name:道三
Date:2010年08月23日 (月) 22時47分 No.91
「シルヴィア」の感想はこちら
「シルヴィア」の感想はこちらです。よろしくお願いします。
古典的ミステリー短編
O ヘンリーが人格交換というネタを知っていたら恐らくはこういう作品を書いたのではないだろうかと思わせるような後半の切れでした。第3者が新聞を読むって所がいいですね。贅沢を言うなら、あと1000文字ほと冒頭に増やして犬とシルビアの仲の良さとちょっとした諍いとを入れると中段部分が更にホラーになる気がします。(これ、道三氏だから出来るんじゃないかって思っちゃうんですよね、僕には無理だけど)
降参
天然記念狼様、ご感想ありがとうございました。
>古典的ミステリー短編
>O ヘンリーが人格交換というネタを知っていたら恐らくはこういう作品を書いたのではないだろうかと思わせるような
いや、参りました。少々悔しくもありますが、余すところなく見抜かれたようで、素直に「参った」と言いたい気分です。
自白すると、全体としては古典的なアメリカ文学の雰囲気(まさにO・ヘンリー)をイメージして書きましたし、特に後半は古典ミステリー(アブナー叔父・思考機械など)を意識してます。
>あと1000文字ほと冒頭に増やして犬とシルビアの仲の良さとちょっとした諍いとを入れると中段部分が更にホラーになる気がします。
書き上げたことで満足しちゃって、ご指摘のような考えは湧いてきませんでした。確かに作品の頭を膨らませるのはアリですし、そこに事件のタネと同時に平和な日常が描けていれば、中段の異質さが際立ちそうです。
一読でここまで見通されれば、もはやグウの音も出ません^^; 書き手道三と読み手天然記念狼様の勝負は、そちらが一枚も二枚も上でしたね。気分よく白旗を掲げられます。
いつか天然記念狼様を無条件で「ぎゃふん」と言わせるような作品を書いてみたいものです。リアルで「ぎゃふん」言う人みたことないですが――。
ありがとうございました。
読ませていただきました
なるほど、O・ヘンリーをイメージされてたんですね。私は同じヘンリーでもヘンリー・スレッサーのほうをイメージしてました。何となくヒッチコック劇場に登場しそうな、レトロな雰囲気がいいですね。でも、ラストの切なさは胸に染みました。ハッピーエンドとはいえないけれど、これからのシルビアの人生(?)が幸せなものでありますように、と思わず祈ってしまいました。
これから作品投稿する人にプレッシャーかけつつ
まあぷるさん、ご感想いただきありがとうございました。
う〜ん、まあぷるさんから感想頂戴すると、なんかSSFCを思い出してピンと背筋が伸びます^^;
>でも、ラストの切なさは胸に染みました。ハッピーエンドとはいえないけれど、これからのシルビアの人生(?)が幸せなものでありますように、と思わず祈ってしまいました。
ご覧のとおり、後半部ではシルヴィアの心情などを直接書くことは一切していません。全ては読者様任せであり、どのように感じていただいても、それがその読者様にとっての正解です。作者はビクビクしながらご感想を待つしかない状態です。
そんななかでまあぷるさんのように感じていただけたのなら、“小説の登場人物”としてのシルヴィアは幸せ者です。彼女になりかわり御礼を――ありがとうございました。
そうかOヘンリか
他の人の感想読んで気付いた。茶林です。解説を読んで、なるほど、と納得。
ミステリでなくハードボイルドなら、ここから犬と化したシルヴィアの壮絶な復讐譚が始まるところだろう、と思いました。そんなカタルシスも読んでみたかった。
最後の一葉も落ちそうです
茶林小一様、ご感想ありがとうございました。
>他の人の感想読んで気付いた。茶林です。解説を読んで、なるほど、と納得。
いやいや、あくまでそういう感じにしたいな〜と思って書いただけですからね(汗 納得されるようなデキじゃないですからね(大汗
でも書いてて面白くはありました。こういう企画がないとなかなかやる気になれないことですから、いい経験させてもらったと思います。
>ミステリでなくハードボイルドなら、ここから犬と化したシルヴィアの壮絶な復讐譚が始まるところだろう、と思いました。そんなカタルシスも読んでみたかった。
そういうの、ちらっと考えはしました。犬となったシルヴィアが砂を操る能力を身につけ戦うのです。だってボストンテリアだから。
砂が固まってロボットのようになり肉弾戦も出来れば、攻撃されれば完全な砂と化して,斬られても殴られてもダメージを受けない設定です。だからボストンテリアだし。
そうですね、その力を幽波紋と名付けましょう。傍に立って戦うことから『スタンド』と呼んでもいい。なにしろボストンテリア……(以下、延々と)
ありがとうございました。
name:りい
Date:2010年08月28日 (土) 00時46分 No.192
初めまして。
初めまして。
「シルヴィア」拝読させていただきました。
身代わりになったんですね。
その上誰もいなくなってしまったんですね。うう、切ない。
せめてもの救いは、ノアの気持ちが男のおかげで知れたことですね。
ハッピーエンドにしちゃいたい私なんかは、つい男に「ついてくるか?」とか言わせちゃいそうですが、そうならないところがまたしても切なさ倍増。
シルヴィア、これからどこへ行くの?
