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タマムシ大附属学校

ポケモンのオリトレ小説、学園パラレル企画掲示板。
要するに、オリトレ達のドタバタ学園コメディ(待て)。
物語がどう突き進むかは全く不明ですが、何はともあれ楽しみましょう。

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[777] タマムシとヒスイはカオスの味(お知らせ)
黒夢祐輔(元クロム) - 2010年09月02日 (木) 23時25分

 タマムシ・ヒスイ合同調理実習開催。
 全ての発端はここからだった。

 普通の調理実習で終わるわけが無い、この企画。
 既にかなりの被害者・犠牲者が出ており、大騒動と化していた。

 そもそもこの学園に、所謂『猟痢』スキルを持つ生徒が多すぎるのが原因だと思う。
 その上で、何の秩序も無く調理実習が続くのだから尚の事。

 果たして、カオスに向かうこの流れを断ち切ることは出来るのだろうか。
 全ては、作者の手腕にかかっている。
 by.マコト



「狽チて、この文章マコト君が喋ってたの!!?」

 久々のフィルのツッコミを合図に、学園料理企画・黒夢祐輔(クロム)のターンが始まります。







 タマムシとヒスイはカオスの味 黒夢祐輔(クロム)のターン






 今、学園は異様な雰囲気に包まれていた。
 と言うのも、此度の調理実習に於ける犠牲者・被害者の数が尋常では無かった。
 所謂『猟痢』の餌食となった生徒が、保健室に納まりきらなくなってしまったのだ。

「はぁ…」

 とりあえず、事態収拾のために動いていた料理部部長のシュン。
 だが、広がり続ける被害にシュンの疲労は限界に達しようとしていた。

「大丈夫か?」

 そんな疲労困憊のシュンに声を掛けてきたのは、同じ料理部の副部長である十六夜だった。

「ああ、十六夜君…」

「かなり慌しくなってきたな」

「…まあ、ね」

 現在、この学園で行われている合同調理実習の企画。
 知っての通りこの学園には、この世の物とは思えない、所謂『猟痢』使いが多数在校している。
 そんな彼ら(彼女らかも)の作り上げた、料理という名の兵器に犠牲者は増え続けるばかり。

 その所為で慌しくなったこの学園で、シュンの精神は限界に達しようとしていた。

「……。あ、そうだ」

 そんな中、ふと独り言のようにシュンが呟いた。

「どうした?」

「この事態を収める方法、一つだけ思いついた」

「本当か? いった……い………」

 シュンの言う方法を聞きだそうとした十六夜だが、すぐに言葉に詰まってしまう。
 というのも、そんなシュンの周囲を、なにやらどす黒いオーラのような物が覆っていたからだ。

「そ、それじゃシュン。俺はやる事があるからこれで…」

 あの反応はまずい。
 あれは、あからさまに何か良からぬことを企んでいる人間の雰囲気。
 直感的に危機感を感じ取り、その場を離れようとするのだが…。
 ガシッ!!

 シュンに襟元を掴まれ、逃げられなくなってしまった。

「十六夜君も手伝ってくれるよね。多分、一番手っ取り早い方法だから」

「は、ははは…」

 シュンと向かい合う十六夜なのだが、冷や汗だけは大量に流れるのであった。





 その頃、調理室では猟痢使いの生徒の一人、美南 瀬鈴(ミナミ セリン)がまた一つ、料理を完成させていた。

「えっと、これどうでしょうか?」

 その犠牲になろうとしているのは、名無しの男子生徒A。
 ぶっちゃけこんな役目は名無しの生徒を適当に選抜しておけば問題なし。

「狽ソょ、それって酷くない!!?」

「えっと、試食してくれますか?」

「まあ、見た目は美味しそうだね。それじゃ…」

 名無しの男子生徒Aが、セリンの差し出した料理に手を出そうとした。
 そのとき、突如として地響きが発生する。

「!?」

 地響きと同時に調理室の扉が開かれ、廊下からシュンが室内に突撃してくる。
 まずシュンは、名無しの(ry に差し出されたセリンの料理の乗った皿を、思い切り蹴り上げる。
 ガシャアアアアンッ!!

