昨日の三条新聞で知った。
記事を読み 自分の青春の1ページが蘇った。 あの時は どうしてもボクサーになりたくて 誰にも相談できず飛び出すように家を出た。
家を出る際 反対する母に『世界チャンピオンになるまでは家の敷居は跨がない。』と啖呵を切って飛び出した。
右も左も分からないながらにも 何とか金子ジムを探し当て会長に入門をお願いした。
同郷から夢を抱いて出てきた何処の馬の骨とも知らぬ自分を やさしく迎い入れ その日のうちに住み込みで働らける職場を見つけてくれた。
入門当時は 会長に目をかけてもらい 他人よりも早くリングに上げてもらったことを覚えている。
しかし 夢見た世界チャンプも見事に挫折(笑) 夢破れて帰ってきたものの家には帰れず そのまま高校の同級で大工をしている友人宅に転がり込んだ。 そこでも親切に拾ってもらい それが縁で今のラーメン屋の自分がある。
今も感謝することは 貧乏に育ててくれた母親と 荒波であるはずの娑婆で 中途半端な自分をやさしく迎え入れてくれた多くの人達だ。
金子会長に教えられた『ハングリー精神』それが今の自分の糧になっていることに改めて感謝し 会長のご冥福をお祈りしたい。
三条新聞さんの記事を掲載。
2016年01月07日 (木) 20時46分
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