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アオギリの手持ち 2016年09月05日 (月) 01時36分
ルビサファリメイクのアオギリさんがカッコよすぎるので、書いてみました。
とは言っても、プレイしたのが割と前なので、キャラがぶれてるかもしれないのは、勘弁してください。
主人公=プレイヤーみたいな事も含め、若干夢小説よりかも。
モライビ   5nice!
 
<2> アオギリの手持ち@ 2016年09月05日 (月) 01時37分
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 目の前が真っ白になった。
「テメエのポケモンもろとも、バッキバキに揉み潰してやるよ」
 さっき聞いた荒々しく野太い声が、頭の中で反響する。
 僕は膝から崩れ落ち、手元から転がっていくモンスターボールを見ているしかない。
 手持ちのポケモン達はみなぐったりと力なく地面に伏せ、向かい側に立つただ一匹だけが、誇らしげな顔で僕達を見下している。
 それと同じように、誇らしげなポケモンのトレーナーであり、僕達へ蔑むような凶悪な眼光を向ける男――アクア団ボス アオギリが、口元に笑みを浮かべながら、僕へと近づいてくる。
「勝負あったな、ガキンチョ。まあ、俺達に逆らう事の恐ろしさがわかっただろ? おい、このガキンチョのポケモン共を連れていけ!」
 アオギリが下っ端に指示を出すと、団員達はすぐに応じ、僕のポケモン達を遠くに連れ去ってしまう。
 僕は足元に力を入れる事もできず、ただ連れていかれるポケモン達に腕を伸ばすだけだった。その様子を見て、アオギリは高々に笑い声をあげる。
「がーーーーっはははは! なかなかモノホンのガキンチョだとは思ってたが、やっぱ俺には敵わなかったな! だが、面白い……。このまま捨てておくには惜しい人材だ」
 身にまとったウェットスーツが弾けそうなほど力強い筋肉をまとった男が、こうして目の前に立っていると、その威圧感だけで空気がぴりぴりと重くのしかかってくる。はだけた胸は火山の暑さで汗に湿り、つんとした臭いが僕の鼻に入り込む。アオギリは指でなにやら指示を出すと、近くの団員がモンスターボールのようなものをアオギリへと手渡した。しかし、こんなボールは見たことない……。ショックで空っぽになった脳みそをかき回すように思考を巡らせてみるが、ただ混乱の渦を濃くしただけだった。
 アオギリはそのボールを誇らしげに眺めると、まるでポケモンを捕まえる時のように、腕を振り上げる。そのままボールは宙を舞い、僕の頭に鈍い音をたてた。
「たっぷり可愛がってやるよ。ガキンチョ……」
 僕の身体を赤い光がまとい、そのまま意識は遠のいていった。


 鼻につく潮と鉄の臭い。ぼやけた視界に光が流れ込み、僕はようやく目を覚ます。
 一体ここはどこなのか? アレから何があったのか? そんなの何もわかるはずがない。ただ理解しているのは、僕はアクア団ボス アオギリとの勝負に負け、大切なポケモン達を取り上げられたのだ。
 その思考に思い当たった瞬間、身体から力がこみあげてくる。地面に手をつき、僕は立ち上がった。コンクリートのような地面の、ひんやりとした感触が、手の平に浸透していく。
 朦朧としていた頭をふるい、周囲の光景を見渡した。無機質で殺風景な個室。あるのは、巨大な直方体のオブジェだけだ。ただ、不自然なほどに、この空間は広かった。
 その時、地面のかすかな揺れを感じた。地震かと身構えたが、どうやら違う!
 その揺れは一定のタイミングで揺れ、時間と共に大きくなっていく。遠くのほうから聞えてきた地響きのような音も次第に大きくなり、

ズドォォオォン! ズドォォォォン!

ズドォォォオオオオオォォォォオ!

と迫ってくる。
 僕はその揺れに、せっかく立ち上がった足もよろめき、再び地面に腰をついた。その態勢のまま、ゆっくりと首を持ち上げていく。そして気づいたのが、僕の目の前にそびえる壁は、ただの壁ではなく、とても大きな扉だったのだ。
 その時、鳴り響いていた爆音と揺れは止まり、地面を擦る音を響かせながら、目の前の扉が徐々に開いていった。僅かな隙間から、巨大な足がこの空間に入り込み、それが地面に着く振動で、僕の身体が少し浮かぶ。次第に扉を開けて入ってくる存在が露わになり、僕はただ呼吸を荒げ、目の前の光景に青ざめるしかなかった。その存在は完全に個室に入り込むと、扉を閉め、僕の逃げ場を封鎖する。堀が深く影に覆われた鋭い目が、獲物を見るように僕を捕らえた。顎髭を満足そうに指で撫でながら、ニタニタと歯を見せ楽しげに笑っている。

「随分ちぢこまったなあ、ガキンチョ」

 下から見上げるその存在は、もはや神に等しいくらいだった。丸太のようにゴツゴツとした脚が、まるでビルのようにそびえている。
 その巨人――アオギリは、太く岩のような腕を、恐怖で身動きがとれなくなっている僕へ伸ばすと、いとも簡単に、その手の中に丸め込んだ。
 アオギリの手の中で、必死にただ腕を振り回す。多少の弾力はあるものの、このサイズ差では、もはや打ち壊せも、どうしようもならない。
 暗い手の中にうっすら光が差し込んでくると、今の僕にできることは、ただの驚愕の叫び声をあげることだけだ。その様子を見てアオギリは豪快に笑う。その際に口の中から飛び出してくる突風で、いとも簡単に僕の身体は吹き飛ばされた。だが、すぐにアオギリは、指で壁を作り、僕が飛んでいくのを防いだ。
 目の前に広がっている光景……それは巨大で凶悪な男の顔だった。顔を覆う深い髭は、そのワイルドさを際立たせている。口からは怪しく舌が伸び、唇のあたりを舐めとっていった。
 だが、一体これはどうなっているんだ?! 確かにあの男は大きかったが、こんなに巨大ではなかった! そもそも、さっきアオギリは僕が縮んだって……。目の前で起こっていることに頭がついていかない。いや……そもそも、あの負けた瞬間から、僕は完全に、意志もなく、アオギリの手の平で転がされていただけだったのか……?

