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腰の具合は如何でせうか? あまり無理はなさらぬように・・・。
さて、DVDで「武士の一分」と「蝉しぐれ」を借りて観ました。 双方とも、云わずと知れた藤沢周平原作。無論両方とも読んでます。 特に、「蝉しぐれ」はお気に入りと云うか大好きでして、映画化と聞いた時には、かなりの不安が(期待は0.0001%くらい:笑)。
ハカラズも不安は的中してしまいまして、なんじゃこりゃ?な出来・・・(滝涙)。 もっとも、あの長さを2時間に縮める時点で敗色濃厚だったんですがね。案の定。
ただ、その点を差し引いても及第点はやれません。殺陣ヘタ過ぎとか色々文句はありますが、何と云っても最大の不満はラスト!
この原作は、ラストが全てです。 ラストの「あの台詞」が全てなんです。嗚呼それなのに、それなのにィィィィィ!(歯軋り) あの情感を描き切れないならば、映画化なんぞしてはならんかったんです。バカタレめぇ!!(嚇怒)。
対して、「武士の一分」は良かったです。前2作も泣けましたけど、これも・・・。個人的には、1作目の「たそがれ」が一番好きですが。
それにしても、キムタクって巧くなったんですねぇ。正直驚きました。 こちらは、何本かの原作を接ぎ合わせてるんですが、その辺のアレンジも巧いですね。脚本家はこうでなければ。
こいつも、キモはラストなんですが、泣けます。モロ泣きました。 原作者同じで、どうしてここまで差が出るのか。監督、脚本、諸々の力量差なんでしょうけど・・・。 「蝉しぐれ」を、山田監督に撮って欲しかった(悔涙)。 |
[467] 藤沢周平さん、最近ブームなのかな?投稿者:鐵太郎(てつたろ)@管理人
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投稿日:2007年08月01日 (水) 08時58分 |
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恥ずかしながら読んでいません。時代劇って面白いのですけど、出だしが翻訳文学で始まったせいでしょうか、重心がなかなかそちらに行きません。 機会があったら読んでみましょう。 先日NHKのラジオ、「日曜喫茶室」のゲストが、北大路欣也さんと佐伯泰英さんで、時代劇を熱く語ってくれましたが、佐伯泰英さんの本も読んだことがない。けっこう無学なボク。(笑) http://www.nhk.or.jp/kissa/
腰は、おかげさまで回復中。やっぱり運動不足だよなぁ...しくしく |
[468]投稿者:Takeahero
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投稿日:2007年08月01日 (水) 21時32分 |
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個人の趣味ですからねぇ、読んだ読まないはそれこそ自由。 小官とて、クリスティは全部読破しましたが、「ホームズ」は全部読んではいませんし。どっちかつーとポアロ派かも。
え?もう来るな?お、お慈悲を〜〜
>藤沢ブーム なんか4,5年前からソレっぽいですね。 司馬や池波とかと違って、今まで映像化される事が少なかったからだと思います。 要するにネタ切れだったんでしょうが、連作長篇が少ないのも一因かも。TV化しづらいでしょうから。
先鞭を付けたのは、NHKの「腕におぼえあり(原題:用心棒日月抄)あたりですか。20年くらい前だったかな? 「たそがれ清兵衛」で一気に火が点いた感じですね。
まぁ時代・歴史もの作家ってのは、相当のスキルが必要ですから、新人が育ちにくいですしねぇ。 この辺、海洋もの作家と同じでしょうね。
あと残ってる大物は、津本陽くらいですかねぇ。白石一郎がボチボチ、ってトコですか。
>腰 ご自愛を。 ココは人体の要ですけん、気ィつけてつかぁさい(何処の言葉だ?)。
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[469]投稿者:鐵太郎(てつたろ)@管理人
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投稿日:2007年08月01日 (水) 22時31分 |
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>時代・歴史もの作家ってのは、相当のスキルが必要ですから 日曜喫茶室の佐伯泰英ネタですが、こんな事を言っておられました。 佐伯さん、作家を志してから、3〜4冊のノンフィクション関係の本を出したそうなのですが、これが売れない。全部初版で終わり。 ついに編集者にこう言われたとか。官能小説か時代小説ぐらいしかあなたの書くものはありませんよ、と。
いくら何でも官能小説は勘弁だよなぁ、と書いたのが『瑠璃の寺』なのだそうな。実はその前に時代小説の短編を書いたけど、見向きもされずお蔵入りになったとか。 それ以後、膨大な数の時代小説本を立て続けに書いているそうな。今も、平行して10のシリーズを抱えていると言うし。 最近、執筆速度が落ちたそうです。前は一冊20日でできたのに、最近は30日になってしまったとか。健康を考えて年に18冊から12冊に落としたのだそうな。
なんなのだ、この人は! 世の中、不気味な人がいるものです。 と言いつつ、まだ読む気にはならないのですけど。(笑) |
[470]投稿者:Takeahero
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投稿日:2007年08月03日 (金) 21時20分 |
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あ〜佐伯さんですか・・・。 小官は、
「トクガワっぽい時代の、エドらしき街の、サムライ風の人間のグダグダ話」
を書くヒト、と云う程度の認識しか無いんですよ。
「暴れ○坊将軍」とか「水戸□門」あたりの勧善懲悪モノTVと同列の扱いになってます、個人的には。
”主人公がチョンマゲ結って刀差してりゃ時代劇”ってもんじゃないと思いますので。 |
[471]>「暴れ○坊将軍」とか「水戸□門」あたりの勧善懲悪モノ投稿者:鐵太郎(てつたろ)@管理人
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投稿日:2007年08月04日 (土) 11時42分 |
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のあるほどォ。 そういうクラスの作家さんでありましたか。
そういえば、そういう数だけこなす作家さんには、あまりお付き合いがないなぁ。 先日本屋に行ったとき、そういえばそんな作家がいたっけと気がついたのに、作家名を思い出せなかったので探せませんでした。我が記憶力も、こんな程度ですワナ。
台風が迫っているようですが、みなさまの所はどうなんでしょうか。 ↓ と思ったら、とっくに通過していたのね...(笑) http://www.imocwx.com/typ/typ_5p.htm |