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ハイドン(9)
グッキー (56)投稿日:2003年06月03日 (火) 00時09分 返信ボタン

 ヨーロッパでロンドンほど音楽活動の盛んな首都は、存在しなかった。
ハイドンの到着は大きな興奮を呼び起こした。ヘンデルの旧友チャールズ・
バーニー博士は、新しい英雄のために堂々とした対句による長詩を書いた。
「ハイドンの英国到着に寄せる詩」という題のこの詩は、次のような
好意的な一節を含んでいた。
     ハイドン!音楽芸術の偉大な帝王よ。
     なんじの作品だけが、その広い領域を支配する羅針盤の中で、
     すべての山野と海の広大な地図を提供する。
     現代音楽家の中で、なんじから思考と演奏術を教えられなかった者はいようか。
     なんじの理論が彼らの頭脳に原料を仕込み、
     なんじの労力が彼らの手腕を強めなかったことがあろうか。

 新聞は大々的にハイドンのことを書いた。1791年1月6日付の
パブリック・アドバタイザー紙は、ハイドンを論じるとともに「冬季の
毎日の音楽行事」という見出しで、ロンドンの音楽行事のリストを載せて
いる。このリストはなかなか立派なものである。――

   ・・・・・諸君は今週の音楽行事を見て喜ばれるであろう。仮に
二つのオペラの合同公演がなかったとしてもである。・・・・・
   日曜日 貴族の予約音楽会が毎日曜日、異なった会場で開かれる。
   月曜日 ハノーバー広場の室内会場で、ビリングトン夫人による
    プロフェッショナル・コンサート。
   火曜日 オペラ。
   水曜日 トッテナム街会場で古代音楽。王室の賛助による。
   木曜日 パンテオンでオペラ合同公演がある場合は歌と踊り。
    ない場合はマーラ夫人とパキエロッチ氏のコンサート。隔週ごとの
    木曜日にはフリーメイソン・ホールで古代音楽アカデミー。
   金曜日 ハノーバー広場の室内会場でハイドンのコンサート。
    デーヴィッド氏共演。
   土曜日 オペラ。

 ハイドンはロンドンの社交界から熱烈に迎えられた。彼はウィーンの
友人に次のように書いた。――「私の到着はロンドン全市に大きなセンセーションを
巻き起こした。三日間ぶっ通して全新聞社を回った。皆が私の知人になりたいと
望んでいる。今日まで六回も外で夕食をした。私が望むなら毎日でも外食できる
だろう。しかし私はまず自分の仕事と健康のことを考えなければならない」。
仕事というのは『ロンドン交響曲』として知られる、彼の最後の12曲
(93番―104番)の前半6曲となった作品を作ることであった(話が
ややこしいが、104番ニ長調の曲も『ロンドン交響曲』となっている)。




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