責任の所在

林譲治の世界を文字で語り耽美する悦楽の場。無礼講ゆえ床に唾を吐こうが、お袋のスカートをかぶろうが貴殿の自由だ。我等の遊び心は常に紳士であればこそ

責任の所在伸 2008年02月10日 (日) 19時11分 No.88

　ここんとこ、イスラマバード、カブール、ロンドン、東京を行ったり来たりしていて、疲れ果てている伸です。
あー、イスラマバード付近で貰った風邪が中々抜けない。

　某所の義母を見ていて、何だかなぁ～。
ウチの人間の一人突撃しているし(汗)。（もし、その枝で変な事になったら、俺が出なくちゃならなくなるじゃないか（仏佛勿・・・））
　まぁ、独り妄言は吐いて、相手の質問には答えず、質問者個人が納得しないと解がない質問を繰り返す。
孤立無援になると「常連が結託して追い出そうとしている」と騒ぎ立てる。
　是で注目したいのは山本五十六の戦争責任。
“彼が開戦に反対しなかったから悪い”“真珠湾攻撃を行ったから悪い”等など。
　では、連合艦隊司令長官とは如何なる職責があったのだろうか？
艦隊令という法律がある。大正三年十一月三十日に制定された軍令の一つであり、艦隊とは如何なるものか、艦隊司令長官の職責は如何なるものか、等を制定しているものだ。
当然、連合艦隊司令長官という職務の職責も規定されている。
『第十条　聯合艦隊司令長官ハ天皇ニ直隷シ聯合艦隊ヲ統率シ之ニ関スル隊務ヲ統督ス
2　聯合艦隊司令長官ハ軍政ニ関シテハ海軍大臣ノ指揮ヲ承ク』
つまり、第一線部隊の指揮官という事であり、国政に参かる事は無い事になる。
　真珠湾攻撃を行う為に、山本を含む連合艦隊幕僚が軍令部と幾度も意見を戦わせて、漸く行った事は有名な話である。
そう云う協議を経ないと連合艦隊は作戦を実行する事は出来ないのだ。
　又、開戦までは五相会議というものが国政の重要な部分を決めてきている。
それに参加するのは、内閣総理大臣・陸軍大臣・海軍大臣・大蔵大臣・外務大臣の５閣僚であり、議題によっては企画院総裁も出ていた。
連合艦隊司令長官等は出る幕はないのだ。
　こう云う事を踏まえると、山本五十六に開戦責任があると言えるのだろうか？
艦隊令等はネットの中野文庫でも見る事が出来るものである。
　脳内妄想をするのは自由だから、それを型に成す時は、簡便にでも裏づけはするべきだろう。

伸 2008年02月12日 (火) 23時41分 No.91

彼の昔のＨＮは“ジ○マンチ”だったかな。
“じ○ま”になってからは変えてないですよ。
いやー、漢字変換すると『そのもの』『名は体を表現す』と言う事で、やはり“何だかなぁ”です(苦笑)。

　艦隊令で面白いのは、連合艦隊司令長官の職務規定に軍令について記述されるのが、後の改訂でなんです(笑)。
“作戦計画ニ関シテハ軍令部総長ノ指示ヲ承ク”と言う一節は、後付なんですねぇ。

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