[125]はじめ
さてさて、なんだかんだ有りまして、ピピは部屋の片づけを済ませました。
ピピ「お、終わったで〜! あゆみはん、それ以上寝ると起きる前にあの世に行ってまうさかい、早う起きぃ!!!」
あゆみ「んんん、[起きる] あ、もう部屋の片づけが済んだのですね。5963♪」
ピピ「みかはん、それ以上兎跳びすると筋肉ついて漢(おとこ)っぽくなるさかい、止めるがええんちゃうか!!?」
みか「あっ!!![止める] 片付けどうも★」
ピピ「ゆきはん、それ以上踊ると骨折れてクラゲになるさかい、止めるがええんちゃうか?」
ゆき「[止める]おほほほほ、そうでしたねぇ。 片付け御愁傷様(ごしゅうしょうさま)☆」
あゆみ「さてさて、[時計を見て]もう7時をですし、皆さんで夕御飯を作りませんか?」
みか「いいねぇ★ みか賛成の反対の反対!(=賛成)」
ピピ「普通に答えぃ!!!」
ゆき「では私も塩基性の反対。(=酸性→賛成)」
ピピ「化学かい!!?」
あゆみ「OK everybody, let’s begin! では皆さん、始めましょう!」
ピピ「何故英語!!?」
4人は台所へ行きました。
あゆみ「ではでは……… これっくら〜のっ、おべんとばっこにっ♪」[弁当箱を用意]
みか「おにぎりおにぎりちょいとつ〜めてっ♪」[ポケットからおにぎりを取り出す しかもそのおにぎりはプラスチック製]
ゆき「きざ〜みしょうがにごましおふって〜♪」[酸化銅(T)と水酸化ナトリウムと鉄粉をかける]
ピピ「にんじんさん♪ ………って遊んどる場合かぁ!!!真面目にやれぃ!!!!!」
あゆみ「おほほほほ、ごめんなさ〜い♪ ではでは、今日の夕飯のメニューは野菜スープにしましょうか。」
みか「いいねぇ!」
ゆき「ではまづ最初に、大鍋に水を入れましょう。」[5g程の容積の大鍋に水を2gほど入れる]
あゆみ「キャベツを入れて…」[あゆみがキャベツを鍋に入れる]
みか「にんじんを入れて…」[みかがにんじんを鍋に入れる]
ゆき「ウィンナーを入れて…」[ゆきがウィンナーを鍋に入れる 以下略]
あゆみ「たまねぎも入れて…」
みか「ピーマンも入れて…」
ゆき「コンソメも入れて…」
高トリ「強火で煮込みましょう!」
ピピ「なぁ、ウチも具ぅ入れてええか?」
高トリ(シャキ〜ン◇!!!)
旧高校生トリオは、具を入れさせるかっ!という視線でピピを睨みつけました。
高トリ「せ〜の、煮えたかどうだか食べてみよう♪ むしゃむしゃむしゃ[スープを味見] まだ煮えない♪」
ピピ「当たりめぇやろ〜! まだ煮込んで20秒しか経っとらんで〜!!!」
あゆみ「しかし、これでは味付けが物足りないですわね。」
みか「そうよね。」
ゆき「では、もっと調味料を加えましょう。」
あゆみ「では私は、辛さが足りないので唐辛子を入れま〜す。」
そう言ってあゆみはダンボールいっぱいの赤唐辛子を、一気にドヴァッっと鍋に入れました。
みか「え〜〜???それじゃ辛くなっちゃうよ〜! チョコも入れようよ!」
みかも負けずと、バケツいっぱいのカラフルチョコを、一気にザ〜ッと鍋に入れました。 ちなみにカラフルチョコとは、ソフトクリームやアイスの上に時々載っている、細長くて色とりどりなチョコのことです。
ゆき「おほほほほ! やはり健康のことを考えて、このスープを塩基性にしましょう♪」
そう言うとゆきは、どこに持っていたのでしょう…、「アンモニア水 1mol/g」と書かれたシールの付いてるビーカーを取り出しました。そのビーカーの中には無色透明で刺激臭のする液体(アンモニア水)が入っています。 そしてゆきは、こまごめピペットでそのビーカーの中に入っているアンモニア水をピペットの最大の目盛りの線まで吸い上げ、鍋の中へ注入しました。 鍋からはトイレの中の匂いのする湯気がたちのぼっています。
あゆみ「んんもう、ゆきさんったら、大胆不敵ですわねぇ。」
ゆき「お〜っほほほほ〜〜〜!!!」
ピピ「くっさ〜〜〜〜〜!!!!!」
あゆみ「しかし、これだけではまだ具が物足りないですわね。」
みか「そうよね。」
ゆき「では、もっと具を足しましょう。」
あゆみ「では、兎の肉を入れますわ。」
そう言ってあゆみは、兎の肉をぽとぽとと鍋に落としました。
みか「ひど〜い! みかは鼈(すっぽん)を入れる!」
みかも負けずと、体長30cmほどの鼈を鍋に突っ込みました。
ゆき「おほほほほ、私は…」
ゆきはどこから取り出したのでありましょう…、まだピンピンに生きている白蛇を取り出しました。 白蛇は青紫色の舌をベロベロと出し入れしています。
ピピ「いや〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
ゆきはその白蛇を生きたまま、グツグツと煮立っている鍋へ投入しました。 白蛇は暑い暑いとも言うように、身体を激しくくねくねさせてもがいています。 そして、徐々に身振りが衰えていき、しまいには鍋の底からぶくぶくと昇る気泡に打たれて鍋の中を不規則な方向へ踊り回るありさまになってしまいました。
あゆみ「んんもう、ゆきさんったら、波乱万丈ですわねぇ。」
高トリ「お〜っほほほほ〜〜〜!!!」
ピピ(もうダメや……………)
あゆみ「では、改めまして………」
高トリ「せ〜の、煮えたかどうだか食べてみよう♪ むしゃむしゃむしゃ[スープを味見] もう煮えた♪」
あゆみ「できましたわね。」
みか「ねぇねぇ、このスープに名前を付けない?」
ゆき「そうですねぇ、では……… 『スーパーミラクルウルトラワンダフルビューティフルジョイフルファイヤーハイヤーディザイヤーヴェジタブルスープ』 っていうのはどうでしょうか?」
あゆみ「いい名前ですわねぇ♪」
みか「みかその名前で、京王の反対!(=おうけい→OK)」
ゆき「では、この鍋を居間に持っていきましょう。 ピピさんも運ぶの手伝って下さい。」
ピピ「わ…、わかったで!」
4人は『スーパーミラクルウルトラワンダフルビューティフルジョイフルファイヤーハイヤーディザイヤーヴェジタブルスープ』を慎重に居間に持っていきました。
【ピピの苦労は続く】
●後書き● はじめ「やっほ〜♪ 何だか最近SSを読んでヴぁかりで、SSを書いてはいなかったので、これを書きました。 まぁ、バテて受験勉強に集中できなくて書いたというのもありますが(笑) ではでは、次回もお楽しみに★」 投稿日:9月28日(日)
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2003年09月28日 (日) 18時09分
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