「言っただろうが。バッキバキに揉み潰すってよ」

混乱する僕に、ただアオギリはそう告げる。すると、僕をつまみ上げ、胸のあたりに運んで行った。下を眺めれば、アオギリの筋肉とウェットスーツの隙間から、深い溝のような闇が広がっている。

「しっかり楽しませてくれよ? ポケットサイズのガキンチョよ」

そのまま、アオギリは指を離し、僕は筋肉の壁が作る溝に落ちていった。


モライビ   21nice!
<3> Re:アオギリの手持ち 2016年09月05日 (月) 11時38分
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モライビさんの新作嬉しいです!アオギリ大好きなんで、とても期待してしまいます!ワイルドでカリスマ的で雄臭くてムッキムキで男らしくて部下やポケモンには優しくて、もうプレイ中堪らなかったです!揉み潰すってもしかして筋肉ででしょうか?もしそうなら気持ち良すぎますよ!主人公は幸せ者ですね!続き楽しみにしてます!
フィン   0nice!
<4> Re:アオギリの手持ち 2016年09月05日 (月) 19時01分
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コメントありがとうございます! 書き途中作品があるにも関わらず、サンムーン発売やポケセン悪役占拠発表で、ポケモン熱が湧き上がり、アオギリさんでちょっと書いてみることにしました。
アオギリさんのヴィジュアルでサファイア買うこと決めたり、私もアオギリさんは大好きなので、あまり元のキャラの魅力を損なわずに書けたらなと思ってます! まあ、(主人公視点で)巨大化させちゃいましたがww
モライビ   2nice!
<5> Re:アオギリの手持ち 2016年09月06日 (火) 00時55分
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アオギリは大好きなキャラだったので、まさかこんな話が出てくるなんて驚きでした。楽しく読ませていただきました!
筋肉の描写も漏らさず書いてくださってて、ファンには涎ものですね!続きも楽しみにしています
てるぼうず   0nice!
<6> アオギリの手持ちA 2016年09月06日 (火) 23時43分
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 落下はそこまで長続きはせず、すぐに終わった。
 下にいくほど狭まっていくアオギリの肌とスーツの隙間、そこに僕は引っ掛かったのだ。上を見上げれば薄っすらと光が見えるが、僕のいるこの場はすごく暗く、汗の臭いを凝縮したような濃い空気に覆われている。
 わさわさと足をくすぐるような感触もある。どうやらアオギリの腹毛のようだ。無理に動こうとするほど、全身に絡まっていき、僕は一度呼吸を整え、落ち着くことにした。しかし、息を大きく吸った途端、口や鼻の中を駆け抜けていくアオギリの体臭に、僕は大きくむせてしまう。
 涙目になりながら、僕は目の前の壁――アオギリの腹筋に手をあてがった。蒸れた空間で湿り気を持ち、呼吸の度に揺れ動いている。腹が大きく膨らむと、僕はスーツに押し付けられ、手も足も動かす事ができない。その度に内臓が圧迫され、顔がもみくちゃになった。アオギリの肌は汗がつたい、僕の顔に容赦なく塩気に満ちた液体を降りかけてくる。目を細め、口の中に入ってくる汗を飲み込んでいくしかなかった。だが、幸いにも、鍛え抜かれた腹筋はデコボコと段を作っており、そこを登ることができそうだ。今は余計なことを考えず、この場から脱出しなければならない。アオギリの腹がへこみ、少しでもゆとりのできた瞬間、手と足を勢いよく腹筋へとかけ、僕は上を目指した。

ズン! ズン! ズン! ズン!

だが、そんな必死の行動さえ、下から響く大きな振動に、あっけなく崩された。
 腹筋から手と足は離れ、僅かな空間の空気を仰ぐと、僕は再びスーツとの間に挟まれただけの存在となる。しかも、背中から落ちた影響で、ひっくり返ったゼニガメのように、身体の自由が利かない態勢となってしまった。
 まったく自分が情けなくて嫌になる。今の僕は、アオギリの腹筋に全身を押さえつけられ、この先の行く末をただ待つことしかできない。下からの揺れはまだ続き、一体アオギリが何をしているのかもわからない。揉み潰すという言葉通り、僕はこのまま、この巨人にゴミのように潰されてしまうのだろうか? 目はかすみ、口からは無意識で、泣き声にもならない、擦れた音が漏れてくる。

ドォオオオオオォオォオォオオオン

 その時、ひと際大きい揺れを全身に感じた。しかも、今までとは少し違う。まるで、柔らかい物の上に座り込んだような感覚で、アオギリの身体も大きく上下しているのがわかった。
 僕はなんとか目に力を込め、何が起こったか把握しようとする。首を持ち上げれば、上から差してくる光が大きく広がって見えた。ジッパーをおろすような音も聞こえ、眩しい明かりが僕の全身を徐々に照らしていく。身体の圧迫も少なくなり、ふいに押さえつけられていた壁の存在から解放され、僕は空中へと放り出されてしまった。この高さから落ちたら、ひとたまりもない! だが、そんな絶望感を味わう前に、僕の身体は柔らかいクッションのような地面に吸い込まれた。

「お疲れさん、ガキンチョ。俺の腹筋はよく味わえたか?」

 からかうような声が真上から響いてくる。
 僕は地面に手を着き、なんとか立ち上がろうとした。地面は今も揺れ動き、不安定だが、なんとかバランスを取ることはできる。僕は足をしっかり固定させ、声の発せられた方向を見上げた。そこには筋骨隆々な上半身をあらわにし、僕を見下げたままこの地面に座り込む、アオギリの姿があった。

「よかったなぁ! ここがベッドでよぉ! じゃなきゃ、今頃おまえはペチャンコだ」

 アオギリはバンバンと地面――もといベッドを叩き、足場を振動させていく。せっかく取ったバランスも虚しく、僕は再びこの巨大なベッドに転がってしまった。どうやら先ほど見た直方体のオブジェは、このベッドだったようだ。

「な、な、な、な、……なんなんですか……?」

 次から次へと起こるわけのわからない状態に、僕の口からとうとう疑問が噴き出していた。恐怖や涙、そしてまだ生きているという安心感も混ざり、どういう抑揚で、どういう勢いで、どういう声色で、僕が声を発したのかは、よくわからない。それでもアオギリは、ふと真剣な表情を僕に向けると、今までとは違う落ち着いたトーンで話し始めた。

「ガキンチョよぉ。おまえが今まで、どんな気持ちで俺達の邪魔をしていたのか知らねぇが、おかげで計画にも大幅な遅れがでちまった。だから怒ってるんだよ……。多くのポケモン達を救う未来を妨害されていた事になぁ」

 アオギリの声に力がこもり、あっという間に片手で僕を鷲掴みにすると、ベッドの真ん中より上あたりを狙って放り投げた。ベッドが衝撃を吸収し、身体に大きな痛みはないものの、僕は全身が濃い影で覆われているのに気付く。
 そこには、僕の真上に覆い被さるように、アオギリの巨大な身体がゆっくりと迫っていた。

「もちろん、俺も大人だ。感情を爆発させておまえにぶつけるなんて、そこまでみっともねぇ事はしねぇ。だが、ちっとは教育してやるのも大事だよな? ようはお仕置きだ。おまえじゃ、この俺に敵わねぇって事を、圧倒的にわからせてやる」

 滴る汗が、僕の全身にふりかかり、目の前に広がる巨大な胸筋が、手が届きそうなほど近づいてくる。アオギリはその胸に力を込め、大きく揺らした。それは、まるで化け物のようでもあった。