そう問いたいしめかたでした。
完全おまかせシステム
りい様、ご感想いただきありがとうございました。
>ハッピーエンドにしちゃいたい私なんかは、つい男に「ついてくるか?」とか言わせちゃいそうですが、そうならないところがまたしても切なさ倍増。
先に投稿した天狗の話が、読者様にとって物語りのその後を想像する余地のない書き方(基本的にエンドレスで繰り返す形ですし)にしちゃったので、その反動からか想像する余地ありまくりの話を書きたかったんです。天狗の話と同じような作品を出すのも芸がない話ですしね。
結局、想像する余地を残すどころか、全て読者様の想像に任せた作品になっちゃってます(汗
そういうこともあって、読者様がどんな感想を持たれるのか、ビビリつつも興味津々ではあるのですが、
>シルヴィア、これからどこへ行くの?
>そう問いたいしめかたでした。
りいさんのこの言葉をみて、作者まで切ない気持ちになりました。誰だ、こんな救われない話書いたやつは? 私です、ごめんなさい。
しかしながらりい様のご感想で、ノアもシルヴィアもようやく救われた気がします。ありがとうございました。
name:迅本
Date:2010年09月02日 (木) 23時05分 No.279
悲しい…けど、
こんばんは、道三さま。
「シルヴィア」拝読致しました。
悲しいお話ですね。 ノアの、シルヴィアへの愛情に胸を打たれます。
ただ、私には『救われない話』というよりも、言葉通り『救われた話』、『救いの有るお話』に感じました。
シルヴィアの置かれた状況は残酷なものですが、最後のシーンの後、
不安の只中でも、生きる勇気を持って公園を後にしたように、私には映りました。
とにかく後半の描写が美しく、現在も深い余韻を楽しんでいます。
道三さん、お見事でした。 心に響くお話を、ありがとうございました。
ありがたく頂戴します
迅本様、ご感想ありがとうございます。
他の方へのコメントでも書きましたが、どういう話と捉えるかを全て読者様任せにしてしまった作品です。迅本様のような優しい目で物語を読み、想像を膨らませていただけるとノアもシルヴィアも救われます。
実は私は普段から書きすぎるきらいがありまして、書かないと伝わらないのではないかとどうにも不安になりがちです。どこまでを書いて伝え、どこからを読者様に任せるべきかはいまだ勉強中でして、本作でいただくご意見を参考にして精進しようと思っておりますが、
>現在も深い余韻を楽しんでいます。
現時点での私の技量を鑑みると、これ以上ない褒め言葉を頂戴したかもしれません^^; ありがとうございました。
ババ3枚
>『アメリカの小さな紳士』と呼ばれるボストンテリア
…… が考え付いた[起死回生策] がコレなのですね。 小さな紳士の想いが前半に、切々と胸にきました。
これ、犬じゃなくてお嬢様に仕える若き執事とか召使の少年 とかに置き換えたら悲恋の萌えラブ方面だなぁなんて不謹慎な想像したりして…… 。 いや、いっそ共に逃げろよ、手に手を取って! なーんてツッコンでみたり。 エンタメとして楽しませていただきました。
しかし、犬になったお嬢様。 先行きが思いやられます。 しかもオスイヌだし。 Aのスリーカードというより、ババ3枚って感じ? 野良は無理ですね。 いい人に拾われることを祈っております。
ババ3枚あったら? これで勝つる
梅(b^▽^)b様、ご感想ありがとうございました。
> これ、犬じゃなくてお嬢様に仕える若き執事とか召使の少年 とかに置き換えたら悲恋の萌えラブ方面だなぁなんて不謹慎な想像したりして…… 。
いや〜、私にはその発想はでてこないっす(汗 萌えラブかあ……カツオくんにさりげなくも露骨にアタックする花沢さんも萌えラブでしょうか? えっ、ちがいますか? あいすいません(大汗
>いい人に拾われることを祈っております。
作者もそう願っております。ありがとうございました。
name:招夏
Date:2010年09月09日 (木) 17時14分 No.381
ええええ〜これで終わり?
