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名前 |
Yusuke
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題名 |
たび |
内容 |
一人でぶらりと天橋立に行ってきた。理由はまだない。 大雪の中を傘もささず一人で歩いてて、久しぶりにすれ違った人に写真撮影をおねがいした。写真をPCでちゃんと見てみると、ほっぺがまっかな子になっていた。 ロープウェイだ。山の上から天橋立を見るときれいだろう。財布をあけた。中身を数える必要もないことにすぐ気づいた。と同時に、帰れない可能性、野宿になる可能性を認識した。 雪は降り続けた。雪は俺がしぼりだす熱をことごとく奪っていった。
昨日は京都の寺田屋に行った。「竜馬がよく泊まった部屋を見れる」、そう思って歩いた道に何があったか覚えていない。 そして俺はそのとき、月曜が休館日だったことも覚えていなかった…
友達と酒を飲んだ。7合飲んだ。普段は飲まない日本酒があんなにうまかったのは、ここが京都だからなのだろうか… 飲み続けた。時間は気にならなかった。気になり始めたときは既に遅かった。夜行バスの時間もわからず、とにかくタクシーに乗り込んだ。 バスは?ない。あぁ、野宿か。いや、あれは…あった! 1分待ってもらって切符を買い、酔っ払ったまま夜行バスに乗り込んで新宿に帰ってきた。 その時はまだ、新宿から吉祥寺までの電車賃がないことに気づいていなかった。 気づいていたのは、最後に行こうと決めていた清水寺に行き忘れたこと、竜馬の墓を見忘れたことくらいだった。
そういえば途中で買ったビニール傘はどこに行ったのだろう。
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[533] 2004/01/27/(Tue) 12:56:24 |
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