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From:カズ [関東/秘密]
ワーサンガスは本日、配当落ちですね。 この程度の利回りなら、配当落ちはすぐ修正されてしまう でしょうから、配当を取りそこなった、と思う人は、 早めに買った方がいいかもしれません。
ワーサンガスは毎年、この時期は株価が軟調になります。 これは中国関連株全体に言えていたことでした。 今年はH株は上昇しつづけています。 ワーサンガスも大きな調整も無く、推移してます。 ただ、確かに上がらないですね。
ちょっと長くなりますが、素人なりに、 ワーサンガスに関して分析してみたいと思います。 毎年、第4四半期は他の四半期に比べて弱くなっています。 2002年度は第3四半期の方が第4四半期より 業績が良くなっています。 おそらく、第4四半期は季節要因で弱くなるんだろうと思われます。 その理由はなんなんでしょう? ワーサンガスは華北中心に展開していることから、 冬は雪でガス導管接続の工事がやりにくいんでしょうか? でも、ガスって冬に多く使いますよね? ガス導管接続事業が売上の63%くらいってことを 考えると、多少は納得できるかなって思えないこともないです。
ただ、2003年度の場合、第1四半期より、第4四半期の方が業績が弱くなっています。これには注意が必要な気もします。「前年同期比」では25%の増収ですが、これも 他の四半期に比べて大幅に減速しています。
ワーサンガスが7月から8月にかけて毎年急落しているのは、この第4四半期の失速が大きな原因と考えられるのではないでしょうか? この調子だと、新しい年度の第1四半期が前年同期比ベースで減収ってことにならないか?という不安が出てきてもおかしくない訳です。
で、実際に第1四半期の決算が8月上旬に出されると、 非常に好調であることが確認されます。ところが株価は下がり続ける(中国関連全部下げていますが)、やっぱり 不可解です。勿論、チャオダショックもありましたが・・・。(すいません、分析になってません。)
そして、今年度の第1四半期は要注意です。 SARSの影響がどの程度出るかが分からないからです。 もし、上場来初の減収減益なんてことになったら・・・ SARSの影響だからチャオダショックまではならないでしょうが。
ネガティブな話はここら辺にして、ポジティブな話をしましょう。
まず、現在四川省で大雨による災害が起きていますが、主力の地域に関しては前四半期も今走っている四半期も天候は特別問題はないはずです。
それから、不透明要因である、「付加価値税」ってやつですが、同社は500万HKDの引当金を計上しているので税率が確定すれば、安心感につながると思います。
業務について 契約地域数 2002年3月は35地域→2003年3月68地域 ガスライン敷設世帯数 2002年3月243,000世帯→2003年3月452,000世帯 契約地域の世帯数(潜在的なガスライン敷設予定世帯数) 2002年3月1,379,000世帯→2003年3月2,530,000世帯 となっています。 つまり、契約地域の世帯数を考えると 第4四半期の業績の弱さは新規の受注が無いとは考えにくく、やはり季節要因であるとしか思えません。
それから、よく分からない材料 投資子会社が天津なんたらガス(すいません、正確な名前がわかりません)の権益を負債を含めて7000万HKDで買ったこと。増収要因にはなるでしょうが、増益になるか? もっとも、この業界の再編が始まっているとするなら、中長期的に好材料です。
私自身、ワーサンガスについてまとめておきたかったので、この場をお借りし、長々と書かせていただいたことを お許しください。
私の心境は、ガスは中国では14%程度しか普及していないので、常識的に考えてワーサンガスの成長は確実だから、株を買い増したいが、8月上旬から中旬に発表される 第1四半期決算がちょっと恐い、だから今買うか、凄く悩ましい、と言ったところです。
2003年07月21日 (月) 03時56分
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