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[21] 同人誌「あなたがすき」山本道子・著(遺作)
やすみせりう - 2003年10月19日 (日) 16時37分

同人誌「あなたがすき」山本道子・著作

この本は11月3日のJガーデンの「グリーンアップルロード」のサークルスペースで委託販売をします。
また、11月23日の京都「Jフェスティバル関西」でもサークル「スペースボール」(多分…)さんで見る事ができます。

今回は上記のちょっと私的関係なことをここに書きます。
このご本との出合いは、私の古くからの通販読者の方からのお手紙がきっかけになります。
今年の5月頃に通販常連様あての限定ペーパーに私が個人的な落ち込み気味な内容を書かせて貰ったのです。
人数も多くないし、とても古くからの常連さんがほとんどなので、時々甘えて書かせてもらうのです。
その後、色々お返事も頂いたのですが、その中のTさんという方からのお手紙がとても気になる内容でした。
(もっとも色々な方の個人的な気になるお話は時々頂くわけなのですが、それはおいといて)

Tさんは少し前に11年間文通を続けていた御友達を亡くされました。原因はうつ病の末、自ら命を絶たれたそうです。
長いおつきあいの中で、何度も死にたいという内容があったものの、手紙で励まし、直ってはまた…というような繰り返しもあったそうです。ですがその訃報は「もう大丈夫」という返事を貰った矢先の出来事だったそうで、大変ショックで落ち込み「もしかしたら私がもう少し気にかけていたなら」「もっとできることがあったかもしれない」と随分悩まれて今も少し辛いという内容でした。
それでこの8月に私の新刊案内を出した時、Tさんから「以前手紙に書いた友人が書いた作品を本にして発行しました」というお返事が来ました。Tさんと御友人(山本道子さん)はある創作サークルの会報で知り合い、山本道子さんはジュネ系の小説を趣味で書かれていて、よく作品を送ってくれたりしたそうで、同人誌もいつか出してみたいと願ってらしたそうなのです。
それでTさんは手元にある貰ったコピーなどから原稿をおこして、せめて故人のためにできること、と山本道子さんの作品「あなたがすき」をご自分で発行されました。

私は大変興味があり、これも何かの縁なので、その本を通販して欲しいとお便りしたところ、すぐに進呈して下さいました。
私自身は「山本道子さん」のことは、それからのやりとりの手紙でしか知らないのですが(色々辛い境遇であったようです)
ですが、「Tさん」は私にとって、古くからの読者であり色々感想も頂きましたし、今まで私の本を買い続けて下さったことで励まされてきましたので、私にも何かTさんの為にできることをしたいと思い、今回委託販売をさせて貰うことをお願いしました。

そんなとこで縁を持つことになったこのご本。上記イベントに行かない方や、私の御友達関係にある方などで、
もしご興味のある方がいらしたら、一度、お問い合わせ下さいますと嬉しいです。

物語はA5・42P・¥400(本のみ価格)
文字は1段書きで字もそれほど多くなく、読みやすい短編です。
物語あらすじは【裕二はいつも公園で見かける儚げで遠い目をした男性に恋をする。どうしたら深い悲しみに沈む彼を現実の世界に引き戻せるのだろうか… <年上の男性に抱く少年の切ない淡い恋心を繊細に描いた作品です>】(預かった本の帯の文句より)

私の読後感想としては、主人公の少年の心底にある繊細な心が書かれてあり、何か気になる、読んだあとカケラが少しどこかに残る作品です。ただ事情を聞いているからなのか、作者自身のことが少し反映しているのかもしれない、とも思わせます。少し。

どんなに感想を述べてもこの作者はもうこの世にいません。ですが残された者への言葉はやっぱり必要だと思います。どんなに辛くても命をたつ前に、身近な人のことを思って欲しいと思います。自分は苦しみから逃れられても、その荷物は後の人に必ず置いていくということです。自ら死ぬ人間にとってはせっぱ詰っていては考えは及ばないかも知れませんが、それは同じ苦しみを誰かに置いて逝くのだと、それまでの間に心のどこかにおいて欲しいと思います。
そして、その故人への思いで作られた本は、出来上がったことだけで、もう充分な供養になると思います。
ただできればそこに存在するだけではなく、やはり誰か多くの人の手に渡って読んで貰うのがいいという気がするのです。
作品っていうのは、やっぱりそういうものではないでしょうか。

尚、Tさんには、私がここに書くことは了承して頂いています。
(ネット環境があるかどうか、書いた文章までは多分見て貰ってませんが…。)



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