From:よしねこ
叩頭 (hengkin) とは額を地面に打ち付けて行う礼である。三跪九叩頭の礼では、
「跪」の号令で跪き、 「一叩(または『一叩頭』)」の号令で手を地面につけ、額を地面に打ち付けて音を鳴らす。 「二叩(または『再叩頭』)」の号令で手を地面につけ、額を地面に打ち付けて音を鳴らす。 「三叩(または『三叩頭』)」の号令で手を地面につけ、額を地面に打ち付けて音を鳴らす。 「起」の号令で起立する。
これを計3回繰り返すので、合計9回、「手を地面につけ、額を地面に打ち付ける」こととなる。
紫禁城の前庭での国事祭礼において、皇帝の前で臣下が一斉におこなった。また、琉球王朝では、中国からの勅使に対し、王が王都の郊外に出向き、自ら三跪九叩頭の礼で迎えていた。その郊外の地が琉球の場合は守礼門である。李氏朝鮮の場合は、中国の使臣を王が直接郊外で迎えなかった。
2024年04月26日 (金) 21時27分
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