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[1431]「雑詩」 陶淵明 |
投稿者:鐵太郎@自宅
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投稿日:2020年07月29日 (水) 18時53分
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「雑詩」 陶淵明
人生無根蒂 人生は根蒂無く 飄如陌上塵 飄として陌上の塵の如し 分散逐風轉 分散し風を逐いて転ず 此已非常身 此れ已に常の身に非ず 落地爲兄弟 地に落ちて兄弟と為る 何必骨肉親 何ぞ必ずしも骨肉の親のみならん 得歡當作樂 歓を得ては当に楽しみを作すべし 斗酒聚比鄰 斗酒 比隣(ひりん)を聚(あつ)む 盛年不重來 盛年 重ねて来たらず 一日難再晨 一日 再び晨(あした)なり難し 及時當勉勵 時に及んで当に勉励すべし 歳月不待人 歳月 人を待たず
人生には木の根や果実のヘタのような、しっかりした拠り所が無い。 まるであてもなく舞い上がる路上の塵のようなものだ。 風のまにまに吹き散らされて、もとの身を保つこともおぼつかない。 そんな人生だ。みんな兄弟のようなもの。骨肉にのみこだわる必要はないのだ。 嬉しい時は大いに楽しみ騒ごう。酒をたっぷり用意して、近所の仲間と飲みまくるのだ。 血気盛んな時期は、二度とは戻ってこないのだぞ。一日に二度目の朝はないのだ。 楽しめる時はトコトン楽しもう! 歳月は人を待ってはくれないのだから!! |
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