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鐵太郎様
今晩は。
鐵太郎様が、どうも大病を患いつつある可能性があり、との事で私としても不安でなりません。ご快復を、と言うより、元々健康体でした、というオチの方が、はるかに安心するのですが。
私のほうは例の帆船模型展に向けて、展示予定の作品について調査・推測・文章記述や添付資料の用意で、ろくに時間が取れません(涙目)。
本題に入ります。ご紹介したい、その書籍名は 『一日古代ローマ人』(金森誠也監修、PHP文庫)です。
以下に書籍の内容文章が読めるページを発見してるので、まずは、そのサイト紹介を。
https://books.google.co.jp/books?id=bb0UAgAAQBAJ&pg=PT3&lpg=PT3&dq=%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E4%BA%A4%E6%98%93%E8%88%B9&source=bl&ots=QQhpUZafCT&sig=lfGVzOZPdtC2OYQVcOx0J4d5fM8&hl=ja&sa=X&ved=0CB0Q6AEwAGoVChMI95H9u9GFxwIV4y2mCh1wnA81#v=onepage&q=%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%9E%E4%BA%A4%E6%98%93%E8%88%B9&f=false
で、このサイトのページ画面左端にある「この書籍の印刷版を購入▼」をクリックすれば、密林にもたどり着けます。
中古価格1円(送料別)で購入できます。 ただし、Amazonでの本書のカスタマーレビューでも、 こんな方が1名混じっていらっしゃるようですね。
ある御方は、こんな事を仰ってます。
『後、Amazonの書評は参考にしない方が良いです。 何故かと言うと、「俺はこんな批判が出来るんだぞ。 頭がいいんだぞ」というアピールが主眼になって しまっている書評が大半だからです。 書評に求めるべき前提知識を そこから得るのは難しいです。』
ま、それはともかくとして、私、個人としてはとても面白く 読めて、淡々と事実を書き連ねてるはずなのに笑いを誘われます。
まあ、勿論、元老院議員のような上流市民の生活から、 一般庶民の市井の生活まで、ある程度の常識が前提として求められますが。
イラスト混じりの数々の大人向け古代ローマ解説絵本より、 はるかに深く掘り下げながらも平易な文章にまとめてます。
笑えたエピソードを2点、 ネタバレ引用させていただきます。
「ローマでは不吉な現象が数多く見られた。その一つに、マーケットから逃げ出した牛が川沿いに建つアパートに入り込み、三階から飛び降りたという珍事があった。(中略)ちなみに、この珍事はハンニバルがイタリア侵攻を行う前兆とされ、ローマ市民たちを恐怖に陥れたのだった。」
なんで牛の飛び降りが、市民たちを恐怖に陥れたのか? 古代ローマについての本なので当たり前かもしれませんが、 現代の感覚で読むと大笑モノですね(^^;)。
もう1点は、あのキケロが経営する(恐らくはインスラ)、 「私が所有する貸店舗の二つが崩落してしまった。 壁にはヒビが入り、店子ばかりかネズミまでが逃げ出してしまった」と書き残した文章です。
あの時代きってのローマでの名文書家も、ネズミまで逃げ出す、なんてユーモア溢れる文書を残すとは・・・。 してやられたりです(^^)。
ページも文庫本で約260ページ、たとえ、ちょっとばかり間違っていてもパウル・カレル氏の著作のごとく面白く読めればそれに越したことは無いと考え、帆船研究の息抜きに並行読書中です。
鐵太郎様ならお気軽に1日程度で読みきれるボリュームかと。
是非ともご検討くださいませm(__)m。 それでは鐵太郎様が大病で無いことを願いつつ、 失礼しますm(__)m。
JerryFish
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[1238] JerryFish様、どうも。投稿者:鐵太郎
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投稿日:2015年08月29日 (土) 00時11分 |
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なかなか面白そうな本ですね。 いま積ん読本や読みたい本がたくさんあるので、それが開いたら考えてみてもいいかも。 |