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[5516] 胃GISTと、(家族の)抗がん剤治療薬との関連について みぃ - 2011/08/11(木) 03:52 -

30代女性です。
3年前に、地元がんセンターの超音波内視鏡で、
【胃GISTの可能性が8〜9割です。まだ7mmと小さいので、経過観察します。 】と言われました。

翌年の検査で【大きさ変わってないから、また来年来てください。】と言われ、安堵していましたが………診断書には、【胃GIST(肉腫)疑い】と書かれてありました。

その後、1年半近くたちましたが、喘息の持病悪化などから、まだ検査を行えていない状態が続いています。

すみません。。。。
今回お伺いしたいのは、
家族が【形質細胞腫(末期がん)】と診断され、
メルファランの抗がん剤治療(自宅)を奨められており、

医師から、【メルファランは発癌性などあり、毒という認識で取り扱ってください。。
毎回吸い込むことで、免疫力が低下したり、遺伝子にも影響が出てきます。
ビニール手袋は必須ですが、可能でしたらマスクや専用エプロンなどもあれば尚良いと思います。。。。】と言われました。


私自身の近所の胃かかりつけ医に伺いましたら、
【遺伝子レベルで影響が出る抗がん剤は、幾つかあります。。。。
あなたの場合は胃やアレルギー、喘息などリスクがあるのですから………家族で交代しながら、治療介護をされた方がいいでしょう。】と言われました。


そこでご質問です。。

胃腫瘍が、今消えているか大きくなっているか全く分からない状況で………
万が一、何らかの状況により、毎回もしくは時々メルファランを吸い込んでしまった場合、
胃GIST(8割)疑いへの影響は、どのくらいになりますか?


メルファラン治療をしていくことは確実なのですが、私自身、どの程度影響があるのかをきちんと知っておきたく、(発癌性や遺伝子影響など…)何卒ご回答お願い申し上げます。

[5520] 調べて見ました。 ぞうさん - 2011/08/14(日) 01:35 -

 最初自分の感覚的には発がん性があったにしても上皮がんの方が起こりやすいのでは?(GISTには粘膜下腫瘍なので,直接取り込んで影響を受けるにしても上皮より遅いと考えられるので。)と考えたのですが,詳しく知らないので調べて見ました。

一応調べたもののリンクを載せておきます。

メルファランについて
http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se42/se4219002.html

 これによるとご家族の方の病名は多発性骨髄腫のようですね。

 一応グラクソ・スミスクライン社の添付文章を見てみました。

http://glaxosmithkline.co.jp/medical/medicine/item/alkeran_tab/alkeran_tab.pdf

 これによると,「マウスでは肺腫瘍及びリンパ肉腫の発生、ラットでは腹膜肉腫の発生が報告されている。」との記述があります。

 人間に関してのレポートは添付文章にはありませんが,疑いがあるので扱いを慎重にと医師が話されたんでしょうね。

 GISTに関しての対応ですが,GISTの疑いで2cm以下の大きさということであれば経過観察が妥当だと思います。

 定期的にCTをとって増大の傾向がないか?調べていくので今のところ十分だと思います。

[5525] 胃GISTと、(家族の)抗がん剤治療薬との関連について Sumito - 2011/08/15(月) 22:56 - MAIL HOME

みぃさん、レスが遅くなってしまい申し訳ありません。
メルファラン=アルケランですが、錠剤を使用されるのであれば、直接吸い込むことも少ないでしょうし、介護される方への影響はそれほど強く出ないと思います。ただ、実際のところGISTにどのような影響があるかはまったく予想できませんし、もし万が一GISTが増大し始めたとしても、メルファランの影響なのかどうかは誰にも解かりません。メールでも書きましたが、micro GISTと呼ばれる非常に小さなGISTがなぜ増大を始めるのか、いくつもの要因が重なっての事だと思われますが、そのメカニズムはまだ解明されておりません。
メルファランを毎日微量ずつ吸い込むことが一つの要因となる可能性はありますので、そういう意味では注意が必要なのかもしれません。
それから、服用されるご家族にも骨髄抑制などの副作用が出てしまうかもしれませんので、感染症予防など、患者さんに対する衛生面と言う意味でも、介護される方のマスクやディスポグローブの着用は必要かと思います。
今回はみぃさんご自身が服用される事ではありませんので、GISTに対する影響というよりも、アレルギーや喘息への影響もトータルに考えて・・という、かかりつけの医師の言葉が正論のように思います。

[5527] ぞうさんへ みぃ - 2011/08/17(水) 03:22 -

詳細にわたるご回答に、大変感謝いたしております!!!


 GISTは粘膜下腫瘍なので,直接取り込んで影響を受けるにしても上皮より遅いと考えられる………というアドバイスは、今後の様々要因のためにも参考になりました!



また、メルファランやグラクソ・スミスクライン社の添付文章までもリンクして下さったことで、今回や今後の薬や医学的にも大変勉強になります。。



家族の病名は、多発性骨髄腫の一種、形質細胞腫というものでした。


そけい部や腹部、リンパにまで転移が及んでいます。
腕は、腐敗を起こしていますが、現在はステロイドと抗生物質で、食欲もかなり増し、腕のパンパンに腫れていたのも、かなり細くなり、今は大きめしこりから膿が出ていたり………多少体のしんどさがある程度です。



医師からは、体調回復したら抗がん剤治療を………と言われていますが、

本人の、多少疲れた時などに【意識混濁もしくは意識薄れ、貧血?】のような、明らかに目の状態が変わる時が3〜4日前までは時々ありました。。


しかし、最近は部屋を涼しくして完全安静してから後、驚くほど元気になっています。


高めの熱も、この2日間は平熱に戻っています。


しかし、私の家族2名が亡くなる時も、一時元気になったので、

そのような場合には、抗がん剤を使えないのかも………と家族みな悩んでおりますが、
私の胃GIST疑い(計画観察中)にも、やはり様々影響が見られるような現状を察します。



お伺い致したいのですが、意識混濁や薄れがあっても、食欲がかなりある場合には、死が近いとは限らないでしょうか?



家族上記2名は、肺炎と心臓病で亡くなりましたが………
同じような、目の意識が遠退くような、若干黒目が様々動くような感じがあってから、二人とも4日後に亡くなりました。


しかし、2人とも【食欲】は全くありませんでした。



どのようなアドバイスでも、何卒ご回答お願い申し上げます。

[5528] Sumitoさんへ みぃ - 2011/08/17(水) 05:19 -

大変専門的な、貴重な情報をありがとうございました!!!



メルファラン=アルケランを、錠剤で使用する場合のみ、それほど強く影響は出ない………という教示より、
やはりある程度の影響はある印象を受けました。


また、メルファランを毎日微量ずつ吸い込むことが、GIST増大への一つの要因となる可能性はある………ということや、
服用する家族の骨髄抑制、感染症も出てくる可能性があるということで、

本当に慎重に、家族や私自身がマスクやディスポグローブ着用など、きちんと行っていく必要性を感じました!!





アレルギーや喘息の対処、胃への影響、介護替われる家族の持病や介護本人の体調も含め、御教授下さったようにトータルに考えて、最良の選択をしてゆきたく思います!





メールの方でのあたたかいお言葉も含め、的確で分かりやすいご回答に感謝申し上げます!!!




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