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[13] 万学の祖アリストテレスの哲学に必要だった正しい修正
モリタ - 2005年07月14日 (木) 16時52分

現代の学問体系は万学の祖アリストテレス(前384年 - 前322年)によって確立されたと言っても過言ではありません。
現代人は、アリストテレス哲学の概念である観察と論理、因果によって思考しており、科学をはじめ政治も経済もこの上に発展してきました。

しかし、このアリストテレス哲学にも問題がありました。
それは「目的因」というものです。アリストテレスは因果関係を重視し、その因果の中に「目的因」という概念を導入しました。目的因とは「物自体が持っている目的」のことで、これを因果の原因としてとらえたのです。これを目的論と言います。例えば、植物は繁殖して多くの実を実らせるという目的を持っていて、種の形に工夫を凝らした、と捉えるのです。

アリストテレスは、目的因の究極的原因は神であると言いました。しかし、この目的因的推論は因果関係を物質の中だけで考察しますので、どこまでさかのぼっても神に到達しないばかりか、物質の究極的原因が物質であることで無限の因果関係に陥ってしまうという矛盾性がありました。

近代哲学の父デカルト(1596年 - 1650年)によって、目的因的推論に対する修正が機械論という名でもたらされました。
デカルトはアリストテレスの観察と論理、因果の方法論を継承し、さらに目的因の代わりに物理法則という原因を取り入れました。これで、この世界は目的ではなく法則によって支配されているのだということで、現代科学の思考パターンが確立しました。

アリストテレスにしろ、プラトンにしろ、パスカルにしろ、デカルトにしろ、神の存在を否定する哲学者はいません。

しかし、今日確立された科学的社会は、この世界を、創造主である神がいなくても機械的に動くメカニズムと見なしています。

そして、アリストテレスの目的論は神が目的を持ってこの世界を創造したと盲目的に信じた思想の名残だったとみなす哲学者もいます。そして物理法則のみで整理し直した機械論こそが正しいとしていますが、
実はそうではありません。

物理法則は相互作用の性質であり、相互作用を及ぼしあうための存在がそもそもなぜ存在するのかという疑問に、機械論は答えてくれません。
アリストテレスの誤りはそこにあったのではありませんでした。

アリストテレスの誤りは、神が目的を持ってこの世界を作ったという思想を理論的に正しく取り入れることが出来なかったところにあったのです。


しかし、今日、文鮮明先生が語られた「先有条件」という概念によって、これを正しく取り入れることが出来るようになりました。

事物が存在するためには先ず必要とされる条件があります。例えば原子であれば陽子と電子を結びつける電荷です。陽子と電子という独立した別々の存在が電荷という共通要素によって互いに引き合い原子が構成されています。

相対的な関係を持ちうる条件を先に有して存在しているのです。このような条件を先に有しているということは、論理的に考えて、この条件を思惟した設定者がなければありえないことです。物理法則もそのもとで成立します。

ゆえに、先有条件の指摘によって、神が目的を持ってこの世界を作ったという思想を論理的に正しく取り入れることが出来るようになり、アリストテレス以降構築された思考の枠組みは修正の必要性が出てきました。

社会が混迷を極め、機械論的進化論などの誤った理屈が出てくる原因は、現代人の知的作業のフレームワークである、アリストテレス・デカルトの哲学に欠陥があるからです。その結果として、科学者は、神と遊離し、形而下しか見ることができず、科学者のもたらす世界観によって導かれる現代社会も行き詰まっているのです。





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