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[502]『シャーロック・ホームズ大人の楽しみ方』 投稿者:諸兄邦香

投稿日:2007年10月31日 (水) 23時43分

 拝復
 コメント返信をどうもありがとうございました。本日のこと、ご指摘が気になったので、拙著を読み返しました。
 王制廃止論については、「V.R.」の文字を銃弾で撃ち込んだホームズの愛国論も併記するのを忘れておらず、ほっとしたところです。エドワードさんに関しては、1891年に彼が売春婦事件で恐喝されていた時事ネタを題材としたのが『ボヘミアの醜聞』であることを、シャーロッキアン的すぎるかなと思って、原稿から落としていましたね。『未婚の貴族』にいう「愚かな君主」も、ジョージ三世に限らず、次代の国王たるエドワードさんを含むのでしょうか。作品の発表年を考えるに『緑柱石の宝冠』で、エドワードさんを暗示する人物が多額の借金をしたのも、恐喝事件のあてこすりなのかもしれません。
 そういえば、『第二の血痕』ではヴィルヘルム二世、そして『ウィステリア荘』ではレオポルド二世をからかったという説が有力ですが、ふたりともイギリスの王位継承権者なんですよね。エドワードさんの不行跡とヴィルヘルムさんの傲慢は、血友病が遺伝しているのではないかという不安感を紛らわすためで、レオポルドさんの贅沢三昧は、血統がヴィクトリア女王に優先するのにイギリス国王に迎えられなかった鬱憤を晴らすためだったと解釈すると、なにやら皆さん、お気の毒な……。『高名な依頼人』は、すでに他界していましたが、たびたび作品中でからかったエドワードさんに対する埋め合わせだったのかもしれません。性格的にはエドワードさんも、他人に親切で気前のよい好人物だったそうです。最近の歴史研究家によれば、ヴィルヘルムさんも世間で誤解されているように傲慢ではなかったという説が有力になりつつあるのだとか。
 なお、ドイルがボーア戦争を擁護したのか否かは、記憶ちがいかもしれませんが、ブリタニカの記述を採用したような気がします。彼は従軍記者による告発文に対する反論を書いたのだったかと思います。 敬具
[503]投稿者:鐵太郎(てつたろ)@管理人
投稿日:2007年11月01日 (木) 22時29分
 ドイルがボーア戦争に対してどのような考えを持っていたのかと言う点については、いくつか誤解があるようです。

 ボーア戦争に関しては、当時の英国国内ではさまざまな批判があったようですね。そう、ベトナム戦争と似ていたようです。断じて帝国主義時代の行け行けどんどんではなかったらしい。
 そんな中で、兵士の義務を果たしながら非難される退役兵士などへの同情(というより義憤)から、彼は年齢的には40歳前後でしたが、軍医として従軍したそうです。そして前線で黙々と戦闘に従事する兵士を見つめ、故国に帰ってその姿を文章で描いたそうです。その文は軍隊を非難する一方だった英国の朝野に一石を投じる事になり、在郷軍人、兵士の遺族などはドイルに感謝と賞賛を捧げたとか。

 話としては出来すぎているかも知れません。
 でも、この説明を読んだとき、これこそドイルだ、と思いました。
 とは言っても、一冊の本だけでこれが事実だと決めつけるのは怖いかも。そうあれかしと思う心があって、結論に飛びついたかも知れません。もしかしたらぼくの得た情報は間違いかも知れません。
 確認してみます。(,⌒-⌒) v



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