海晴(かいせい)
白河の関(白河神社)
《 卯の花を かざしに関の 晴れ着かな 》
白河関跡(白河神社) 解説板
不明確な箇所もあるが「遊行柳」から「白河の関」に向う道筋は、約18kmあるので、芭蕉はこの日40キロ以上も歩いている。いよいよ憧れの「みちのく」入りである。 白河の関」は「勿来の関」「念珠ヶ関」とともに奥州の三関のひとつで有名。しかし、この関所の位置は古来、不明確であった。
白河藩主松平定信が、文献や古老の話を総合して寛政12年(1800)に現在の地に「古関蹟」の碑を建てたが、昭和34年から38年にかけての学術発掘調査でも関跡と思われる遺構が確かめられている。
《 古蹟には 人影もなく 落葉踏む 》 乱志
[987]2009年01月11日 (日) 21時45分
|