海晴(かいせい)
榴榴ヶ岡天満宮 《 あかあかと 日はつれなくも 秋の風 》 芭蕉句碑
芭蕉は、武隈の松を見た後名取川を越えて仙台に着き、俳号「加之」こと画工の北野屋加右衛門の案内を受けて3泊した。陸奥国分寺址があった「木ノ下」付近(現在も町名として残存)は古今集に出てくる歌枕である。
近くの「榴ヶ岡天満宮」は仙台最後の3日目に訪ね上掲の句を詠んでいる。加右衛門は別れに際して塩釜・松島方面の道順を示した「絵図面」や「干飯」「草鞋」を贈り別れを惜しんだ。 一方、芭蕉は加右衛門のことを風流の痴れ者」とまで評価して「早乙女に しかた望まん しのぶ摺」の短冊を贈っている。
《 夕陽背に 落葉ガサガサ 朱門坂 》乱志ヶ岡天満宮
[1028]2009年02月28日 (土) 12時44分
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