|
……一年かかりました、「聖王ルイ」。 閣下に遅れること一週間、でも私もやっと読み終わりましたので、おしゃべりに寄らせていただきました。 人名だの家系図だの障害は多かったけれど(ははは)、やっぱり面白かったです。
十字軍行の顛末をわかりやすく書いて下さっていたので、ふむふむと拝読。煙を吹く頭を冷やさせていただきました。
そういえば、感想内で書いておられた >コンスタンティノープル攻略戦と同じ戦略 これは、気づかなかったです。この話も読んではいたのですけど。やはり、読み手によって目をとめるところが違いますね。 エジプト遠征の章は、矢の下をかいくぐり、落馬しながら剣をふるう騎士たちの姿にはらはらしながら読みました。
また、単純に現代人の感覚で読んではいけないのでしょうが、ジャンの王への心服ぶりというのは、彼の若さも関係あるような気がしました。 解説にありましたが、騎士叙任の頃に初めて王と会い、二十代前半にこの遠征に加わってるのですよね。 何と言うか、若い時にはじめて携わった仕事とか勉強って、のちのちまで影響を受けるものだという気が、私はするんですけど。 やたら「王が私の考えを支持された」と書いているところは微笑ましい、と思いました(^^)。
しかし、腹を下した話(嗚呼)をこうも熱く語られるとは思いませんでしたね。この本を後世に残したフランス王家は太っ腹だ。
あ、しまい込んでいたのでしたっけ(爆)。 |
[506] ご無沙汰です。ようこそですね。(笑)投稿者:鐵太郎(てつたろ)@管理人
|
投稿日:2007年12月16日 (日) 00時39分 |
|
「聖王ルイ」読破されましたか。 一年がかりですか。ぼくは買ってから10ヶ月です。(だからどうした) 本気になって読んでみると、面白い本でしたね、これ。 とっかかりが読みにくいように見えたのは、やはりあの注釈でしょうか。それとも古めかしい構成でしょうか。
下ネタからユーモア小咄まで、いろいろつまった面白い本でしたね。さてこの路線では、今度は第四回十字軍のお話「コンスタンチノープル征服記」(ド・ヴィルアルドゥアン)が積ん読本の下の方にあるのですが、いつ読むかなぁ。いつの間にか50冊を超えてしまった積ん読本にため息です。 (; ´Д`) |
[507]勘違い投稿者:hush
|
投稿日:2007年12月26日 (水) 18時01分 |
|
お二方のやり取りを読んで県立図書館に参りましたら、「聖王ルイ」という本がございましたので、早速借りてまいりました。 しかし、広辞苑とまがうかのような厚さのこの本を読破されたとは凄いと思って読み始めたのですが、全然面白くない! だからこそ読むのに一年間もかかるのかと思っていたのですが、検索した結果、タイトルは同じでも全然違う本だということにようやく気づきました。 どうしよう、借りちゃったよ。
えーっと、しばらく休ませて戴きます。 どちら様もよいお年をお迎えになりますように。
|
[508]それはもしや投稿者:にっけ
|
投稿日:2007年12月28日 (金) 23時47分 |
|
鐵太郎閣下をさしおき、ついおしゃべりをば。
hush様
それは、もしや著者がル・ゴフさんの「聖王ルイ」ではありませんか?
もし、そうならば。 私も読みたいとは思っていたのですが、そうですか、つまんないですか(爆)。 反伝記として書いた、と著者の方が他所で語っていたので、そのうち図書館にリクエストしようとおもっていました。 (こんなお値段は買えん!)
図書館から重い本を持って帰って、「これではなーい!」と気づくのは結構ショックですね。 お雑煮で傷心を癒して下さいまし。
よいお年をお迎えください(^^)
|