こんにちは、招夏です。
拝読させていただきました。
あっとゆーまにページ最下行まで読み進み、あれ?次は?次のページは?と探しちまいました。つづき〜、続きが読みたいです〜
これからってところなのに……あ、失礼致しました。すっかり作品に呑み込まれていたので、突然の幕(勝手に決めてるし^^;)に取り乱してしまいました。
面白かったです。
忠犬ぶりもさることながら
こんばんわ、卯月音由杞といいます。
作品を拝読しました。
シンプルな話のようでいて、練りこまれた構成のうまさを感じました。出だしの奇妙な状況、混乱する主人公の感情、突然反転して、語り手も変えてのんびりとした公園の情景(この部分の描写の仕方がお気に入りです!)とさりげない謎の解決の描き方。いい意味でオールドスタイルの推理短編を思い起こさせて、短い中でも力作だなあと感じさせていただきました。
怪談に投稿されるのではなくこのくらいの尺で書かれたのも良かったと思います。この半分くらいだと、犬と人間の入れ替わりと惨劇に物語のポイントが集中してしまって、推理小説的な部分まで書き込むのが難しそうかな、と思いました。なのでこれはこれで、ファインプレーかと!
to招夏様 これはこれでイッパイイッパイっす
招夏様、ご感想ありがとうございます。
>あっとゆーまにページ最下行まで読み進み、あれ?次は?次のページは?と探しちまいました。つづき〜、続きが読みたいです〜
>これからってところなのに……
そうですね、ここから書き続ければエンタメ要素たっぷりの冒険譚かつ成長物語にできそうです……その線で書き続けたらどうなるかをちょっと想像してみたんですが、すげー長い物語になりそうな気が(気後れ
でも、いつか時間を気にせずのんびりと、そういう話を書いてみたいものです。そしてその時、ご縁があってまた読んでいただけるなら嬉しいのですが^^
さらさらと読んでいただけたようで嬉しいです。ありがとうございました。
to卯月音由杞様 バレバレ
卯月音由杞様、ご感想ありがとうございます。
>シンプルな話のようでいて、練りこまれた構成のうまさを感じました。出だしの奇妙な状況、混乱する主人公の感情、突然反転して、語り手も変えてのんびりと した公園の情景(この部分の描写の仕方がお気に入りです!)とさりげない謎の解決の描き方。いい意味でオールドスタイルの推理短編を思い起こさせて、短い 中でも力作だなあと感じさせていただきました。
いや、もう作者の浅はかな狙いは全てお見通しのようですね(汗 なんか全部バレバレで素っ裸にされたような感じ……ハッ、そういうプレイ?(違
まじめな話、天狗の話よりこっちのほうがトリッキーで、短いながら書き手として手応えがあったりします。また、○△の事件簿みたいな古典的な名探偵物が昔から大好きでして、ああいう雰囲気が少しでも伝わったのなら嬉しいです。
> 怪談に投稿されるのではなくこのくらいの尺で書かれたのも良かったと思います。
男が出てくる後半部は、もともと新聞記事の抜粋程度にして読者様を「あっ」と驚かすだけのつもりだったのですが、いまの形にしてよい味が出たように思います。まさに災い転じて福をなすですね!(1000文字に収める技術がなかった、ってことには触れない方向で)
細かい部分まで読み取っていただき、書き手として本望です。この作品をUPして良かったです。ありがとうございました。
拝読しました。
ふと、犬目線での人間社会なんて考えてしまいました。
彼らの目にはどのように映っているか。
自らの体を箱舟にしたノアの、必死の愛情だったのでしょうね。
レンゲ使って食べるのが雰囲気!!
