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[385] 教室  no8
結花 - 2007年09月01日 (土) 02時34分

家に帰って


ドアを閉めたら




今日の出来事が一気に駆け巡った。















殴られたこと









保健室で寝てたこと










そのまま教室でまた寝たこと












カズヤに


キスされたこと



















そして






















カズヤに










スキっていわれたこと。




























あたしにはやらなくちゃいけない課題が


一気に増えた。







































































――――教室 no8――――






















































































しばらくボーッとしてて










お兄ちゃんに顔の前で手を振られるまで















私は本当にボーッとしていた。









考え事するわけでもなく



何かするわけでもなく










ただ









まだほんのり温かみが残る唇だけに



集中するみたいに









何もしないでいた。






















今日のごはん当番は私だ。












「も〜アヤカがやんねえから俺うどんつくっといた」












お兄ちゃんやってくれたんだ。



よかった。











「ありがと、ごめん。」









「いいよ別に。ってかめっちゃ記憶ぶっとんでたけど」






















記憶ぶっ飛んでた。















それだ

それが今までの私を表す


決定的な言葉だった。


















「ごめん。超ぶっとんでたー」












私は着替えてくると言って



お兄ちゃんに


悟られないように

足早に二階の自分の部屋に戻った。






















バッグに入っていた携帯を開くと新着メールが12件。














「多いな・・・」










親指でメールボックスを開くと









5件がマキから。

3件がサキから。

1件がユリから。




3件がカズヤからだった。













「アヤぁ、今どこー?」
「遊びにこない?」
「ねぇ返信くればか」
「応答せよあやー」
「おい!生きてるか!?」


「昨日殴ってまぢごめんね」
「まだ痛む?」
「もしかして怒ってる・・・?」


「明日のHR、頼んで自習にしてもらおーよー」











一通りみんなに返事してから




カズヤの3件のメールをみた。













「俺本気です。返事いつでもいいから」
「大丈夫?」
「何でもいいんで返事くれ」



























あの「ぶっとんでた」じかに12件も。
















よくみれば着信は3件。

















マア、サキ、ユリからだった。

カズヤからの着信はなかった。















どうすればいいんだろう。















カズヤのことはスキ?













あまりに突然で何にどうすればいいのかさえわからない。
















とりあえずカズヤに返事しよう。














「メール遅れてゴメンね。寝てたんだー。大丈夫だよ心配しないで」


















それだけ打って送信ボタンを押した。


























すぐに返事が来た。









「よかった。アヤカに何かあったかと思って、3通もめーるした笑
ごめん。
アヤカから返信いつ来るかわかんないからずっと携帯もってた」






















































そういえば




























入学した時


























先生にあずけられたたくさんの配布物を


抱えてた私に












前から走ってきて全部もってってくれたのはカズヤだった。

































マァとケンカして一人でいたとき






何気なく隣に座って

泣く私の話を「うん、うん」と静かにただ聴いてくれたのも
カズヤだった。
































終わらない提出物を一緒に必死になってやってくれたのもカズヤ。


















気付かなかった。























私はたくさんカズヤに助けてもらって















支えてもらって

























見てもらってたんだ。
























































私はカズカに新規メールを送った。
































































































































































































「私、カズヤのこと考えるっていったけどすぐに答えでる。


カズヤの彼女になりたいです。」


















がんばれあたし。



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