 無論その皿は重力にしたがって地面に落下し、粉々に割れてしまう。
 そしてその皿に乗っていた料理も、床に散漫してしまう。

「え? シュン、一体何…」

「天臥竜砲!!!」

「え゛…」


 ズドォォォォォンッ!!!
 突如調理室内で爆発が発生する。
 まるで巨大な龍と見紛う橙色のエネルギーが、調理室内で解き放たれたのだ。


「うわ、本当にやったよシュンの奴…」

 少し遅れて、十六夜が調理室に到着。
 この調理室の現状を見て、シュンが先程口にした作戦を決行した事をすぐに理解した。



―――猟痢の犠牲者をこれ以上増やさない為にはどうするか。

―――それには、猟痢を口にする前に僕達の手で無事な学園生徒を病院送りにすればいいんだよ。




 最初この話を聞いた時、十六夜も本気にはしていなかった。
 否、さっきはそれこそどす黒い雰囲気を纏ってはいたものの、まさか本気でやるとは思っていなかったのだ。

 とりあえず先ほどの爆発で、とりあえず調理室にいた生徒を猟痢の魔の手から守ることが出来た。
 それ以外の事柄から守っていないといわれそうだが、この際それはスルーしよう。

「よし、次は3年生の教室の方に行ってみよう。どんどん病院送りにするよ!」

「(何か、だんだん目的が変わってきてる気がするんだが…)」

 シュンの言動がだんだん壊れてきているように感じながらも、十六夜はシュンの後についていくのだった。





 そんなこんなで、シュン達は3年生の教室がある場所に足を運んだ。
 のだが…。

 その場所は既に、戦争でもあったかのような感じに荒れ果てていた。
 廊下や教室の窓ガラスは全て割れていて、空気中には埃が充満している。
 そして真っ先に目に入ったのは、所構わず呻き声を上げて倒れる大量の生徒達。

 猟痢も散漫している事から、どうやらそれらの犠牲になった という訳ではなさそうだが…。

「お、シュンじゃないか」

 そんな中、廊下の向こうから声がする。
 その声にシュンは聞き覚えがあり、すぐに反応を示す。

「マサシ! この惨状、一体何があったの!?」

「ん? どうにも調理実習での犠牲者が増え続けてどうにかならないかと考えたんだ。そうしたら、こうするのが一番手っ取り早いと思ってな。クククク…」

「なーんだ。マサシも僕とおんなじ事考えてたんだね。クッククク…」

「何だ、シュンもか。お互いいい事を思いついたものだよなぁ。クク、クキキキ…」

 そんな怪しい雰囲気の中、またしても別の生徒がこの場に姿を見せる。
 マサシ達より1学年上、高等部1年の天月 渚(アマツキ ナギサ)だった。

「あ、皆!」

 ナギサがマサシ達の姿を確認して、駆け寄ってくる。

「さっきこの中等部校舎から凄い音がしたと思ったら…。この状況はどうしたの?」

「ああ、この階の生徒は猟痢の犠牲者となる前に病院に送っていた。これはその所為だよ。クキ、キキ」

「ええ!? マサシ君、何やってるの!?   出遅れちゃった…(ボソ)」

「ちょっと待て。あんた今何つった?」

 唯一平静を保つ十六夜だが、最早ツッコミが追いつかない。

「(これ、どうなるんだ…?3人とも、どんどん素のキャラからかけ離れていくぞ…)」

 こうして、COMキャラの中で唯一の抑止役だと思っていたマサシのキャラ崩壊により、どんどん事態はカオスへと突き進んでいく。





「(何か良くわからないけどここにいると碌なことに巻き込まれない気がする。ここは、逃げないと…)」

 そんな中、中等部校舎3階のとある教室から、一人の生徒が息を潜めて脱出を図ろうとしていた。
 桜色の髪の毛をした、中等部3年の男子生徒の、フィル。
 彼は今、マサシ達からただならぬ危機感を感じて密かに学園からの脱出を狙っていた。

 このままこの学園に残っていては、どうなるか全く解らない。
 決して物音を立てず、彼らに気配を悟られないように息を潜め…。

 階段は、今いる教室の目の前にある。
 廊下さえ横断すれば、すぐに階段を下りて2階に逃げ延びる事ができる。
 意を決して、フィルは教室を飛び出した。



「と、言う訳でだ。お前も手伝ってくれるよな、フィル?」

「………え?」

 何が起こったのか、フィルには解らなかった。
 気が付けば、遠くのほうにいたはずのマサシが、フィルの襟元を掴んでいた。

 態度や顔色こそ普段と変わらない真面目な感じだったのだが、先程十六夜がシュンに対して抱いたのと同じ感覚に襲われる。

「なあ、フィル。一体、この階で何があったんだ?」

「えっと…」

 十六夜の質問で、フィルは回想を始める。
 およそ、数分前に遡る。





 マサシもまた、シュンと同様にこの騒動の鎮圧をしようとしていたのだが、手が回りきらなかった。
 そして、『あの結論』に至ったのだ。

 そして彼は、早速行動を起こした。

「夜天の極光に慄け」

「え゛!?」

 たまたまマサシの近くにいたフィルが、マサシの口に出したセリフを聞いて、思わず声を出す。
 そして…。

「落ちよ、ディザスターライト=I」

 マサシのボイスネタ発動により、遥か上空より無数の漆黒の槍が降り注いだのだった。
 ズドドドドドドドォンッ!!!(爆)