「そのために、実験段階だった、アクア団特製モンスターボールを試させてもらったんだよ。まあ、捕らえるのはモンスターじゃなくて、ヒトだけどな。どうやら、ポケット化には成功しても、それを元に戻す事はまだできねぇみてぇだが……まあ、これも良い機会だよな?」

 迫り来る胸筋を、僕はなんとか腕を伸ばし防ごうとする。だが、もちろんこのサイズ差でどうにかなるようなものではない! 腕はみるみる押し返され、もう顔の目の前まで、巨大な胸が僕を追いつめていた。

「まだまだこれからだぜ、ガキンチョ。たっぷり俺の恐ろしさ、味合わせてやるからな」

 まとわりつくほどねっとりとして渋い声が聞こえた瞬間、アオギリとベッドは完全に重なった。

モライビ   27nice!
<7> Re:アオギリの手持ち 2016年09月07日 (水) 20時46分
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続き早くて嬉しいです!僕もアオギリさんにお仕置きされて、腹筋や汗や匂いを堪能したいですw次は雄っぱい地獄ですか!おっきいおっきい大胸筋近付けながら語りかけて、ビクンビクン動かすとか、渋い声で話しかけながら胸に手をつかせて無意味な抵抗をさせるとか、自分の筋肉が如何に逞しくて魅力的だと言うことを知ってるとしか思えません!もう本当に楽しみです!
アーサー   0nice!
<8> Re:アオギリの手持ち 2016年09月09日 (金) 22時56分
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アオギリの兄ぃの慈悲深さに興奮しますwワイルドなアオギリに筋肉でおしおきされたいw
フィン   0nice!
<9> Re:アオギリの手持ち 2016年09月10日 (土) 10時36分
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コメントしてくれた方々、ありがとうございます!
アオギリさんは根はとても優しい人なので、あまり鬼畜になり
すぎないようにと意識をして書いてます。
実は二次創作は初めてなので、基のキャラとかけ離れすぎないように書くのが、結構難しい。
3話目はちょっと時間かかりそうなので、気長にお待ちいただければ幸いです。
モライビ   3nice!
<10> Re:アオギリの手持ち 2016年09月10日 (土) 16時55分
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いつも楽しく読ませていただいております!
足の臭いとか堪能させられたいですね(≧∇≦)
匿名巨望   0nice!
<11> アオギリの手持ちB 2016年11月27日 (日) 22時53分
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 全身の骨が悲鳴をあげるほどの力が上から覆いかぶさり、僕はベッドの奥深くへと沈められていく。視界は何も見えず、ただ広がる黒い空間。アオギリの体温が僕の身体を燃やすように熱していき、自らが噴き出す汗とアオギリ自身の汗で、着ていた服は僕の身体にぴたりと張り付き、身体にかかる重さを倍に感じさせていた。
 アオギリの胸は僕をさらに追いつめるようにブルブルと震え、その度に身体は強引に揉みくちゃにされていく。腕や足も動かす事はできず、僕に抵抗する術はなかった。目の前の胸筋の壁がわずかながら離れていくのを感じる時があっても、それはアオギリが僕を
さらに押し潰そうとする準備動作のようなものでしかない。次の瞬間には再び巨大な胸が迫り、全身が押し潰される苦痛に見舞われる事となる。さらにアオギリは上半身をスライドさせ、僕をますますベッドへとすり込んでいった。

「どうだ? 俺の雄っぱいの包容力は? たまらねぇだろ?」

アオギリが上半身を浮かせ、絡みつくような声で問いかけてくる。
 ようやく胸筋のプレスから解放された僕に、もちろん答える余裕なんてなかった。今自分の身体がどういう体勢を取っているのかもわからない。いちおう加減はしてくれているのか、骨が折れたりはしていないようだが、それでもずきずきと鈍い痛みが身体中に広がっていた。

「……無視するとはいい度胸だな。どうやらまだ俺にゲットされたって自覚が薄いようだ」

 わずかに首だけ動かし、アオギリの様子を確認する。すでに上半身のはだけたウェットスーツから足を引き抜き、アオギリは海パンのみ履いた姿になっていた。股間の部分は大きく膨らみ、僕は初めて見る大人の男性の大胆な姿に、息をのんでは、心臓の鼓動が早くなっていた。
 スーツを脱ぎ捨てると、再びアオギリはベッドに座り込み、胡坐をかいて僕と向き合った。ようやく正常な感覚に戻ってきた身体をなんとか持ち上げ、僕もアオギリの目の前に立つ。感覚としてはひとつの山のふもとにいる気分と何も変わらない。はたして、これから何が起こるのか、何をされるのか、それだけを恐れ、僕はアオギリの言葉を待った。

「この世界で認められるのに手っ取り早いのは、やっぱバトルして強く
なる事だよな、ガキンチョ? テメェも何度もそうしてきただろう。だからガキンチョ、俺とバトルだ」


 僕はアオギリの言葉が理解できなかった。しかし、アオギリは全てを言い終わる前に拳を振り上げ、僕の真横に打ち付けた。ベッドがめり込み、その溝に吸い込まれるように僕はバランスを崩し倒れてしまう。

「ほら、ガキンチョ! 次はテメェのターンだぜ!」

 なんとか頭の理解が追いついたものの、だからといって状況を打破する術も、良い流れに持っていく方法も、全くもってあるわけではない。それどころか、今繰り出された僕を狙ったアオギリの攻撃に、抱いていた恐怖心が限界量を迎え、ただただおののき、腰を抜かし、目の前の大男を見上げながら、情けない声を相変わらず漏らすだけだ。パンチが打ち付けられた部分を見ては、その下に自分がいたらと思うと、身体が締め付けられる想いにかられる。

「ひるむとは情けねぇなぁ! それじゃ、遠慮なくいくぜ」

 次にアオギリは立ち上がり、片足を大きく持ち上げていく。立ち上がった事で威圧感が増し、それでも目を逸らす事ができず、なんとか手を使ってその場から逃げようとした。しかし、突然の事に身体はついてきてくれず、ただやみくもに手足をばたつかせているだけにしかならなかった。
 巨大な足がその大きさを増して目の前に迫ってくる。取り囲う空気は蒸れた鋭い刺激臭となり、次の瞬間には、今度は足で踏み潰されていた。のしかかる重さによる痛みと同時に、今度は凶悪な臭いに僕は絶叫する。アオギリが足をこすりつけると臭いは増していき、高笑いする声が聞こえてきた。

「ガハハハハ! 舌で舐めるでもすれば、脱出できるかもなぁ!」

 今までの事から推察できる事は、とにかくアオギリの言う事を聞くしかないってことだ。聞かなければ、ひどい現状がさらにひどい未来へと変わる。僕は余計な考えは吐き捨て、助かる事だけを頭に思い浮かべた。空気もこのままじゃまともに吸う事ができない。僕は目をつむり、身体が拒絶しようとするのをなんとか抑えて、舌をひねり出す。舐めた先からピリピリと舌はうずき、苦味と悪臭が口いっぱいに広がった。それでも、強くアオギリの足裏に舌をこすりつけると、身体の負荷が軽くなっていくのがわかった。