30-06様、ご感想ありがとうございます。
>ふと、犬目線での人間社会なんて考えてしまいました。
ああ、私もよくそんなことを考えますよ。
自分が蟻だったら何を考えるだろう――とか、自分がコピー機だったらどうするだろう――とか、チャーハン食べるのにレンゲ使うの禁止する法律が出来たらどうしよう――とか。最後のはよくわかりませんね。っていうか全体的に妄想三昧の日々です。
>自らの体を箱舟にしたノアの、必死の愛情だったのでしょうね。
一人しか乗れない箱舟です。その舟に誰を乗せるにしても一個の物語だと思いますが、ノアは主を舟に乗せて自らは残るという道を選びました。悲しいかな、いまの作者はノアの行為を真正面から描く腕を持っておりません。いつか技術が伴うようになれば逃げずに書いてみたいものです……って、いつになることかわかりませんけどもorz
ありがとうございました。
感想を連続で書くと
この直前に「新世紀ビジネスドッグ学園」の感想を書いたもので、思わず「犬紙はないのか、発声アプリは?」と思ってしまいましたよ。
冗談はさておき、それらしい言葉はどこにも見当たらないのに、19世紀っぽい雰囲気が漂っていますよね。「シルヴィア」という古風な名前もそうですし、新聞記事の言葉づかいも「恥ずるべき謀議を重ね」なんて、いかにもそれっぽく、細やかな描写が光りました。
男の前夜のギャンブルの顛末を詳しく書いたのは、眼前にひそかに進行している悲劇との対比の意味があるのでしょうか。
この男が私立探偵だったらなどと、つい長編化を想像してしまいました。
犬紙はないです(汗
butapenn様、ご感想ありがとうございます。
>19世紀っぽい雰囲気が漂っていますよね。「シルヴィア」という古風な名前もそうですし、
まず作品を書き上げてから主人公の名前を考えたんですが、アメリカっぽくて古めいた名前を探しまくり、ようやく辿り着いたのがシルヴィアでした。ですがここで力尽き、なし崩しでタイトルも『シルヴィア』に――わりと情けない有様でした。
>男の前夜のギャンブルの顛末を詳しく書いたのは、眼前にひそかに進行している悲劇との対比の意味があるのでしょうか。
>この男が私立探偵だったらなどと、つい長編化を想像してしまいました。
読んでいただく上でのタイミング(伏線からネタバレに至るまでの時間など)とか雰囲気の落差はいつも無意識に測って書いてると思います。野球の投手でいうなら直球で決める前に緩いカーブ見せとくとか、そういう配球みたいなもんでしょうか? 上手くいってるかどうかは別ですけど。
推理物の形式で長編っていうのは私の頭じゃ無理です^^; もうね、キッパリと無理です!!
