[176] 夏琉の場合 |
- 夏 - 2006年08月21日 (月) 12時17分
いいだしっぺなので書き込みますー。
これ、趣味や傾向がわかるから絡む相手を探すときに参考にできるかもね。 あまり考えずに現時点で思いついたものをとりあえず…。
「カードミステリー 失われた魔法の島」 ヨースタイン・ゴルデル 徳間書店 ゴルデルが好きな人だったら9割の人が、有名な「ソフィーの世界」より こっちのが面白いって言うと思う。父と息子がぐだぐだ言いながら、母親 を探しにヨーロッパを旅する話。物語の中に物語がありさらにそのなかに 物語が…というゴルデルお得意の手法。ゴルデルの書く強烈な父性には正 直イライラするのだけど、日本人にはそゆとこが受けるのかしら、とも 思う。私含めて。
「ごろごろにゃーん」 長新太 福音館書店 センダックの「かいじゅうたちのいるところ」とどっちにしようかちょっ と悩んだけどこっち。絵本です。「ごろごろにゃーんごろごろにゃーん ひこうきはとんでゆきます」というセリフがひたすら絵とともに繰り返さ れます。いやー、いい世界だ。住みたい。
「九年目の魔法」 ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 創元社 別冊文藝の企画でもジョーンズをあげている人はいましたが、とりあげら れていたのは「クレストマンシー」だったかな。ものすごくはしょって 説明すると、痴情のもつれのとばっちりをくらった女の子の成長物語。こ れをきっかけに「タム・リン」やら「金枝篇」を読んだ人は多いだろうな ー。金枝篇はまだ読んでいませんが…。ボスキャラとの対決シーンはジョ ーンズ作品の中で一番ではないかと。こういうファンタジーを書いてみたい、と珍しく思った作品です。
「ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち」 リチャード・アダムズ 評論社 ネズビットの「砂の妖精」をあきらめてこちらに差し替え…。うさぎたち が新天地を求めて旅をする話。硬派。超硬派。大学生のときに読みました が、半徹夜で上下巻一気読み。動物ものを「ファンタジー」と分類するこ とが多いのはそうするしかないからなのかしら。「大人が読んでも面白い」 っていう文句、大っっっっっっ嫌いなのですがやっぱりこういう本のよさ を伝えるにはこういうしかないのがジレンマだわぁ。
「魔法の学校」 ミヒャエル・エンデ 岩波書店 ラストはエンデで閉めたいんだー、と悩んだ末これ。短編集です。表題 作がいい。私の人生のテーマをくれた作品です。
あぁ、私がいかにファンシー女かよくわかる…。 5冊って難しい!ていうか別冊文藝の企画では10冊だったような。 ラノベや日本の長編も入れたかったのにぃ。
|
|