問１．正しいものには○、間違っているものには×を記入せよ。
（１）新生児には数多くの反射が存在する。その中に、頭を一方に向けると向いた側（同側）を屈曲し、反対の側を伸展する有名な反射があり、モロー反射と呼ばれている。

（２）子どもにとって要求不満は害になるから、そのような状況を経験しないように注意しなければならない。

（３）Ｐｉａｇｅｔは子どもの発達においては、情緒的な側面を重視した。

（４）ヒトの学習は、ほうびや罰のような強化がなければ完成しない。

（５）Ｃｈｏｍｓｋｙは、言語には表層構造と深層構造の二つがあり、深層構造は民族を越えて共通の生得的なものだという。深層構造を探るためには、精神分析に頼らなければならない。


問２．｛　　｝の中にあてはまる語句を、語群から選んで記入せよ。（同じ語句を二度使用しても良い）
知能検査を作る作業は、心理学の歴史を形成する基礎の一つであった。世界最初の知能検査は、｛　Ａ　｝において｛　Ｂ　｝人の｛　Ｃ　｝によって作られた。しかし、この検査は使用してみると｛　Ｄ　｝と無関係であり、知能を測定していないとして、知能の研究そのものを妨げる原因となった。心理検査では、このように測りたいことを本当に測定していることが必要であり、その基準を今日では｛　Ｅ　｝と呼んでいる。１９００年代始めに、知的機能を正しく測定できる｛　Ｆ　｝を最初に作成したのは、｛　Ｇ　｝の｛　Ｈ　｝であった。｛　Ｈ　｝は、検査の｛　Ｅ　｝だけでなく、同じ人を測定するといつでも同じ結果が得られると言う、検査の｛　Ｉ　｝も確かめて知能検査を作りあげた。外国でこの検査を最初に使用出来るようにしたのは、｛　Ｊ　｝の｛　Ｋ　｝であり、｛　Ｌ　｝大学で作成したため、｛　Ｌ　｝ビネー検査と名付けられた。｛　Ｌ　｝ビネー検査は、｛　Ｍ　｝を持ち込んで表示方法が分かりやすいこともあり、世界中に広まった。日本にも導入され、｛　Ｎ　｝ビネーや｛　Ｏ　｝ビネー検査として広く使用されてきた。
｛　Ｈ　｝の知能検査はその後、検査の対象範囲を広げる努力がされ、乳幼児の発達を調べる｛　Ｐ　｝や成人の知能を測定する数多くの｛　Ｑ　｝が戦争中に作成されて使用された。｛　Ｐ　｝は、障害児の｛　Ｒ　｝・｛　Ｓ　｝の必要性とも相まって、今日では、｛　Ｔ　｝・｛　Ｕ　｝・｛　Ｖ　｝の時点で行われる保健所の｛　Ｗ　｝などで広く使用されている。また、知能検査の成功は、人間のこころを科学的に測定することが可能なことを示し、｛　Ｘ　｝等数多くの心理検査を作り出すきっかけとなった。ただ、｛　Ｘ　｝においては、検査の｛　Ｉ　｝は確かめられているものの、検査の｛　Ｅ　｝はほとんど確かめられていない。そのことは、｛　Ｘ　｝を｛　Ｙ　｝としては不十分なものとしている。

--------------------------語群-------------------------------
（１）アメリカ　（２）イギリス　（３）フランス　（４）ドイツ　（５）オランダ　
（６）ピアジェ　（７）ビューラー　（８）ゲゼル　（９）ターマン　（１０）ビネー
（１１）フロイド　（１２）キャッテル　（１３）津守　（１４）遠城寺　（１５）田中
（１６）鈴木　（１７）ロンドン　（１８）ベルリン　（１９）ニューヨーク　（２０）シカゴ
（２１）パリ　（２２）スタンホード　（２３）心理検査　（２４）適正検査　
（２５）性格検査　（２６）知能検査　（２７）発達検査　（２８）行動検査
（２９）集団検査　（３０）個別検査　（３１）投影法　（３２）質問紙法
（３３）３ヶ月　（３４）６ヶ月　（３５）８ヶ月　（３６）０歳　（３７）１歳　
（３８）１歳６ヶ月　（３９）２歳　（４０）２歳６ヶ月　（４１）３歳　（４２）３歳６ヶ月
（４３）４歳　（４４）５歳　（４５）就学時　（４６）操作的定義
（４７）信頼性　（４８）妥当性　（４９）安定性　（５０）生活能力　（５１）学業成績
（５２）教育水準　（５３）水準　（５４）偏差値　（５５）知能偏差値　
（５６）知能指数　（５７）早期発見　（５８）早期治療　（５９）早期療育
（６０）早期検診　（６１）乳幼児検診　（６２）乳幼児検査　（６３）乳幼児健診
（６４）早期教育　（６５）生活年齢　（６６）発達年齢　（６７）知能年齢
（６８）知能尺度

問．３　市町村では乳幼児健康診査を行っている。その種類を書き、戦後どの様に発展してきたか、理由を付けて簡明に説明しなさい。

問．４　老年学とジェオントロジー（加齢学）について、両者を対比して内容を説明しなさい。