「へぇ、なかなか使えるじゃねぇか」

 アオギリは足をどかすと、衰弱しきった僕を摘み上げる。あっという間に巨大な顔の前まで連れていかれ、アオギリの鋭い目が僕を見定めているようだった。鍛え抜かれた巨大な身体にふさわしい厳つい顔に、身震いするとともに、この男がひとつの団をまとめるリーダーとして存在しているのも頷けた。

「さてと、ガキンチョよぉ。これでもまだ俺に逆らおうってか?」

 僕は力なく首を振る。勝てるはずもなく最初から、僕はアオギリに負けていたのだ。この先はせめて生き抜くために、アオギリの命令に従い続けるしかない。僕はもうアオギリの道具になってしまったのだ。自由もない。僕のポケモン達にも二度と出会えない。涙がこみ上げ、いつの間にか僕は声を荒げて泣いていた。

「ガキンチョ……」

 その時、なんだがアオギリが僕を摘まむ力が緩くなったような気がした。
 僕の視界には再びアオギリの胸が近づいており、先ほどの恐怖に歯がカチカチと音をたてる。
 だが、違った。
 今度は胸の優しい弾力が、僕の全身を包み込んだ。
 背中からはアオギリの大きな手が、優しく滑り落ちないように、僕を支えている。
 アオギリの顔を見上げようとしても、隆起した胸が視界を遮ってしまうのがもどかしい。
モライビ   18nice!
<12> Re:アオギリの手持ち 2016年11月28日 (月) 20時41分
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続きありがとうございます!今回も楽しく読ませて頂きました^^
アオギリのドSっぷりの中に、トレーナーならではの包容力、頼もしさを感じて、きゅんきゅんしました。
俺もアオギリのポケモンになりたい…!!
てるぼうず   0nice!
<13> Re:アオギリの手持ち 2016年12月04日 (日) 01時43分
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いつのまにか更新されていたんですね!アオギリの兄いの男らしいおっぱいの包容力、俺も感じたいです。荒々しく押しつぶされるのも、最後みたいに優しく押し付けられるのも、どっちも羨ましすぎます!
アーサー   0nice!
<14> アオギリの手持ちC 2016年12月30日 (金) 23時40分
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 この時間はしばらく続いていた。
 先ほどまでの恐怖はもう遠くに感じられ、アオギリの体温とゴツゴツした手に安らぐような感覚を抱いてしまう。
 それでも僕の置かれている状況は、捕獲され自由を奪われている事に変わりはない。この男が何を考え僕をどうしたいのか……少しでも答えを探ろうと身をねじったり胸をよじ登ろうとしたら、アオギリの手に少しばかり力が入り、胸の谷間にきっちり挟み込まれる結果となっただけだった。これでは少しも身体を動かす事ができない。しかし不思議と窮屈さや苦痛は感じなかった。
 アオギリの顔の方からはボリボリと頭を掻くような音が聞こえ、時おり悩ましい溜息を漏らしている。僕はますます状況がよくわからなくなった。本当にこの男は、先ほどまで豪快に笑い、僕を間違えれば殺す勢いでいじめ抜こうとしていた人物と同一なのだろうか? それとも少しばかりの希望を与え叩き落そうとでもしているのか? だとしても僕には待つ事しかできない。この大男に言いなりになる事しかできない。
 しばらく無言の時間が続き、それを打ち消すようにアオギリの動く体重でベッドの軋む音が響いた。下を見ると、どうやらアオギリが態勢を整え、ベッドの端に腰掛けたようだ。
 巨大な手が僕に迫り、胸の谷間から引っ張り出される。再び顔の前に連れてこられると、どこか憐れむように眉を寄せるアオギリの表情に、思わず口があんぐりと開いてしまった。

「……どうしたんですか……?」

 思わず疑問が口から飛び出した。アオギリは少し目を逸らすと、何か言い辛そうに目を若干泳がせている。その後僕に視線を戻すと、決まりが悪そうに口を開いた。

「別に……なんだ……あまりにもテメェの泣き顔がみすぼらしかったからよ……。ちょっとこっちも楽しくなりすぎてな……ガキ相手に大人気ねぇ真似をしたかもしれねぇ」

 どこか申し訳なさそうにアオギリはそう告げると、これ以上自分の表情を見せたくないのか、僕をベッドに降ろしてくれた。

「これでも俺も一人のトレーナーだ。どれだけ作戦を邪魔されようと、自分の捕まえたヤツをあまり恐怖だけで支配するってのも良くないよな……。今更何言ってんだって思うだろうが……こんなチビを相手にするのは初めてでいつの間にか感情が高まっちまった。やりすぎた……すまねぇ」

 アオギリは立ち上がると、脱いだウェットスーツを持ち、そそくさと部屋を後にする。
 部屋の扉に手をかけると、予想外の言葉に放心する僕へ振り返り、アオギリはどこか穏やかな表情を向けてくれた。

「テメェのポケモンもちゃんと団員共に世話させてるから安心しろ。また、すぐにでも会わせてやる。あとでその汚れた身体も洗ってやるからな。とりあえず俺のベッドで構わなければ、ゆっくり休んでろ。またな」

 扉が閉まり、僕は取り残される。
 湿った服を伸ばし、僕はそれを鼻に近づけた。

「アオギリさんの臭い……」

 なんだろうこの感情は。
モライビ   4nice!
<15> アオギリの手持ちD 2016年12月30日 (金) 23時41分
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 冒険を始めてから、何故僕はアクア団の邪魔をしてしまったのだろうと考えた。いや、今でも邪魔をしたなんて、それが不必要な事だとは思っていない。実際に彼らは人々を困らせていたし、アクア団からそんな人々を助けるのは当然の事だった。だが、その行動に特別な理由があったわけでもない。人々を困らせていた相手が、何にも属さない、ただの不良とかでも、僕は自らのトレーナーの腕を過信し、同じ行為に及んでいただろう。それは真っ当な正義感のようでもあり、何も知らない無謀な子供の危険行為でもあった。
 もし僕の対峙した相手がアオギリさんでなければ、バトルに負けた段階で、どんな形だろうと僕は殺されていた可能性もある。身体を縮められ、今まで行われた行為を幸運だとは思えないが、対峙したのがアクア団のアオギリだったからこそ、僕はこうして生きている。僕のポケモン達も安全が確保されているのだ。
 世の中の恐ろしさ甘く見て、問題に首を突っ込み、僕はアオギリさんから恐怖を思い知らされた。でも、それはいつか知らなければならない事なのだろう。知った時には手遅れだなんて時もあるだろうに、彼はそうはしなかった。最後には優しく諭し、その姿に僕の感情は今までないほどに昂っている。
 いつの間にか僕はアオギリさんのベッドで眠りについていたようだ。寝たはずなのに妙な倦怠感が、まだ身体中にまとわりついている。それでも、周囲に漂う臭いを嗅ぐと、不思議と気持ちが落ち着いた。
 その時だ。部屋の扉が大きく音をたて、アオギリさんが駆け込んできた。顔は真っ赤に染まり、歯を食いしばっては、目を吊り上げている。勢いよく扉を閉めると、アオギリさんは一発扉に拳を打ち付けた。
 地面を踏みしめ、叫んでは拳を鳴らし、髪を掻き乱している。バンダナは床に落ちてしまった。落ち着きなく呼吸を乱し、今度は部屋の壁に向き合うと、アオギリさんは何度も何度も拳を打ち付けていく。怒りをぶつけるように、同時に自分を責めるように……。