「と言った感じ」

「なあフィル。それって回想と言えるレベルじゃないよな」

「…気にしちゃダメだよ(汗)」

 数少ない常識組2人が、溜息を漏らす。
 しかし、完全に元のキャラを失った3人の暴走は止まる事を知らない。

「よ〜し皆、次は2年の教室の所を見に行くぞ。俺の協力者が、色々とやってくれてるはずだからな。ククククク…」

 醜悪な笑みを浮かべながら、マサシが率先して中等部2年の教室へと向かうのだった。
 無論、十六夜達2人を無理矢理引き摺って(爆)。





 そして彼らの目指す先、中等部2年の教室の並ぶ階層。
 そこでは、とある男子生徒による無双乱舞が繰り広げられていた。

 紫色の短い髪の毛の男子生徒は右手に細長い剣を携え、その階にいた生徒を次々を斬り伏せていく。
 しかし彼…、ユキヤの視線はもっと別の存在に向いていた。

 比較的交流の深い、ヒスイ女子学園の中等部3年に在籍する生徒、アヤだった。
 彼女は猟痢使い側の生徒と言う事で、ユキヤが真っ先に排除するべき『敵』として狙いを定めていたのだ。

「悪いけど、そんな簡単にやられるつもりは無いからね」

「お前の事など聞いていない。すぐに排除する」

 かくして、アヤVSユキヤの戦いが始まる。
 ユキヤは今までと同様に細剣で、アヤは両手に銃を携えて戦いを繰り広げる。

 一見、銃を持つアヤのほうが有利に見えるが、ユキヤは持ち前の瞬発力を活かして間合いを一気に詰める戦い方で対抗している。
 アヤからすれば、遠い距離から一気に詰め寄られてくる感じで、全く油断が出来ない。

「くっ…」

 戦いが続く中、アヤが先に息を切らせる。
 その隙を狙いって、ユキヤが大技を繰り出す。

「一瞬で決める…」

「…!」

 構えからして、飛んでくるのは間違いなく大技に分類される攻撃。
 咄嗟にバックステップで間合いを開こうとするのだが、既にユキヤは攻撃を仕掛けていた。

「ヴァーテクス・ローズ=I!」

 それは、目で追う事が出来ないほどの細剣による突きの嵐。
 それを真正面から食らった事により、飛び散ったアヤの血液が薔薇のように飛散する。

「おーー、また派手にやってるな。協力者さん。クックククク…」

 そんな戦いの直後、背後から聞こえた声に反応し、其方を振り向く。
 そこには上の階から降りてきたマサシ達5人の姿が在った。
 そのうちの2人は、無理矢理連れてこられた間が否めない状態ではあったが。

「マサシ…、あんたがこいつに指示したのね…。 何でよ、私達の仲じゃない…」

「…。まあ、ユキヤがだいぶボコボコにしたみたいだからな。これで勘弁してやるか」

「あ、ありがt…」

「ディザスターライト=I!」

 ズガガガガガガガガッ!!
 マサシの容赦の無い攻撃に、完全に安心しきっていたアヤはまともに食らってしまう。
 最早彼女の状態は、テレビでは報道できないような状態にまでなっていた。

「狽ヲえええええええ!? 今、これで勘弁するって言ったでしょ!!?」

 そして背後からフィルのツッコミ。
 しかし最早、この状況では焼け石に水程度の効果も持たない。

「ああ、確かに言ったさ。『これ(と書いてディザスターライトと読む)』で勘弁してやるってな」

「(鬼だ…)」

「(悪魔だ、ここに悪魔がいるぞ…)」

 そんなマサシの発言に、常識組の2人は心の底からそう思ったそうだ。



 お知らせ

 現在、僕自身のモチベーションが低く、これ以上進めるための気力がありません。
 なので真に勝手で申し訳ありませんが、今現在掲載されているこの段階で完成版とさせていただきます。
 長らくお待たせした挙句このような事になり、申し訳ありません。



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