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鐵太郎様
こんばんわ(^^)。掲示板に書き込むには、そろそろいいタイミング(頻繁すぎず、ご無沙汰過ぎず)という事で書かせて頂いてます。
@『戦艦大和誕生』下巻 現在P273まで読み進めております。西島氏・福田氏・堀氏がそれぞれ、創意工夫を進め、次々と来る新たな輸送船・艦船建造命令に立ち向かって言ってるのが、面白く読めます。 鐵太郎様が艦船の解説で『ベルトコンベア』と記述されてたので、まさかと思っていたら、本当に輸送船・艦船のベルトコンベアを行っていたとは!
でもページ数をめくればお分かりになるかと思うのですが、 今、前間氏のこの本をしばらく読まずに置いておきたい気分です。この後は『第十二章 無責任な精神主義』『第十三章 狂気の特攻兵器製造』『第十四章 生産性での敗北』ですね。十二章では、日本軍のよく語られる暗部が出てきそうで西島氏がどうなるのか?十三章では西島氏の素晴らしい能力がロクでもない兵器生産に向けられてしまうのか?十四章ではそれ以前からの章で福田氏及びその配下の末路が記されてるので、正直読むのに覚悟が必要となりそうです。
後、朝日ソノラマ文庫(新装版戦記文庫)『海上護衛戦』(大井篤 著)を併読しながら読んでいたのですが、前掲書にて、「輸送船・護衛船が足りない」とこの方は頻繁に指摘してるのですが、それでも裏方で輸送船マスプロに努力を傾注してたのが西島氏をはじめとする諸氏なのですね。
ま、後、あとがき含めて約120ページ、前間氏の著作なので放り投げるのも余りにも勿体無いので近日中に読み終える予定です。
A『英国軍艦勇者列伝』 現在148ページまで(トライバル級の解説が終わったところですね)。とライバル級への岡部氏の思い入れが見事に伝わってきますね。4章もページ割いてるし(^^;)。私も英国駆逐艦の中ではトライバル級が好みなのですが、機能美→ 役に立つので酷使され同級での生き残りはわずか。日本の駆逐艦の命運も似たようなものですね。
「アメリカの軍艦でサイタマケンミンなんてのがあったら、絶対にムカッとくるけどな」(P110)には抱腹絶倒でした。岡部氏がサイタマケンミンのお1人なのでしょうか(^^)?
B映画「永遠の0」を拝見しました。たまたま、近所で映画 (といってもプロジェクターですが)上映してくれる公共施設があるので上記の映画を拝見しました。観終わったあとは感涙モノでしたね(TT)。主人公が何故か、違和感を感じる現代的な価値観に近いものをもってるなと思ったら(あ39−2、3)の『壬生義士伝』上・下に主人公同士が近いメンタリティーを持って重なる部分があるかと思った次第です。
それではまたしてもとりとめの無いことを記述してしまいました。失礼します。
JerryFish
追伸 FV304のご活躍願っております(^^)。 |
[1017] JerryFish様、お晩です。投稿者:鐵太郎@管理人
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投稿日:2014年09月09日 (火) 21時44分 |
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「戦艦大和誕生」P286-287ページに、こんな話があります。西島大佐が見つけ出した狩野という技術者が、生産工場を立ち上げて女学校の生徒までも動員した時、海軍のエライ人がこれを見とがめ、 「女子にこんなことをさせちゃいかん。御前は自分の娘でもやらせるか」 これに対し狩野は平然と答えたという。 「私ならやらせます」 頭に来たエライ人がこれを禁じると、今度は女学生たちが泣き叫んだという。 「せっかくお国のために、少しでも役立ちたいと思ってやってきたのに」
うちの母も女学生で海軍の研究所に勤務し、ひと抱えもある放電管を持って省線(今の国電(いやこれ死語か?w))に乗ったこともあったとか。 戦争が進行するうちに、さまざまな事があります。それら全てを、技術者たちは悲惨な戦争のなかで乗り越えて、技術を後世に継承したのです。 前間さんはこれから下り坂を真っ逆さまに落ちていく歴史も、未来への期待をこめて描いてくれています。決して右翼左翼の方々のように厭世的な筆致では描きません。 そこが良いと思うんですよ。 |
[1018]投稿者:JerryFish
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投稿日:2014年09月09日 (火) 23時17分 |
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鐵太郎様
今晩は(^^)。ためらって立ち尽くしてる背を押すような、暖かいお言葉有難うございます。
鐵太郎様と前間孝則氏の交流(?)はアップされてる書籍ナンバーだけでも18冊に及び、その鐵太郎様が「前間さんはこれから下り坂を真っ逆さまに落ちていく歴史も、未来への期待をこめて描いてくれています。決して右翼左翼の方々のように厭世的な筆致では描きません。 そこが良いと思うんですよ。」 と誤解を解く記述でまた読書欲が湧いてきました。
技術を(戦争を乗り越えて)後世に残したと言うお言葉で『ジェットエンジンに取りつかれた男』のジェットエンジンの研究は禁止されても形を変え(魚雷艇用のガスタービンエンジン研究)、戦後も脈々とジェットエンジン研究を継続したということを思い出しました。
また、お返事に頂いた女学生動員も、「お国のために役立ちたい」と話してる内容とは違いますが、(下巻240ページ)で戦艦大和建造で名を馳せた西島氏が呉工廠に戻ってきたとき、自他共に厳しいはずの西島氏が「その歓迎ぶりには目を見張るものがあった」と。戦時であっても、遣り甲斐や、仲間意識という意識がしっかりとあったのでしょうか。
ここからは私の妄想に入ります。 題名に『戦艦大和誕生』とあるのは大和(ご存知の通り日本を代表する国名ですね)で、この時(戦艦大和建造時)から日本の近代的造船技術は誕生したと言う含みを持たせたかったこともあるのでしょうか(^^;)?
励ましのお心遣い有難うございました(^^)。
JerryFish |