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旅順包囲戦については、「坂の上の雲」の内容に問題あり、ということがほぼ定説になっていると思っていたんですが、周回遅れになっちゃっている人はいまだにいますね。 まぁ歴史マニアでもない限り、そんなことはあまり気にしないものでしょうけど。
「坂の上の雲」、旅順包囲戦、乃木希典愚将説などについて、小説で歴史を信じているのならばそれでいいじゃない、と思うものですが。 職場の話となると、難しいものですねぇ。
ところで拙サイトの別宮氏の記事ですが、お使いいただくのはかまいませんが、説明としてどうなのかな。 別宮氏については、最初は前向きに評価高めで読んだのですが、いささかその筆致に問題ありと思うようになりまして。あのページの下に書いた「帝国海軍の勝利と滅亡」なんて、ちょっと非道いものでした。 司馬史観への反証としては、もっとほかに良いものがないかなぁ。
ちょっと筋違いかもしれませんが、NHKドラマ「坂の上の雲」について個人的に非常に気に入っている感想があります。 この方のサイトはよく拝見するのですが、今の大河についての評もなかなか手厳しくて(笑)気に入っています。 http://taiga.reichsarchiv.jp/category/68 ここで「旅順総攻撃」や「二〇三高地」などをお読みいただければ、司馬史観にそったドラマの評ながら、現実の歴史をうまく説明しているように思います。おすすめです。
旅順要塞を攻略するためには、乃木希典のように愚直で真面目な指揮官のもとに、あらゆる損害に目をつぶり、ありったけの砲弾と肉弾を叩き込まなければならなかった、と思います。小利口な秀才指揮官じゃダメなんです。兵が何人死んでも心の中で涙を流しながら冷厳に一歩一歩前線を進める戦いしかなかったのです。 マンシュタインがセバストポリ要塞でやったことを、半世紀前に乃木はやってのけたのだから、もっと評価されて良いんじゃないのかな。
今日はいよいよ「坂の上の雲」再放送の「敵艦身ゆ(前編)」。 楽しみです。 |
[1135]先ほどのサイトにこんな文章があります。投稿者:鐵太郎@筋肉痛
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投稿日:2015年03月08日 (日) 11時41分 |
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>>旅順攻略戦を現代の会社に例えると、
大本営:命令権はないのに口を出したがる会長 満州軍総司令部:現場のことは分からないくせに文句を言うしか能のない社長 第三軍:それなりの結果は出しているのに、現実離れした売上目標に達していないと叱られる事業部
会長も社長も実は結構無能で判断ミス多数。現場を機能させるためのリソース確保が自分たちの仕事なのに大失敗。挙げ句の果てに事業部に責任転嫁。現場が結果を出しても評価しない。ダメな経営層の典型。本当に酷い。
第三軍も非難すべき点はいろいろあると思うけど、世界で初めて近代要塞の攻略に成功したこと、それが「たったの半年しかかかっていない」ことはもっと評価してもいいと思うけどなぁ。<<
同感です。 |