ありがとうございました。
name:ナノハ
Date:2010年09月19日 (日) 07時07分 No.521
雰囲気を味わえる
「シルヴィア」拝読しました。
皆さんがおっしゃっているように、古典的な雰囲気が言葉のあちこちから感じられ、雰囲気を楽しめました。
後半の視点が変わる部分。無理なく始まり、違和感を覚えるどころか、逆に何が始まるんだろうとわくわくさせられました。非常に見習いたい部分でした。
そして・・・ノアが考え付いたシルヴィアを救う方法に泣けました。一生懸命考えたんでしょうね。これしかないんだ、と。読んでいる側としては一緒に逃げて欲しかったけれど、きっとこれがノアの精一杯だったのでしょう。とても切ないお話でした。
確実な方法はひとつなので……
ナノハ様、ご感想ありがとうございます。
>」後半の視点が変わる部分。無理なく始まり、違和感を覚えるどころか、逆に何が始まるんだろうとわくわくさせられました。
嬉しいです^^ 視点の切り替えは作者都合ですから、少なくとも読者様が負荷を感じないレベルの場面と文章を提供したい、と常々思ってます……うまくいかないことのほうが多いですけどね(エヘヘ
>そして・・・ノアが考え付いたシルヴィアを救う方法に泣けました。一生懸命考えたんでしょうね。これしかないんだ、と。読んでいる側としては一緒に逃げて欲しかったけれど、きっとこれがノアの精一杯だったのでしょう。とても切ないお話でした。
叔父夫婦は屋敷の全権を握っており、すでに殺意も抱いています。もしシルヴィアをなんとか逃がす方法があったとしても、執拗に追われ続けることは目に見えています。
シルヴィアを確実に助ける方法は、『シルヴィアの体』が息絶えてみせることしかありません。ノアはそのたった一つの方法を実践しました。それはノアが精一杯考え抜いた結果であり、そこをナノハ様のように読み取っていただけると、ノアも浮かばれます。
ありがとうございました。
犬種チョイスが肝
道三さん、ごきげんよう。三里です。
拝読いたしました。
2作のうちこちらの方が好みだったのでこちらに。
(体力復活したらもう片方も書きます。ごめんなさいごめんなさい)
第1段のところから、シルヴィアの体がひどい目に会うことは予想できたというか、ある意味、予定調和の美しさを感じていました。
量的にもちょうど良かったと思います。
第2段、第三者の描写で何が起きたか語らせるのは「ふむ」と唸りました。巧い。
だからこその私の我侭を少し。
最後、シルヴィアの描写がもう少し有ればな、と。
もちろん私だけを想定読者とする必要は全くないのですが、好みを伝えますと、情景描写、それも感情的なものを一切排したものだと、もうすごくたまらないです。(涎)(汚ねぇ)
外国語も歴史も大の苦手なので、19世紀アメリカ、と言われてもぼんやりとしかイメージ湧かないのですが、ボストンテリアをチョイスされていたところで文章に色彩が出たというか、ボストンテリアを可愛がるお嬢さま、というのを起点に細かい雰囲気というかそういうものが浮かび上がりました。
あら、うれしや
三里アキラ様、ご感想ありがとうございます。
>2作のうちこちらの方が好みだったのでこちらに。
やあ、これは嬉しいお言葉です。実は作者にとって犬祭に参加した最大の収穫は、『シルヴィア』を書けたことに尽きる、と言っていいほどです。
凄く生意気に聞こえるかもしれませんが私の場合、『天狗』は得意分野であり同じ切り口で同じレベルの作品を年に三作書けると思いますが、『シルヴィア』はたぶん年に一作書けるかどうかなのです(汗
> だからこその私の我侭を少し。
> 最後、シルヴィアの描写がもう少し有ればな、と。
> もちろん私だけを想定読者とする必要は全くないのですが、好みを伝えますと、情景描写、それも感情的なものを一切排したものだと、もうすごくたまらないです。(涎)(汚ねぇ)
いえいえ、おそらく三里様の好みが正解なのだと思います。ラストをやたら短くしたのは、作者としても感情的な表現を排して〆たかったからです(ちょっと入っちゃったかもしれませんが)。
現状のラストであれば、淡々とした情景描写を追加したとしても、まずマイナスになりません(デメリットはほとんどゼロ)。むしろ美里様のような志向の読者方に訴えることができる(+α)のであればそうするべきだったろうと思います。
>ボストンテリアをチョイスされていたところで文章に色彩が出たというか、ボストンテリアを可愛がるお嬢さま、というのを起点に細かい雰囲気というかそういうものが浮かび上がりました。
私もまずその絵柄を思いつき、魅力とポテンシャルを感じた故に書きはじめた作品です。ですのでこのようなご意見がいただけると、「私のセンスや志向も論外ってわけではなさそうだ」と安心できます。
ありがとうございました。