「クソッ!! マグマの奴等!!! いいところで邪魔しやがって!!!」

 拳の力が強くなっていくのがわかり、部屋もわずかに振動する。

「こんなところで足踏みしてる場合じゃねぇんだ!!! ポケモン達の理想のためにも、急がなくちゃならねぇ!!!!!」

 次第に拳は血で染まっていく。アオギリさんのその姿に僕はどうしていいかわからない。恐怖が再び僕の身体を震わせていく。でもさっきまでとは違う。ただ、目の前のアオギリさんに怯えているだけじゃない。僕は……僕は……。

「……アオギリさん……」

 唇が震え、声はか細く消えていく。それでも諦めるわけにはいかなかった。拳から滴る血が床に跡をつけていく。アオギリさんの顔もわずかに痛みに歪んでいく。

「アオギリさん!!!!!」

 だからこそ声を張り上げた。小さくなってしまった身体からは想像もできないほど大きい声をだ。
 アオギリさんは声に気づき、眉間に皺を寄せながら、ずんずんと僕に近づいてくる。見れば、さっきまで殴っていた壁はわずかにへこんでいた。

「なんだガキンチョ。あんま邪魔すんじゃねぇよ……。今度こそ跡も残さず潰しかねないぜ……」

巨体と殺気だった顔に見下ろされ、足の力が入らず、おまけの僕は漏らしていた。涙も滝のように流れ、今でも息が震えている。

「あまり……自分を責めないでください……」

「ああ??!! なんだ!!! 聞こえねぇぞ!!!」

 巨大な手に飲み込まれ、視界がみるみる上昇していく。鬼の形相で僕を睨みつけては、握った手に力が入った。全身に痛みが走っていく。息も苦しい。それでも、これだけは言わなければならなかった。

「全部自分で背負い込もうとしないでください……。今のアオギリさんを見てると、胸が苦しい……。あんなに怖かった人なのに、アオギリさんのために何かしたくてたまらない……」

 最後の言葉を言うのに一瞬躊躇した。それを認めるのが不思議だったから。自分でもどこか信じられなくて不安になるから。それでも……

「アオギリさんの事が……好きになったんです」

 抱いた感情に向き合う事に決めた。アオギリさんは目を丸くし、みるみる怒りが驚きへと変わっていく。

「好きな人が自分で自分を傷つけるとこを見るのは嫌です……」

 アオギリさんが首を伏せる。ほんの少しの間も、なんだすごく長く感じた。急にこんな事を言われて、アオギリさんだって戸惑うに決まっている。ふざけるなとこのまま握り潰されてもおかしくない。だけど僕は自分の言葉に後悔はしていなかった。

「おい、ガキンチョ……。テメェ自分が何言ってるかわかってんのか?」

「はい」

ただ頷くだけだ。そして次の瞬間、アオギリさんの口が僕に迫り、その巨大な唇が僕の顔を飲み込んだ。
モライビ   7nice!
<16> Re:アオギリの手持ち 2016年12月30日 (金) 23時49分
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コメント・感想まことにありがとうございます! なかなか返信できなかったり続き書かなかったりして申し訳ありません! 仕事とサンムーンに追われている日々です! 申し訳なさしかないです。
今日中に書き終えちゃえるかなと思ったら無理で、中途半端なとこで切れてしまいました。来年はもっと字を書く時間を増やしたいなぁとも思ってます。実行できるかわかりませんけど。返信はTwitterだとやりやすいかもしれません。たまに呟いたり、見てもいないだろうにお礼言ったりしてます。超絶不定期投稿奴ですが、今後もよろしくお願いいたします。
モライビ   0nice!
<17> Re:アオギリの手持ち 2017年01月01日 (日) 12時50分
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連続更新嬉しいです!兄ぃの包容力のあるおっぱいの谷間に挟んでもらえるなんて、惚れるのも無理はないですね!それだけでイっちゃいそうです!あの厳つくて男らしい見た目とのギャップがたまらないです!マグマ団がらみの荒々しい兄ぃもポケモン愛に溢れて素敵ですが……告白をどう受け取ってくれるのか、楽しみです!
アーサー   0nice!
<18> アオギリの手持ち 終 2017年01月03日 (火) 18時06分
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 唇が僕の半身を覆いつくしていく。アオギリさんはまるでストローのように、唇を尖らせては半開きにするのを繰り返し、僕に吸い付いてきた。
アオギリさんの唇に力が入るたびに、僕の身体はきゅっと締まり、口の奥深くへと引き寄せられそうになる。暗闇で動く舌は巨大な怪物のようで、アオギリさんが僕に吸い付く度に舌がぬめりと動き、僕の顔をゆっくりと舐めていった。
唾液が糸をつたい、僕とアオギリさんの口内を繋いでいる。顔はべとべとになり、その生温かさや感触に心地良さを感じてきた頃、今までアオギリさんの手に握られていた僕のもう半身が軽くなっていくのがわかった。身体が斜めに持ち上がり、するりとアオギリさんの口内へ滑り込んでいく。口が閉じると光が一切届かなくなり、僕は無意識に周囲を手で探った。自分が今いるのはアオギリさんの舌の上だろう。柔らかい地面に手を触れると、舌が大きく揺らめき、僕の身体に巻き付いた。思わず快感の喘ぎをあげてしまう。舌は繰り返し繰り返し、まるでご馳走をゆっくりと味わうかのように、僕に巻き付いては全身を舐めまわし、口の中で上へ下へと僕を弄んでいった。
やがて暗い口内に明かりが差し、口元に添えられたアオギリさんの手にゆっくりと僕は吐き出される。手の平には唾液の溜まりができ、それは今でもアオギリさんの唇と糸をひいていた。僕は身体がすっかり熱くなっていた。アオギリさんも、顔を赤らめ、一心に僕を見つめていた。

