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[919]はじめまして&質問 投稿者:そら

投稿日:2003年04月27日 (日) 00時28分

どうぞよろしくお願いします、、、、
先日文章を書いてて「作品を彼に味あわせる」に
味わわせる?味あわせる?味わあせる?
と疑問に思い「味あう」「味わう」両方辞書で調べたんですが、
味あう・・・「味わう」の誤れる回帰形
とあり、誤れるとはどういうっこちゃと。
結局「味あう」は使用不可なのかと。
最初の謎がまた謎を呼び混乱しました(汗

〇味わう、味あうの使役はなんですか?
〇誤れるとはどういうことか?を教えてください。

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[923]投稿者:むささびとびのしん
投稿日:2003年04月27日 (日) 08時24分
そらさん、おはようございます。
「あじわう」が基本的な一般の形ですね。
「にぎわう」「さきわう」と同じタイプの動詞ですね。
これの使役形は「あじわわせる」です。
ところが、この使役形はちょっと言いにくいですね。
そこで、「あう」が登場して、これの使役形が「あわせる」だから、「あじあわせる」という形ができるのだろうと思われます。
「誤れる回帰」というのは言語学の用語で、「誤れる」は「誤った」「誤っている」(すなわち「間違った」「間違っている」ということ)という意味です。
間違ってできた言葉といったところでしょうか。

ところで、「あじあう」が載っている辞書って何という名前ですか? 教えてください。

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[935]わかりました、、、が投稿者:そら
投稿日:2003年04月29日 (火) 03時26分
むささびとびのしんさん、大変にありがとうございます。
やっぱり「あじわわせる」では少し不自然なところがありますよね。

>「あじあう」が載っている辞書
普段から愛用している三省堂の「新明解国語辞典」です。
でも「第四版」だから古いのかしら。

回帰形を同じく調べると
一度発音の変わった言葉がなんらかの事情で再び元の形に戻ったもの。
だから年代的に
「あじあう」→「あじわう」→「あじあう」となったのかなぁと思いまして。
でも本来といか今は「あじわう」の方がより正確、適切なんですよね。
だから回帰する必要がないのにしてしまったから「誤れる」と書いてあるのかしら?本当はどうなのよ?と思ったわけです。

どーも長々とすみません。

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[946]味あう投稿者:かずお
投稿日:2003年04月30日 (水) 08時52分
新明解国語辞典(三省堂)の第三版にも「味わう」の誤れる回帰形と出ています。広辞苑、大辞林にはありません。

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[947]投稿者:むささびとびのしん
投稿日:2003年04月30日 (水) 15時55分
『新明解国語辞典』(第5版)には「誤った回帰形」と、「誤れる」は「誤った」に変更されています。
回帰形の典型例は「母」(はは(ファファ)→はわ→はは)の例のようですね。

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[958]投稿者:むささびとびのしん
投稿日:2003年05月02日 (金) 05時08分
最近出た『日本語学』4月臨時増刊号が「コーパス言語学」を特集していました。
その中で、田野村忠温さんが「コーパスによる文法の研究」を書いておられ、「あじわう」と「あじあう」を取り上げています。
未然形での用法で特に「あじあう」が見られるそうです。
検索エンジンで仮名表記の語形を含むページを求めた結果、
「あじわわせ」 7件
「あじあわせ」61件
だそうです。
「未然形の本来の語形に含まれる『わわ』という同一音節の連続を回避しようとすることの結果である可能性を示唆している」(181-182ページ)と述べておられます。

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[1382]投稿者:すがり
投稿日:2007年09月25日 (火) 12時03分
歴史的仮名遣いなら、「あぢはふ」「あぢははせ」ですね。
歴史的仮名遣いだと、必ずしも発音が筆記に一致する必要も無いので、これを「あじわう」「あじあう」「あじわわせ」「あじあわせ」などどう読もうが、同時代に生きる人に通じればそれで良いということになると思います。歴史的仮名遣いの原則から外れている読みも有りますが、
そういう例は他に幾らでも有るし、これもその一つになると思います。

こういう混乱が起きるのは、厳密な発音を求める現代仮名遣いの欠陥の一つですね。
例えば「頬」を「ほほ」と「ほお」の二通りの表記法を作らざるを得なくなったなどの例が有ります。昔は「ほほ」と書いて「ほほ」と読む人もいれば「ほお」と読む人もいるという話で済んでいたのですが。



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