初めて投稿します。大阪北摂在住77歳父が腸間膜腫瘍、Gistの疑いあり、と診断されました。大きさは5cmです。主治医から「Gistかどうかは検査ではわからないので、手術にて病理検査後に小腸、十二指腸の一部を含めて腫瘍の切除を」と言われました。「その際に遺伝子解析をお願いします」と申し出たところ、遺伝子解析についてはよく御存じないようなお返事でした。腸間膜というまれな部位であることと、遺伝子解析についての見解が得られないという二点から、このままこの病院にかかっていていいものかと思い、父にホームページにGist治療について説明が詳しい阪大病院への転院を進めたのですが、検査を最初からやり直すわずらわしさや、人間関係のこともあるから、と断られてしまいました。@この病院にお世話になりながら、遺伝子解析についての資料を持参し、主治医の理解を得るAやはり阪大病院に転院、どうしたらいいのか迷っています。
初めまして。熊本のぞうさんと言います。 最初の手術では、被膜を破らずに手術をするのが肝心と聞きます。 腹膜への播種がかなりの確率で起こるからということです。 ですので、GISTに詳しい医師に手術してもらうほうが良いと思います。 でももしそれが不可能ならセカンドオピニオンという形で詳しい先生の意見を聞いて、今の主治医と連携してもらうという形も考えられます。 選択肢を増やしてすいません。(^_^;)
ぞうさん、大変丁寧にご教示下さりありがとうございます。お礼が遅くなり申し訳ありません。「最初の手術」について質問させて下さい。現在までまだ手術をしたことはなく、CTその他でGistの可能性あり、と言われました。10月21日に腹腔鏡手術で細胞を取り出し、細胞検査の予定です。この腹腔鏡による検査は、ぞうさんのおっしゃる「最初の手術」にあたるのでしょうか。
内視鏡ででも、回復でも最初の手術時に注意がいるということです。
「CTでGISTの可能性があり」は可能性が高いでしょう。腫瘍径が5cmだと腹腔鏡手術での成功率は高いでしょう。しかしGIST治療で一番大切なのはマージンを確りとり(即ち、腫瘍辺りの組織を1cmほど切り取り)、腫瘍皮膜を破らず、腫瘍から出血をさせず、すんなりと摘出する だと読んでいます。よくGIST知識の深い医師による、播種を未然に防ぐ摘出手術が非常に重要だと聞いています。腫瘍摘出後に病理レポートが出され、腫瘍の特性が書かれ、もしC-Kit陽性であらばGISTが確認されるでしょう。しかしC-Kit陽性でなくても他のGISTもあります。この病理レポートにある程度のGISTの悪性度が書かれるはずです。悪性度をしめす一番重要なのは細胞分裂数です。これは5/50HPFなどと書かれています。この件に付き3年ほど前にポストしました。参考にして下さい。「GIST細胞有糸分裂数 − 定義、算出方 Sunny南加 - 2010/12/17」http://bbs4.sekkaku.net/bbs/?id=gist&mode=res&log=966予後につき次ぎに大切なのは腫瘍径ですが、5cmだと要注意ですが、悪くはありません。小腸、十二指腸のGISTはExon9の変異の可能性が多の臓器に比べ高いですから、抗がん剤、グリベック服用にかんして遺伝子解析は重要でしょう。しかしそれほど今急いで知る必要はないと思います。いま一番重要なのは、GISTの特性を良く知った外科医によって、マージンを確りとり、すんなりと腫瘍の摘出だと思います。G.netに早速加入し、皆さんに具体的な情報をお聞きになることを強くお勧めします。
ぞうさん、度々のご返信ありがとうございます。Sunny南加さん、懇切丁寧なご説明ありがとうございます。まずは納得のいく手術ですね。本日G.netに登録させていただきました。管理人の西館様もありがとうございます。G.netには状況のよく似た方々がいらして、心強いです。21日に腹腔鏡で検査と言われました。当初、開腹手術で小腸も切除と言われていたのに、一部取って検査だけになったのはなぜ?播種は大丈夫なの?など色々疑問があります。明日、主治医と話をしてこようと思います。