。・・・なんだか外が騒がしいです。あ、静かになりました。 カビ「やったぁｖ倒したよぅｖ」 突如、ぼくが入った袋が地面にどさっと落ちました。しりもちついちゃいました。と、誰かがぼくのことをみています。 カビ「大丈夫？」 グーイ「はい。大丈夫です。それより、君達は？」 カビ「ぼくはカービィ。んで、こっちはリック！」 リック「大変だったな。狭いところにいれられて。」 どうやら、この人(？)たちは見張りをやっつけてくれたようです。 グーイ「ぼくはグーイ。助けてくれてありがとうございます」 カビ「ううん。当然のことだよｗそれより、何でこんな袋に入れ　　　られてたの？」 グーイ「はい。ぼくは、仲間が悪いことをすると言ったので、そ　　　　れを邪魔したんです。そうしたら、この袋の中に押し込　　　　まれて・・・」 カビ「悪い奴って・・・ダークマター？」 グーイ「はい。ぼくはダークマターですが、なぜか“悪い心”が　　　　無いんです」 このカービィとリックからも、悪い心は感じられません。きっとダークマターを倒しに行くんでしょう。 カビ「ダークマターを倒すには、“闇”の反対…“光”で対抗す　　　るしかありません。この星には、聖なる剣・虹の剣がある　　　のですが…ダークマター達がばらばらにして、あちこちの 　　　島においてしまいました」 リック「え〜！？それじゃあ戦えないじゃないか！！」 グーイ「そのカケラ…虹のしずくというんですが、それをスベテ　　　　集めると、復活します。・・・それでは、頑張ってくだ　　　　さい」 ぼくは２人にそれだけ言うと、壁に突進して、大きな穴を開けました。…もちろん、闇の力で。しかし、ここは光の力が多すぎて、あまり力は使いたくありません。いくらぼくが闇の心が無いといっても、体は闇でできているのですから。 カビ「うっわ〜！すごいすごい！！」 リック「・・・・(こいつ・・・)」 グーイ「さぁ、進んでください。」 カビ「ありがとぅ！！」 ぼくは、２人が進んでいくのを静かに見守っていました――…

[79] 闇と光　２ ちろる - 2004年03月29日 (月) 13時52分 ぼくはじっと待っていました。と、ふいに一筋のきれいな光が、黒いものを追いかけていきます。 あれは・・・虹の剣・・・。カービィ達が『虹のしずく』を集めたのでしょう。きっと、あれはカービィです。 そして、ダークマターを追いかけているのでしょう。 チュドオォオン 黒い物体が・・・爆発しました・・・。闇がなくなったということは・・・そう思っていると、 急に体が薄くなり始めたのです。いやだ・・・！消えたくない・・・！！いやだ・・・・！！！！ カビ「グーイ！グーイ!!」 ・・・誰かが・・ぼくの名前を呼んでるみたいです・・・。目を開けると、カービィとリックのがいます。ほかにも、４,５人。 リック「よかった・・・死んだのかと思ったぞ！？」 ぼくも正直驚きました。何故消えなかったのだろう、と思います。そして、大丈夫ですとしゃべった時です。 グーイ「ぐ〜い、ぐい〜！！」 全「グーイ！？」 なんと、言葉がしゃべれなくなってしまいました。何回言ってもぐ〜い、と出るばかりです。 あと、体がカービィより小さくなったこと、体の色が藍色っぽい色になったことが分かりました。 この世にいられる代わりに、自分の体が光になったということか、と、ぼくは直感的に思いました。 チュチュ「かわいいｖヨロシクね♪」 ナゴ「丸くてじゃれたくなるなご・・・」 どうやら、ぼくはカービィ達の仲間になったみたいです・・・。