「……汚いです……」

 恥ずかしさと快感。その両方に見舞われ、僕は視線を落とした。

「いや……最高だったぜ……。こんなに美味くて愛おしいなんてな。思わず飲み込みたくなっちまった……」

 不思議とそんな言葉も怖くない。それよりも胸の奥から高まってくる感情に、身体の熱がどんどん増していく。思わず僕は両手で身体を掴み、身を屈めた。

「本当に良いのか、ガキンチョ……? 俺を好きになるって事は、こういう事なんだぜ……」

「大丈夫です……。それよりも……アオギリさんともっとしたい……。気持ち良い事感じたい……」

「そうか……。ったくさっきまであんなにムカムカしてたのに、今は別の気持ちで狂っちまいそうだ」

「そんな時は、僕が支えになります……!」

「俺の胸や足に呆気なく潰されていたヤツが何言ってんだか」

 アオギリさんはニヤッと笑い、僕を優しくベッドにおろすと、着ていたウェットスーツを脱ぎ始めた。再び露わになる逞しい裸体に息を飲む。唯一アオギリさんが身にまとうビキニパンツは大きく膨らみ、今にもはち切れそうになっていた。
 アオギリさんはベッドに腰をおろすと、僕を摘み上げる。顔のほうまで持ってくると、再度僕の全身を覆いつくすほどのキスをしてくれた。

「……何をすればいいんですか?」

「さあな。とりあえずおまえを良いところに連れてってやる」

 そう言うと僕を摘まんだ手を下げていき、股の近くで動きを止めた。アオギリさんはもう片方の手でパンツに指を通すと、僅かに隙間を開ける。次の瞬間、僕はその隙間へと落とされていた。
 隙間は閉じられ、密集する毛が僕の身体に絡みついていく。汗や体臭を何倍も濃くしたような空気にむせつつも、僕はふらふらと引き寄せられるように、その狭い空間で特大の存在感を放つ肉棒へと歩んでいった。僕が手を触れると、びくんと脈打ち、少し硬くなったのがわかる。今度は全身で抱き着き、アオギリさんの唾液で湿った身体をこすり合わせた。アオギリさんが快感の吐息を漏らすのが聞こえた。
 何度も身体をこすり合わせ、大きく膨らんでいく肉棒へと足をかけてよじ登った。今度は僕が舌を這わせると、口の中に独特の苦味が広がっていく。大きく膨らんだ巨根はとうとうパンツを押しのけ外へと飛び出していく。上を見上げると、自身の肉棒にしがみつく僕を、アオギリさんが満足そうに眺めていた。

「初めてにしては上出来だ、ガキンチョ。あともう少し付き合ってくれよ」

 アオギリさんは二本の指を僕に押し当てると、加減しながらも少々乱暴に、僕を上下に
スライドさせていく。その感触に僕の股間も固くなっていくのがわかった。顔を押し当てられ、息も苦しくなってくる。やがて、アオギリさんは呼吸を荒げながら僕を摘み上げると、ベッドへ雑に僕を落とした。
 アオギリさんは自らの巨根をしっかり握り、今度は激しくしごいていく。声を荒げ、口からは涎がつたい、最後に大きく息を吐き出すと、巨根の先を僕へと向けた。

「はあ……はあ……これからよろしくな……ガキンチョ」

 次の瞬間、僕の視界は真っ白で覆われる。口の中にも流れ込み呼吸ができない。身体は重く、腕を動かす事もできない。それでも最高の気分だった。僕は微かに動く目蓋を閉じる。そこから先は憶えていない。
==================================================================
 数日後。僕は自分の手持ちポケモン達と再会させてもらえた。みんな小さくなった僕に驚いていたが、それでも慕って擦り寄ってきてくれる。身体の大きさを戻す研究は順調に進んでいるようだ。僕は精一杯腕を伸ばし、ポケモン達をなんとか撫でると、世話係の団員にお礼を言い、その場を後にした。

「やっぱ自分が育てたヤツってのは特別だよな」

「はい、またみんなと冒険するのが楽しみです」

「へえ……だったら俺とはさっさとおさらばしたいと」

「そ、そんな事言ってません! それに僕はもうアオギリさんの忠実な手持ちですから!」

 アオギリさんは豪快に笑う。そんな姿を見ているとなんだか僕も嬉しくなった。

「じゃあ、今日もおまえをゲットした責任として、しっかり俺好みに育ててやらないとな」

 さて、今日は一体どんな事が起こるのだろうか? 踏み潰されるのか、それとも甘く愛されるのか、それはアオギリさんにしかわからない。それでも、どちらにしても僕は幸せだった。大切な人と傍にいられるだけで――アオギリさんと過ごす日々が幸せだった。

モライビ   11nice!
<19> Re:アオギリの手持ち 2017年01月05日 (木) 23時34分
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タイトル回収ですね!優しくて頼もしいアオギリの兄ぃの手持ちにしてもらえるなら、ハッピーエンドですね!時々筋肉責めやチンポ奉仕とかしつけながら、優しく雄っぱい吸わせたり挟んでやったり、飴と鞭を使い分けてあげそうですね。
アーサー   1nice!
<20> Re:アオギリの手持ち 2017年01月07日 (土) 00時29分
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ご感想ありがとうございます!
荒々しい中にも、人の良さとか優しさが垣間見えるアオギリさんが好きなので、なんとか表現しようともがいてみました。
感情が高ぶると周りが見えなくなっちゃうところも、完璧すぎなくて、アニィの好きなところです。
モライビ   0nice!
<21> アオギリの手持ち 番外1 2017年08月20日 (日) 23時21分
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 アオギリの目の前には二つのモンスターボールが置かれていた。もちろん、それは通常のポケモンが入ったものではない。入っているのは人間だ。おまけにそのボールにすっぽりと収まるように縮小された人間。特徴的な赤いフードの制服を纏った男が二人、それぞれアクア団特製モンスターボールに収められていた。
 アオギリは不敵な笑みを浮かべモンスターボールを鷲掴むと、そのまま天井高く投げ上げた。ボールの開閉音が鳴り線状の光がボールの置かれていた机の上に伸びると、縮小された二人が飛び出してくる。筋骨隆々な巨大男を目の前にし、一人は青ざめながらもアオギリを睨み、一人は涙目になりながら身体を小刻みに震わせている。

「ようこそ、マグマ団の諸君。アクア団リーダーとしておまえらを歓迎しよう」

 今回アクア団が捕らえた男達――今アオギリと対峙している二人はアクア団の活動を妨害しているところを捕獲されたマグマ団の連中だ。アクア団員に破れ捕まった男達は、アオギリ自らの指示でこうして差し出された。「しっかり更生させてやらないとな。あのガキンチョのように」部下から受け取る際、アオギリは楽しげにそう呟いた。

「み、妙な技を使いやがって! 俺達に何をした?!」

「ほう、意外にも威勢がいいな。それとも立場をわきまえられない愚か者か?」

「ほざけ! 俺達が忠誠を誓うのはマツブサ様の思想だ! 人類の発展のためにも陸を広げる! 今まで身を捧げてきた使命をおまえ如きに邪魔されてたまるか!」

 アオギリを睨みつけていた団員は声を荒げて抗議する。しかし、この体格差では声の強さや迫力さえも意味をなさなかった。アオギリにとっては鼠が鳴いているようにしか聞こえない。アオギリはそんな様子に歯を見せつけて嘲笑ってやった。

