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[236] 海からの冒険
たぬっき - 2006年06月21日 (水) 15時07分

「くぁ〜!眠い!もうひとねむりでもしよ〜っと!」
昼食をはさんでまた眠ろうと言うピンク色の生物はカービィという。これまでたくさんの冒険をし、プププランドの平和を
救ってきた。また、お腹の中はブラックホールだと言われるほど
大食い。よく寝る。部屋は汚いと言ったある意味最強な生き物である。
もう一眠りさめたら夜だった。そこで夜食をとる事にした。
「ラーメンにはやっぱ塩でしょ!」
得意な料理はラーメン。塩味が一番すきならしい。
ラーメンを一口食べると、
「ん〜!うまい!今日は塩がちょうどいい!」
そのとき。窓から流れ星が見えた。白く光って、大きい。
カービィはラーメンを吸い込んで皿まで飲み込んで、
外に出ると流れ星が流れてゆく方向に走った。


10分ほどたったころ、カービィは海まで来ていた。
波の音が気持ちいい。でもカービィは今は忙しくて波の音なんて聞こえてはいなかった。ところが。
流れ星は空高く上がっていって消えてしまった。おかしい。
カービィが上がってゆく流れ星を見ていたとき、
カラン。と音がした。何かと思って地面を見てみると
ビンが転がっていた。中には手紙が入っている。
「なんだろ?」
カービィはビンのふたを開けようと力いっぱい引っ張った。
キュポン。空いたのは空いた。でもカービィの頭に直撃。
頭をこすりながら手紙を読んでみた。
「-このお手紙を読んでいる方へ-
この手紙を読んでいるあなたは、きっとすごい力を秘めていると思います。そして私たちの世界を救ってくれると思います。
助けてください。その力で私たちの世界を。私たちを。」
カービィが手紙を読み終わったとき、何かの影がカービィのほうに向かって走ってきた。その影はいったん止まり何かを拾って
その何かを読んだ後影はまたカービィのほうに向かって走ってきた。近づいて分かったが、その影はリック、クー、ナゴの
影だったという事が分かった。
「カービーーーーィ!」
「リックゥ!ナゴォ!クーーー!」
お互い必死に叫んで、リックたちはカービィに追いついた。
「どうしたの?みんな。」
「僕たちは流れ星が流れていくのを追ったら海に着いたんだ。
そしたら流れ星は見えなくなって、その後この、このビンを見つけたんだ。その中には紙が入ってたから読んでみたんだ。
読み終わったときクーがカービィの事を見つけたんだよ。」
「なんて書いてた?」
「助けてくれって。」
「僕もそう!」
カービィはそういって手紙を渡した。
「同じだ!」
「何一つ変わってない。」
「それじゃあつまり、カービィと僕たちは呼ばれてる!」
「助けに行かなきゃ!」
「でもなぁ、」
クーが口出しする。
「その場所も知らないのにどうやっていくんだ?行き先も知らない。どう行けばいいかも知らないのにどうやっていくんだ?」
「それもそうだね・・・。」
カービィは無理に笑い顔を作った。
そんな事をしていたとき、どこからともなく声が聞こえた。
「助けてください。私たちのことを・・。」
そして、目が見えなくなるほどの光が差した。
カービィたちはその中に吸い込まれていった。



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