「小せぇのがピーピーわめいてるようにしか聞こえねぇが、言いてぇ事はわかった。そこまでの忠誠心は嫌いじゃあないぜ。向けられているのがマツブサの野郎と陸を広げるって思想以外はな。だが、バランスを欠けばとんでもねぇ事になるってのが世の中の常よ。どちらかが正しいとかじゃねぇ。俺も似たような思想に溺れていたが、今は考え直した。だが、そのバランスを欠こうとする奴等が暴れまわっているとなりゃ。同じ過ちを犯した者として、ほっとくわけにはいかねぇよな?」

 アオギリの巨大な手が伸び、威勢のいい団員を腕から摘み上げる。突然空中に持ち上げられた事に驚き足をバタつかせるも、大木のような指に挟まれた自らの腕に負担をかけるだけだ。摘ままれた腕に鈍い痛みが走り、団員は表情を歪めながら暴れるのをやめた。やがて団員の目の前には厳ついアオギリの顔が視界を覆い尽くすほど広がり、その鋭い目と逞しい髭に思わず息を飲んで固まってしまう。

「さすがに大人しくなったか。今おまえがどういう状況に置かれているかわかっただろう? おまえじゃ俺には絶対勝てない。それどころか、このまま飲み込んじまう事だってできるんだぜ」

 アオギリが口を開けると、鋭い歯がひかり、餌を待ち侘びるように舌がゆっくりと動いている。さすがにさっきまでの威勢も掻き消え、団員の顔を恐怖で歪んでいく。その表情の変化が面白く、アオギリはいつもの豪快な笑い声を飛ばした。ツバが団員の全身にかかった。

「おら、さっきまでの勢いはどうした? 恐怖ってのはうまい使い方をすればほんとに便利でな。どんだけ強い忠誠心だろうと、惨めに散っていく死の恐怖の前にはどうしても揺らいでしまう。それがまさか敵のリーダーの胃袋に収まる最期だなんて思うと、嫌で嫌でたまらないだろう? だがな、おまえらの危険な行動を改めるには仕方のない事なんだ。報いだと思って大人しく俺のメシになる事を受け入れな」

 アオギリは団員を摘まんだ手をゆっくり自身の口めがけて下げていく。
 団員は恐怖で泣き叫び必死に何かを口走っていた。
「アオギリ様助けてください」「お願いです」「どうか許しを」「マグマは捨てますので」並べられる命乞いの言葉もアオギリはすでに聞く気がない。アオギリは指を放し、団員を自らの口腔内に招き入れる。口を閉じ、中は暗闇に閉ざされ、団員の絶叫がこだました。アオギリは目を閉じ、口の中で転がしては、団員の全身を丁寧に舌で舐めとっていった。ここが顔か。これは足かな? どうやら服が脱げてしまったらしい。まあ、このまま飲み込めばいいだろうと、飴玉を舐めるようにアオギリは団員を味わい、満足げな声を漏らした。
 机の上で終始怯えていた方の団員も、叫び声をあげ顔を伏せては目の前の現実から文字通り目を背けていた。しかし、それでも気になってしまうのがヒトの常だ。恐る恐る顔を持ち上げると、次はおまえだと言わんばかりにアオギリが鋭い目で団員を睨みつけていた。その口からは、先ほど怒鳴っていたのが嘘のように、あの団員の腕が力なく垂れているのが見えた。
モライビ   13nice!
<22> アオギリの手持ち 番外 終 2017年08月27日 (日) 13時51分
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 そこから怯えている団員が文字通りアオギリの手中に収まるのは、一言も発する間もないほどにすぐの出来事だった。
 怯えていた団員――スグルの視界が暗転すると、全身に強い力が加えられ、足は行き場を失い空中を仰いでいる。遊園地によくあるフリーフォールの乗り物で上昇していくような。しかし、そこから安全性など楽しむ余地もなく、ただひたすら後悔と絶望が己の全てを塗り固めていくような。そんな感覚に襲われながら、スグルは全身の痛みと過去の自分の行いに歯を食いしばっていた。
 全身の拘束が軽くなり視界が明るくなったのも束の間、目の前に存在するのは、険しく恐ろしいアオギリの巨大な顔だ。口からは未だに威勢の良かった団員の腕が垂れ下がり、一度は眩しく感じたこの部屋の明かりも、浅黒いアオギリの肌と影に覆われる事により、すぐに希望もない死への圧迫感で身を縮めこませられる。スグルはふとマグマ団の邪魔もしていた少年の姿を思い浮かべた。最近あの子を見かけない。スグルはアオギリの手の上から見渡せる、恐ろしいほど鍛えられた隆起する鋼の肉体に、あの少年の末路と自分の未来を想像できた気がした。鷲掴みから解放され、こうして手の平の上でへたり込んでいる自分だって、この巨大男からすれば握り潰すのにそう時間はかからない。スグルから全身の力が抜けた。顔の筋肉は糸が切れたように緩み、涙は滝のように流れ、硬いアオギリの手の平に全身をうずめた。口から漏れる声さえ自分でも認識できないし、何かを喋っている自覚もない。スグルの頭の中で渦巻いているものは、理想に憧れマグマ団に入ったばかりの自分の姿と、そんな自分が巨大なアオギリの身体でゴミのように散っていく姿の想像だった。足で踏み潰された。胸に挟み潰され。胃袋で自分の身体が徐々に溶けていった。今もすぐ目の前にある鋭利な歯で全身をバラバラにされた。泣いた。ただ泣いた。ちっぽけなスグルには泣くことしかできなかった。

「おいおい……」

 そんな様子を見てアオギリは頭を掻く。天井を見てスグルを見てを繰り返すと、自身を嘲笑するように少しだけ笑った。次の瞬間には、スグルの隣へ先ほど頬張った団員を吐き出していた。服も破れ唾液にまみれ、しかしその団員に傷らしい傷は見当たらない。当人はあまりの恐怖で気絶しているが、予想外の味方の生還にスグルは目を丸くしていた。

「ったく、こういうのには慣れねぇなあ。どうも泣きじゃくってる顔には弱い。あのガキンチョの時と全く同じだ。大人相手ってのと、意外とコイツがくじけねぇから、やりすぎちまった。まあ、美味かったのは嘘じゃないがな」

 スグルは何度も「えっ」「えっ」とマヌケ声を漏らしている。涙も気がつけば収まっていた。アオギリはそんなスグルに指先をひとつ伸ばすと、加減しながらも少々雑に撫でた。

「言っただろ? 恐怖はうまく使えば便利だってな。特にマグマの連中はマツブサの思想が根付いて厄介だ。だからこうして捕まえたヤツには敵対勢力の恐ろしさを身をもって体験させ、二度とマグマに戻らないように調教してやっている。荒治療だがおまえらがやってきた事を思えば仕方ねぇ。そしてこれが俺自身の世界に対する償いでもある。悪いが不器用なんでな。俺がさっき口に含んだこいつだって最初から解放してやるつもりだったさ」

「じゃ、じゃあ……ボクも別に殺しは……」

「するわけねぇだろ。しかし意外だったぜ。おまえほど恐怖していた奴のが珍しい。困った事に捕まえたマグマの連中は巨大な俺を見たとしてもマツブサへの忠誠を誓う奴等ばかりだった」

 スグルは考えた。落ち着きも取り戻した。確かにもうマグマに戻ろうなんて思えない。あんな恐怖は二度とごめんだ。マグマなんて捨ててやる。むしろ「このままアクアに入ってしまえば俺の安全は保障されたようなものだ」。だったらもうやる事はひとつしかない。スグルは首を垂れてアオギリの手の平に額をぴったりつけると両手を丁寧に頭の前に揃え懇願した。

「ア、アオギリ様の強さと優しさに感銘を受けました。マツブサの元についた自分達が間違っておりました。どうか、このわたくしめを、アクア団に入団させてください!」

 スグルは笑っていた。アオギリには見せないように、土下座をしながら笑っていた。この恐ろしい巨大男に守られ、穏やかに暮らす自分の姿を想像しては笑っていた。しかし、様子がおかしいのにすぐに気がついた。自分のいる手の平が小刻みに震えている。頭に
疑問符を浮かべながら、スグルはアオギリの顔を見た。眉間に皺を寄せ、鬼のように自分を睨みつけている顔がそこにあった。

「テメェ、自分が何言ってるかわかってんのか?」

「は、はい! ですから、アオギリ様にこれからついていこうと……」

 スグルは状況全く読めない。今の言葉の何がアオギリを怒らせているのか全く分からない。
 アオギリは手の上の気絶した団員とスグルを机の上に一度おろすと、呆れたと言わんばかりに長く息を吐いた。着ていたアクアスーツを脱ぎ海パンだけの姿になる。鍛えられた筋肉はアオギリの怒りと連動するように細かく波うち動いていた。

「俺はなぁ、テメェらが二度と罪を重ねないように――マグマで犯した罪を忘れず、それでもありふれた日常へ戻れるように、荒くても不器用でもやり方が間違っていようと、こういう事をやってんだよ。他のアクア団員だって同じだ! 俺達と同じ道を歩ませないためにも、俺達自身が過去の報いとして罪を被りテメェらを改心させる! なのに結局テメェは何も変わってねぇって事だ。このままのテメェを解放したところで――団員として招き入れたところで、マグマとアクアの行ったり来たりを繰り返すのがオチだ。だから決めた。テメェにはまだお仕置きが必要だ」

 アオギリはスグルを摘み上げた。スグルは混乱し、ただ手足をジタバタさせ、アオギリの逞しい身体を傍観しながら視界が上昇していく。上昇が止まると待ち構えていたのはアオギリの脇だった。腋毛が密集し、多少距離が離れていても汗を何倍も濃縮したような臭いを放っている。スグルは咄嗟に手で鼻を抑えた。しかし何の意味もなさずに、アオギリの濃い脇の臭いはスグルの嗅覚を突き刺していった。

「たっぷり味わっていけよ」

 ドスの効いた声がスグルの全身を震わすと、自分を摘まむ指が脇へと接近していき、次の瞬間には全身を腋毛が絡めとっていく。臭いは目まで刺激し、スグルは絶叫の声をあげた。脇へと押さえつける指の力は強くなり、ぞりぞりと何度も擦りつけられていく。口の中には汗が充満し、息もできないほどだった。

「オラ、舐めろ。こんなんじゃ足らねぇぞ」

 アオギリがそういうと、硬く岩のような腕が閉まっていき、スグル摘まむ指が離れ、脇と腕の間に挟み込まれる事となった。アオギリは腕に力を入れては、やや緩めるを繰り返し、スグルを脇の下にねじり込んでいく。もはや悲鳴や嗚咽の声さえ聞こえなくなると、アオギリは自分の脇の下に手を差し出し、腕の力を緩めて、スグルを手の平へと回収した。全身を臭気にまみれ、毛が絡まりぐったりとしたスグルの姿を嘲笑った。スグルの意識は朦朧としつつも、これでお仕置きが終わったとやや安堵していた。

「まさかこれで終わりだと思ってないよな?」

 しかしそんな望みも一言でなぎ倒される。恐ろしい事に驚きで意識を徐々に持ち直していき、再び摘み上げられ、スグルの心臓は破裂しそうなほどだった。「いやだいやだ」と声を出すも、摘み上げられた手は下降していきアオギリにはもう届かない。動きが止まると、そこはアオギリの盛り上がるケツの真上だった。海パンの上からでも綺麗に割れ目の見えるケツにスグルは歯を震わせ何が起こるか想像した。できればそれだけはやめてほしいと願った。しかし、その願いも虚しく、アオギリは海パンを摘まんで隙間を作ると、その中にスグルを落とし入れた。
 落ちていくスグルの絶叫だけは綺麗に聞き取れ、アオギリは鼻で笑う。海パンを閉じケツを触ると、もぞもぞと動く感触が伝わってきた。
 スグルはうまく動くこともできず、脇以上の悪臭に何度も何度も吐き気を催している。ぴちぴちの海パンと隆起するふたつのケツの山に挟まれ、全身をゴリゴリと揉みくちゃにされ、挟まれては身が軋むほどにすり潰された。全身が痛むがどうなっているかはわからない。視界は真っ暗で、サイドから加えられる力とアオギリのケツの臭いが、スグルの今の全てだった。
 アオギリは再びアクアスーツを着ると自分のケツを大きく叩いた。今のでどうなったかはわからないが、スグルが自分のケツに挟まれ悶絶する姿を想像するだけで心地よく、アオギリは満足げな声を漏らす。

「ま、骨が砕かれるくらいすぐに直してやるよ。だから精々頑張るんだな。しかし、久しぶりにキレちまった。あまりこういうのも良くないな。ガキンチョでも俺の胸に寝かして癒されるとするか」

 アオギリはそう言うと、部屋の外に歩き出す。歩くと伸縮するケツの筋肉によってスグルは今大変な苦痛を味わっている事だろう。

「相手より圧倒的にデカイってのはたまらねぇな。加減ができなくなりそうだ」

 アオギリはいたずらに歯を見せて笑うと、少年を求めて部屋から去っていった。
モライビ   13nice!
<23> Re:アオギリの手持ち 2017年08月27日 (日) 16時01分
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アオギリシリーズの更新ありがとうございます!
圧倒的な力と親父臭さを持ちながら、優しくて広い心を持っているというギャップも含めて、大好きです!
スピンオフなどなど含めて、新作を楽しみにしています!
てるぼうず   1nice!
<24> Re:アオギリの手持ち 2017年08月28日 (月) 22時14分
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感想ありがとうございますー
一度書いたやつなら設定も何も考えなくていいし、二次創作だし、またもしかしたらアオギリさんで書くかもしれません。
荒っぽいけど行動理由は周りを考えたことで、だけど暴走しがちな、そんなアニィが好きですねー
モライビ   0nice!




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